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【ヤンデレ吸血鬼…終の棲家】ようやく見つけた安住の地
written by 葛葉 茉白
  • 喧嘩
  • 嫉妬
  • 甘々
  • 恋人同士
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 吸血鬼
  • 俺様
公開日2021年07月16日 00:11 更新日2021年07月11日 01:27
文字数
1715文字(約 5分43秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレ吸血鬼
視聴者役柄
人間の彼女(同棲中)
場所
自宅
あらすじ
【あらすじ】
ヤンデレを覚醒させてしまった吸血鬼。
その嫉妬に狂う自分に戸惑う。それを見て自分のするべき事を考える彼女…
そんなふたりの元に一通の手紙が届く。
彼は気にする必要はないと言うが…
彼女はそんな彼の背中を押す。
そして終の住処を見つけた2人…

ヤンデレ吸血鬼シリーズになります。
シリーズとしても単話としてもどちらでも使えます。

☆ヤンデレ吸血鬼シリーズ
【吸血鬼×ヤンデレ】姿を変えても…ヤンデレ吸血鬼の愛
【吸血鬼×出会い】吸血鬼が拾った花嫁…
【吸血鬼×目覚め】嫉妬で病んでいく
【吸血鬼×覚醒】ヤンデレが覚醒する

☆吸血音がYouTube等ではR指定になり広告等がつかない場合がありますので、ご使用の際にはお気をつけください。

《ご挨拶》
初めまして拙い本を手に取って頂きありがとうございます。

《朗読して下さる演者様へ》
話の本筋が変わらないアレンジや言い回しの変更は演者様にお任せします。
文字と読み言葉では違いが出ますので、その辺に関しましても演者様のやり易い方向でお願いいたします。

作中内のSEもあれば付けていただいて、無ければ飛ばして大丈夫です(話の流れで必要な部分のみ表現して頂ければOK)
本編
ト書の種類
【 】 場所、シーンチェンジ、SE:指示
( ) 心情、行動、呟き
【()】彼女の心情、行動

~~~本編~~~
【自宅マンション】

なぁ…そろそろ学校辞めない?

どうしてって…そろそろ限界…
こうやって二人で居てもどうしても頭の中に生徒や他の教師がお前を見てるのが浮かんで来て…

【SE:ベッドで彼女を組み敷く】
こうして常にお前を押さえ付けておきたくなるんだ。

わかってるだろうお前だって…
俺がどんな気持ちでいるのか…
そうやって優しい顔で俺の名前を呼んでも無駄だぞ…

もう嫌なんだ…
他の奴がお前の名を呼ぶたび、お前を見るたび、俺の心が叫び出しそうになるのを抑えるのが…

仕事とはいえ、お前のその優しい笑顔や声を他のやつに向けられるのも…
嫌だ…

わかってる。仕事であってそこにはそれ以上の感情が無いことも…
お前にとって俺しか居ないことも…

それでも…嫌なものは嫌なんだ。
嫉妬で自分の心が壊れそうになる…
こんな気持ちを持て余す自分も…嫌だ。

その度にお前の血を吸い、起き上がれなくなるまでお前を抱いても…それでも足りなくてすぐにまたお前を求めてしまう。

そしてお前は何も言わずにそれに答えてくれる。
お前だってもうギリギリなのに。
それを分かってるのに止められないんだ。

もう二人だけの世界に帰ろう。
出会った頃のように屋敷に帰って…
朝も昼も夜も…
二人だけで…俺はそれだけでいいんだ。
お前さえ…居れくれれば他には何も望まない。

【SE:引き出しの開く音】

その手紙は…お前読んだのか?

そうか…ルーマニア語だから読めないよな(苦笑)
手紙の主は古い友人だ…

頼み事をしてきたんだが断ろうとも思ってる。俺はそんな柄じゃないから。

俺が断ったらきっと他のやつに頼むだろうさ。

そろそろ起きて学校へ行く準備をするか…
でないとこのままお前をベッドに縛り付けそうだ。

なんだよ…ほら起きないと…
今日は休む…?
どうして…さっきの事ならまだ大丈夫だ。
ちょっとしたヤキモチだ。

って…ダメだな…もう隠せないか…
最近はお前の方が上手(うわて)だな…
俺よりも俺の事をわかってる。

今日はこうして一日ベッドで過ごすか?
たまにズル休みしてもいいだろ(笑)

こら抱きつくな…
馬鹿…好きとか耳元で囁くな…

そんなに可愛いこと言うと抑えられなくなる。
夕べだってお前が気を失うほど愛し合ったのに…

…ほんとにお前って女は…
変われば変わるもんだな…
出会った時は泣いてばかりでどうしようもなかったのに…強くなった。

手紙の内容?
それは…断ると言っただろ。

そろそろそのうるさい口は塞ぐぞ…
そんなに優しい顔してうなじを差し出すな…ばーか(笑)

【吸血開始】
(吸血シーンは演者さんにお任せします。台詞を切なげに囁くように色気たっぷりでお願いします)

愛してる…

どこにも行かないでくれ…

頼む…

お前しか…いないんだ…

【吸血終了】
そのままフェードアウト

【シーンチェンジ】

【ヴァンピール店内】
【SE:軽いジャスの音楽】

いらっしゃいませ。
あちらのテーブルにどうぞ…

~~~回想(一人語り)~~~

結局、俺は古い友人の頼みを引き受けた。
それは「ヴァンピール」のマスターになる事。

ここは遠い昔から吸血鬼がマスターを務める異世界と人間界の真ん中にある異空間を漂うBAR…

あいつの一言で俺は今この店のカウンターに立っている。

~~~回想終了~~~

【SE:ドアの呼び鈴】
さぁ、最後の客も帰ったし店じまいだ。

片付けは使い魔に任せて…お前も慣れない仕事で疲れただろう。

おいで…奥で休もう…

幸せ?
急にどうしたそんな事を言うなんて…

俺はお前と二人で居られるならどこでも幸せだよ。

ここならお前に色目を使うやつらも一喝出来るしな…

でもお前こそよかったのか?
夢だった先生の仕事をあんなにもあっさり辞めて?

ばーかそんな事言うなよ。
夢より俺が大切とか…照れくさいだろ(笑)
ずっとこの空間で誰にも邪魔されず二人で居られるなら何百年でもこの店のマスターをやってやる。

色んな悩みを抱えた奴がこんなにいるなんて知らなかったしな…
何?お前はそのパートナーの相談役をするって(笑)相変わらず優しいな…
ここでも先生をするつもりか(笑)

そうだな、俺たちは俺たちなりに出来ることがあるはずだ。

迷ったり、悩んだりしてるヤツらの拠り所になればいい。
お前と二人ならやって行ける。

ずーっと二人でな…愛してる…
この先もお前だけ…いればいい。

ここがようやく見つけた俺たちの安住の地になる。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ヤンデレ吸血鬼…終の棲家】ようやく見つけた安住の地
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
葛葉 茉白
ライター情報
初めまして台本を手に取って下さりありがとうございます。
葛葉 茉白(くずのは ましろ)と申します。

シナリオの書き方を勉強中の為、読みづらい点が多々見受けられると思います。
また語彙や言い回しも同様なのでその点を了承の上読んで頂ければ幸いです。
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