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高嶺のお嬢様が、オタクの僕にお願い事を。
written by チョンマー
  • 学校/学園
  • ギャグ
  • お嬢様
  • オタク
公開日2024年09月29日 21:40 更新日2024年09月29日 21:40
文字数
2082文字(約 6分57秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お嬢様
視聴者役柄
男子高校生
場所
学校
あらすじ
僕のクラスにはお嬢様がいる。

お金持ちの家に住んでいて、眉目秀麗、成績優秀。
まさに高嶺の花といえるような存在だ。
オタクの僕には、全く接点などあるはずもない。

そんな彼女から、突然声をかけられて……。
本編
あの、ごめんあそばせ。

突然、話しかけてすみません。その、貴方にお願いがあるのです。


そう、貴方にです。
他の殿方には、お願いできないのです。同じクラスの貴方にしか、お願いできないことなのです。


そうですね、まずは事情を話しましょう。


私、これまでいわゆる女子校、お嬢様たちの通う学校で過ごしておりました。
けれど、高校生からは、少し私も思うことがありまして、こうして殿方と一緒の共学の学校に通うことにしたのですが……。

どうにも、私、他の人とは違う環境で過ごしていたため、なのでしょうか?
世間に疎いところがあるようなのです。

はい、お恥ずかしい話です。
特に、殿方の……感情がよく分からなくて、殿方との人づきあいがうまくいかないのです。


そこで、ご友人に相談したところ、殿方の気持ちを探るには、殿方の好むものを探るといいとお聞きしまして。
そして、そのご友人からは、こういうものをお借りしました。


はい、ラノベ? というものです。
殿方は、好んで読むとお聞きしたのですが。


全員がそうではない……。
ですが、貴方は読んでいるとお伺いしましたが、違っていましたか?


そうですか。それなら安心しました。

このラノベには、男の人の妄想が詰め込まれている。
つまり、殿方の好きなこと、好きなものが入っていると、ご友人から聞きました。


はい、内容としては面白かったです。
現実ではありえない展開に、思わず笑みをこぼしてしまいました。
既に2巻も買っているのです。読むのが楽しみです。


すみません、話がそれました。
その、聞きたいことというのが、この作品の中にある描写について、殿方から意見を頂きたいと思っていまして。
この作品を他に読んでいる殿方は、貴方だとお聞きしたので。


貴方はすでに全巻読んでいるのですか?
さすが、ですね。


でしたら、貴方に聞けば、答えは得られたも同然ですね。


時間はそれほど取らせるつもりはないのですが、今お聞きしても大丈夫ですか?


ありがとうございます。

まずは、このページ。
主人公が、女性からありとあらゆる悪口を言われているにもかかわらず、嬉しそうにしている場面。
こんなにもひどい言葉、誰しも傷ついて当然だと思うのですが、なぜ嬉しそうなのですか?


教えてください。
貴方なら、理由もご存じでしょう?


好きな女性なら、どんな言葉でも嬉しい?
それに、この女性の悪口は、愛情の裏返し……。

そう、なのですか?
殿方の男心というのは、本当に難しいですね。


では、次です。このページ。
後輩の女の子からの様々な愛の言葉を、すげなく受け流している主人公。
どうして、彼女の気持ちを受け止めてあげないのでしょうか?
私には、どうにも不義理に思えてしまって。


これも、お互いに冗談半分で言い合っているだけ。
主人公は後輩の気持ちも分かってるし、後輩も受け止めてくれてるのは分かってる……。


男心がさらに分からなくなりました。
いや、それだけじゃないですね。この後輩のことも、よく分からないです。
愛の告白というのを、冗談で言うなんて……。
けれど、それも私の知らない価値観なのでしょうね。


そして、最後です。これが一番分からないのです。
はい、このページ。
ヒロインが、頑張った主人公にご褒美、何が欲しいと尋ねるシーンです。
これを聞いた主人公があまりにも、動揺しているので。

ご褒美って、つまりはプレゼントのことですよね?
どうして、これほどまでに動揺しているのです?
それに「女の子が何でもしてあげるなんていうんじゃない」なんて叱っていますけれど。
嬉しいことのはずですよね? どうして叱っているんですか?


……どうして答えてくれないんです。
難しい、質問なのですか?


プレゼント以上のことを求める人もいるから?
プレゼント以上とは、なんでしょう? 


えっ、体って……。
肉体労働とか、人手とか、そういう意味ではなくて?


――っ、なる、ほど。そういうこと、だったのですね。
殿方はその……若いうちは、そういった欲が強いというのは、私も存じています。
殿方にとって、一番のプレゼントは……そういうもの、ということなのですね。

初めて、男心が分かった気がします。


貴方も、そう、なのですか?


と言いますのも、この頼みを聞いてくれたお礼に、私にできることなら、何でもお礼をすると、そう言うつもりでしたので。


顔が、真っ赤。
確か、この作品の主人公も、この言葉を言われた後で赤面していましたね。


ふふっ、ごめんなさい。
少し、分かってきたみたいです。殿方の気持ち。そして、そういった殿方と関わる女性の気持ちが。


また、お話したいです。今度は2巻も読んできますので。
せっかくなら、今度はこの作品についての感想を語り合いませんか?
もしかしたら、また気になるシーンについて、質問するかもしれませんが。


本当に、僕みたいなオタクでいいのか?
オタク、というのがどういうものなのかは、きちんと存じていませんが、殿方の妄想にお詳しいのでしょう?
でしたら、私が見分を深めるのにちょうどいい相手ですので。


それに、殿方と……友達になってみたいですし。

いいのですか? ありがとうございます!

では、明日。明日までに2巻を読んできます。
時間は放課後に。
また、お話ししましょうね!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
高嶺のお嬢様が、オタクの僕にお願い事を。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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