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【人外/和風ファンタジー】黄金の狐神は最強の助っ人兼恋人
written by 松平蒼太郎
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公開日2024年07月15日 21:20 更新日2024年07月15日 21:20
文字数
1643文字(約 5分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
狐神
視聴者役柄
巫女
場所
某所→狐の棲家
あらすじ
凶悪な怨霊と対峙していた貴女は、その強大な力によって追い込まれていた。絶体絶命という状況の中、黄金の毛並みを持つ狐が貴女を助けに現れて…?
本編
(巫女である女の元へ歩み寄る)


ふむ…巫女殿。余の力が必要か?必要なら手を貸してやってもよいが?


ここにいるのは当然であろう?恋人の危機に駆けつけるのは同じく恋人である余の役目。それによく言うであろう?主役は遅れて登場するものだと。


しかしまぁ…あんな禍々しいものは、余も初めて見た。あれはもはや怨霊という域を超えた別のナニカだ。残念ながら、今のそなたでは祓えそうにないな。


ふふ…まぁ、そう怒るな。だからこその余であろう?余は伝説級の狐…あんなもの、恐るるに足らん。


勝算?それは違うな。余がここにいるということは、それすなわち、勝ち確だ。たとえ相手がどれほど化け物であろうと関係ない。余こそ、この世界をあまねく照らす救世主なのだから。


さぁ、立つのだ。そなたは余が認めた女。余がそばにいるだけで、そなたは完璧で究極の巫女になれる。あのような醜悪極まりない存在など、一瞬で祓ってやれ。


うむ。その意気だ。それでは余も少しばかり力を貸してやるとしよう……そこの何かわからない化け物も覚悟するのだな?


(強大な怨霊を祓い終える)


お疲れだったな、巫女殿。やはり、余が見込んだ女なだけはある。


(倒れ込む彼女を支える)


おっと…どうした?急に倒れ込んで…余に甘えたくなったか?


ふふ…そうか、疲れただけか。ならば、ゆっくりできるところへ案内しよう。余にしっかり掴まっておれ。


(お姫様抱っこし、彼女を自身の棲家へ案内)


着いたぞ。ここが余の棲家。どうだ?余にふさわしい、豪勢な邸宅であろう?


ふふふ…先ほども言ったであろう?余は伝説級の狐だと。邸宅が大きいのも当然。何を驚くことがある?


さ、このまま降ろすぞ…余の膝の上にな。


(彼女をそのまま自分の膝の上に降ろす)


とても良い景色であろう?余の膝の上から見る庭の景色…そなたにだけ、特別だぞ?


ふふ、愚問だな。そなたが余にふさわしい女子(おなご)であり、余もまた、そなたにふさわしい男子(だんじ)だからだ。


愛する女子(おなご)に美しい景色を見せるのは男子(だんじ)として当たり前のこと。疑問など挟む余地もない。


…何?そなた、己の気高さを理解していないのか?


ならば言って聞かせてやろう…そなたはそこらにいる凡庸な女子(おなご)どもとは違う。己自身より、他者の意志を守り、尊重する…それだけですでに普通の女子(おなご)とは異なる。


妖も人も神も、すべてを平等に救おうとするそなただからこそ、余は惚れたのだ。己の心の声に従い、誰かのために戦う…そんなそなたに、余は心から敬意を払う。


少々、猪突猛進なところもあるが…それもまた未熟さゆえの美しさ。その未熟な部分は、これからも余が補ってやろう。余は伝説級の狐なのだから。


ふふ…そうやって意地を張るところも、年相応で良いではないか。まったく愛い奴め…よしよし…


(頭を撫でる)


光栄に思え…膝枕だけではなく、余に頭も撫でてもらえるのだからな…このようなことをするのは、そなたにだけ。余の身体はそう安くはないぞ?


あぁ、そうだ…撫でるだけでは、そなたも満足せぬであろう?余の尻尾で身体を包み込んでやる…


(大きな尻尾で彼女の身体を包み込む)


さぁ、しかと堪能するがよい…余の黄金の毛並みの感触を。


ふふ…なかなか良い顔をするではないか。そなたの癒しに包まれたその顔こそ、余が見たかったもの…やはり、余の見込んだ女よな。


そなたはいつも人のために頑張っておるからな…今日くらいは、自分のために身体を休めてよいのだ。他の者が許可しなくても、余が許可してやるぞ。


うむ…余の決定は絶対だからな。何者にも覆すことなどできぬ。余が休めと言ったら、休むのだ。よいな?


うむ、それでいい…特に今日はあのようなおぞましいナニカと対峙したのだ。余計に休み、余に甘えるべきであろう。


そなたは余の宝物だからな…これからももっとたくさん、輝いてもらわねば。今はそのための休息だ。


ふふ…いやにまぶたが重そうだな?このまま眠ってもよいぞ?余の最高級膝枕で、安眠間違いなしだ。


無論だとも。そなたにならば、膝の一つや二つ、いくらでも貸してやる。安心して、眠りに落ちるとよい。


あぁ、おやすみだ、巫女殿…良い夢を。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【人外/和風ファンタジー】黄金の狐神は最強の助っ人兼恋人
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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