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【ファンタジー/バトル】クールな降三世明王から贈られた口下手な励まし
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 励まし
  • 明王
  • 戦闘
  • クール
公開日2025年09月13日 09:41 更新日2025年09月13日 09:41
文字数
857文字(約 2分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
降三世明王
視聴者役柄
場所
時空の狭間
あらすじ
自らの煩悩が生み出した黒鬼により、時空の狭間に取り残された貴女は、永遠の孤独をこれでもかと噛み締めていた。しかし、そんな何もない所に、一筋の光が差し込んで…?

※降三世明王…東方を守護する明王。過去・現在・未来を自由に行き来できる。当然、その間に存在する時空の狭間にも。口数は決して多くなく、無愛想に見えることも少なくないが、誰よりも率先して人々を救いに行くヒーロー気質の高い男である。
本編
降三世明王(こうざんぜみょうおう)、参上。


おい…アンタ、大丈夫か?時空の狭間に取り残されてるみたいだが…


…なるほど。自分のいた時間軸が分からなくなった、ということか。


とりあえず落ち着け…落ち着いて、胸に手を当てて考えてみろ。


どうしてこんな状況に陥ったのか、落ち着いてな…


(彼女の身体から顔の見えない黒鬼が現れる)


…出たな。お前が彼女を迷わせていた者の正体か…黒鬼。


くだらんな…たとえ彼女の心がお前を作ったのだとしても、彼女を縛り付けていい理由にはならない。失せろ。


(黒鬼を一撃で消滅させる)


…終わったぞ。大丈夫か?


ようやく正気に戻ったか…もう安心だ。アンタを支配していた黒鬼は俺が調伏(ちょうぶく)した。何も心配は要らない。


…元の時間に戻るのが、そんなに怖いか?


アンタ自身、自分の時間を取り戻すことに、恐れを感じているように見えるが…


…そうか。だが問題はない。なぜなら、アンタは強いから。


強いさ。アンタが自身に取り憑いている鬼を外に出していなければ、俺とて手の出しようがなかった。


自分の弱みを曝け出す…それも人としての、立派な強さだ。


その強さがあれば、アンタは元の時間に戻っても、しっかりやっていける…少なくとも、俺はそう信じている。


あぁ、そうか…自己紹介がまだだったな。


俺は降三世明王(こうざんぜみょうおう)。東方を守護する明王にて、煩悩を調伏する役割を担っている。以後、お見知り置きを。


礼には及ばない。明王として、当然のことをしたまでだからな。


…そろそろ行くか。もうここに用はないだろう?


あぁ…手は握っててやる。アンタもしっかり掴まってろよ。


(元の時間に戻る)


…戻れたな。後は自分で帰れるな?


あぁ。困ったことがあったら、いつでも来い。俺は常にこの寺で待っている。


気にするな…この寺は女人禁制ではない。


男でも女でも、救いを求めるならば、誰でも出入り可能だ。だから、遠慮しなくていい。


…構わない。最後にアンタの背中を押してやる。


(一息おいて)


…アンタは強い。この苦しみ溢れる現世も、きっと乗り越えていける。


己の強さを信じて、頑張っていけ。俺はいつでもどこでもアンタを見守っているからな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ファンタジー/バトル】クールな降三世明王から贈られた口下手な励まし
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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