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【冷笑系×煽り】かつて何度も剣を交えた敵騎士が国外追放となった姫騎士を拾う話
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 騎士
  • 異世界
  • クズ系
  • 勧誘
  • 敬語
  • 煽り
  • 暴力描写あり
公開日2026年05月30日 05:31 更新日2026年05月30日 05:31
文字数
1696文字(約 5分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
騎士
視聴者役柄
姫騎士
場所
某所
あらすじ
貴女はとある国の王子に仕える姫騎士であったが、突如、彼に国外追放を言い渡されてしまう。絶望のさなか、雨に打たれることしかできなかった貴女の前に、敵国のライバルともいうべき騎士の男が現れ、貴女を飼い犬にしてやると迫ってきて…?
本編
【指示表記】
()ト書き
[]SE
☆その他指示


【本編】

(土砂降りの雨が降る)
[雨音]

☆小馬鹿にしたような口調で

おや?おやおや?

そこにいるのは…我が仇敵の姫騎士ちゃんじゃあ、ありませんか。

どうされました?こんな雨の中で佇んで…お身体にさわりますよ?

ふむ…いつもの覇気がありませんね。貴女らしくもない。

ふふ…今はお前の相手をしてる暇はないと?

それはそれは……もしかして捨てられました?

この世で最も敬愛する、王子様に♡


(胸倉を掴まれる)
[衣擦れ音]


おっとっと…いきなり胸倉掴まないでくださいよ。
服が伸びちゃうじゃないですか。


(彼女の手を払いのける)
[衣擦れ音]


はぁ…しっかし、分かりませんねぇ。

どうして貴女ほどの優秀な騎士が、あんなクズに仕えてるのか…

いやはや、全くの理解不能だ。

ふふ、この世には不思議なことがたくさんあるものですねぇ。


(剣を突き付けられる)
[剣を鞘から抜き払う音]


まぁまぁ、落ち着いてください…

今は貴女と戦う気はありませんから。

えぇ。むしろ、お誘いに来たんですよ…

…僕を、新たな主として迎え入れませんか?

いえいえ、冗談などではございません。

あんなクズ王子より、僕の方がよっぽど
主にふさわしいと思いますけどねぇ。

だって…捨てられたんでしょう?貴女…

国で一番、王子から寵愛を受けていた姫騎士…

しかし、そんな貴女も今や、その王子に国を追われる身。

彼、他に新しい女をそばに置いてるんでしょう?

新たに好みの女騎士が現れたから、貴女を捨てる…
まさにクズの所業。

彼に忠誠を尽くし、時には身体まで捧げて…
最終的には国外追放。実に空虚な人生じゃありませんか?

えぇ、わかりませんねぇ…負け犬の気持ちなど、これっぽっちも。

たしか貴女は、彼の番犬を自称していましたね?

いかがです?首輪を外され、外の世界に放り出された気分は?

もし、耐えられないというのであれば…僕が飼って差し上げますよ?

えぇ、何度でも勧誘します。

貴女の実力は誰よりも知っているつもりですから。

ふふ、当然でしょう?貴女とは何度も剣を交えましたので。

僕であれば、貴女を上手く使いこなしてみせますよ?

貴女の自尊心もプライドも…すべて満たして御覧に入れます。

☆ドスの利いた低い声で

だから…いつまでも悲劇のヒロインヅラしてんじゃねえぞ。

俺が認めた女は、そんな腑抜けじゃねえはずだぞ、こら。


(咳払い)
☆元の声に戻して


おっと、これは失礼。つい本音が…

おや、どうしました?まるでお化けを見たような顔をして…

ふふっ、さぁ?それはどうでしょう?

僕も一応男なんで…ちょっと荒っぽい側面は出るかもしれませんね?

…えぇ、かまいませんよ。

最初から言葉で説得できると思っていませんでしたの、でっ…!


(剣の柄を使った打撃を加える)
[打撃音]


…僕の勝ち、ですね。

あいにく、コンディション最悪の女騎士ごときに負けるはずないので。

さて…約束通り、僕の飼い犬になってもらいましょうか。

僕の飼い犬になって…あのクズ王子に復讐してやりましょう。

…本当は彼が憎いんでしょう?

あんなに尽くして、仕えたのに…全くもって不条理そのものだ。

このどうしようもない不条理、理不尽…

これに抗う勇気が、貴女にありますか?

もし、悲劇のヒロインで終わりたくないのなら…
僕と共に来てください。

僕が貴女を狂犬に育ててあげます…元飼い主に噛みつけるような、狂犬に。

☆再びドスの利いた低い声で

どのみち、お前に選択肢はねえよ。

つべこべ言わず、ついてこい…二度と負けさせてやらねえから。

☆元の声色に戻して

ふふ、ようやく尻に火が付きましたか。

とても良い顔つきになりました…目に力もこもっています。

えぇ、約束は守ります。

必ずや貴女を、最凶の騎士に仕立て上げてみせます。

もし、僕のことが気に入らなかったり、
役に立たないと感じた場合は、喉元を
食いちぎっていただいてかまいません。

ふふ、いいですね。貴女のような、負けん気の強い女性は好きですよ。


[雷鳴が鳴る]


では、そろそろ行きましょうか…

いいかげんずぶ濡れですし、
このままだと雷に打たれてしまいそうですから。

…無論です。飼い主である以上は、責任もってエサを与えますよ。

物理的な食事もそうですが…
愛情という名のエサも必要でしょう?

少なくとも、今の貴女には…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【冷笑系×煽り】かつて何度も剣を交えた敵騎士が国外追放となった姫騎士を拾う話
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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