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【彼女依存型ヤンデレ彼5】全ての始まりはあの雨の日だった…
written by 葛葉 茉白
  • 喧嘩
  • 嫉妬
  • 同棲
  • カップル
  • 恋人同士
  • OL
  • ヤンデレ
  • 元カノ
  • メンヘラ
公開日2021年07月21日 00:11 更新日2021年07月20日 09:35
文字数
2262文字(約 7分33秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレメンヘラ依存症彼氏
視聴者役柄
冷静な塩対応彼女
場所
自宅
あらすじ
【あらすじ】
彼女依存型メンヘラ彼氏第5話
どうしてそういう風にしか人を愛せなくなったんだろう。彼の過去になにが?そして二人の出会いも…
全てそこから始まっていた。

こちらの台本はシリーズ全6話になっておりますが4.5.6話を除いて単話でもご使用出来ます。
4.5.6話についてはストーリーが連動している為、単話でのご使用はお勧めしません。

《ご挨拶》
初めまして拙い本を手に取って頂きありがとうございます。

《朗読して下さる演者様へ》
話の本筋が変わらないアレンジや言い回しの変更は演者様にお任せします。
文字と読み言葉では違いが出ますので、その辺に関しましても演者様のやり易い方向でお願いいたします。

作中内のSEもあれば付けていただいて、無ければ飛ばして大丈夫です(話の流れで必要な部分のみ表現して頂ければOK)
本編
ト書の種類
【 】 場所、シーンチェンジ、SE:指示
( ) 心情、行動、呟き
【()】彼女の心情、行動

~~~本編~~~

君には僕の全てを知っていてほしい。
そう思ったんだ。
どうしてこんな風にしかひとを愛せなくなってしまったのか…
どうして働きたくないのか…
昔ね…

~~~過去回想(元カノ編)~~~

【元カノとの会話】
今日は何処に遊びに行ってたの?
楽しかった良かったね。

一人は嫌ってどうして?
僕は仕事に行かなくちゃ行けないんだから、昼間一人になるのは仕方ないでしょ?

なに?あぁあれが欲しい?
えっ?ここに遊びに行きたい?
いいよ君の好きにして…

昨日は何処に泊まったの?その体についてる印は何?また他の男?

どうして君は…そうやって僕がいるのに浮気するの?

何?その荷物?
ここを出ていくってどうして…

今度は浮気じゃなくて、本気で好きになったから僕と別れる。

迎えに来るから荷物をまとめてるって?

何、訳のわからない事を言ってるの?

そんなの勝手すぎるよ。

(元カノが玄関に駆け寄りドアを開けて迎えに来た男に泣すがる)

あなただれですか?彼女の何なんですか?

彼氏?彼氏は僕だ!
なんで、君もそんな男の影に隠れて泣いてるんだ
どうしてそんな目で僕を見るの?

僕がストーカー?
どうして、一緒に住んでるのにそんな事するわけないでしょう。
ストーカーする意味がわからない。

監禁?
なんでそんな事になるの?
彼女は僕の部屋の鍵を持ってるんですよ。
好きな時に出入りしてたんです。
それで監禁なんて意味がわかりません。

どうしてみんな僕の言う事を信じてくれないんだ。

一体、僕が彼女に何をしたって言うんだよ。
えっ?明日から会社に来なくていい?
彼女の親から苦情が来たから、そんな危ないヤツは会社にはおいておけない。

ですからそれは誤解だったと…
濡れ衣だったと説明したはずです。
それでも苦情が来ようなやつはいらない…
会社は辞めてくれ?

わかりました。
そんな会社なんかこっちから辞めてやるよ!

なんでだよ!父さんまで僕の事をそんな風には見てたのかよ。

頭の悪い出来そないだから?
それは間違いだったって、ちゃんと説明しただろう?

そんなに僕の言う事が信じられない?
家族の縁を切る?

あぁわかったよ。
僕の事を信じてくれない奴らなんかこっちから願い下げだ。
こんな家なんて出ていってやる。

どいつもこいつもみんなで僕を貶めたいのかよ?なんで信じてくれないんだ。
そうやってみんなで僕を捨てればいいんだ!

僕の言うことなんて、これっぽっちも信じてくれないような奴らなんか、こっちから願い下げだ。
僕の方から捨ててやる。
そんな奴らなんて全員いらない。
全部…全部…捨ててやる。

~~~終了~~~
【現代】

君は、こんな話を聞いてもいつもと一緒なんだね(笑)
顔色ひとつ変えないんだから…

そこからは満喫やカプセルホテルに泊まって…
お金が無くなれば日雇いの仕事して…
その日暮らしの野良猫みたいな生活を送ってた。

もうどうでもよかったんだ…
いつ死んでもよかった…

誰も信じてくれない…
信じられない世界になんて…
なんの未練もなかった…

それなのに…
なのに…あの日君に出会ったしまった。

~~~過去回想(出会い)~~~


僕はゴミ捨て場に倒れてた。
君はそんな僕をとっても不思議そうに眺めたんだ。
僕が睨み返しても表情ひとつ変えずに。
そのうち雨が降り出して、君はいなくなった。

僕はようやくうるさい視線がいなくなって清々したんだ。
そうしたら、しばらくて君は傘とタオルを持って戻って来た。

その傘とタオルを僕に渡すとそのまま雨の中に消えていった。

君自身は傘もささずにね。
変な女だなってその時は思ったんだ。

君は一本しかない傘を僕に渡して、雨の中を傘もささずに帰っていったんだから。

次の日、君に傘を返そうと街の中をフラフラとあてもなく歩いてた。
でも不思議な事にすぐに君を見つけたんだ。
傘を返して終わりのはずだったのに…
君があんな事を言うから。
僕はあの一言は絶対忘れないよ…

君はね。
「そんな傘、捨ててよかったのに」って言ったんだ。
その言葉が自分の事を言われてるようでさ…
無性に君を傷つけたくなった。
表情を崩さない、そのクールな顔をぐちゃぐちゃにしたくなったんだ。
それで八つ当たりをするように無理やりキスをした。

【SE:リップ音】
なんで君はこんな事されて平気な顔してるんだ。
普通の女なら嫌がって泣くとか、喚くとかするだろ?

なんでなにも言わないんだよ…
なんとか言えよ…

は?気が済んだ?って・・・
なんで・・・
そんな事を平然と言うな…
当たり前みたいに抱きしめるな…
僕の事をなにも知らないくせに。
離せよ…そんなに…
そんなに…優しく抱かないでくれ…

君の腕の中は温かくて…優しくて…
どうしていいかわからなくなるだろ…

君は君でしょって・・・
こんな僕でいいのか?
僕は・・・僕のままでいていいのか?

なんでそんなに優しく微笑んで抱きしめるんだよ…

~~~終了~~~
【現代】

あの日から君は僕の全てになったんだ。

一緒に暮らして君のために僕の出来る事をしてあげて君だけを見てそれが今の僕の全てなんだ。

君しか要らない…
君以外は必要ない…

だから…君の心の中も僕だけにして…
僕だけ見て…僕だけ愛して…

全部、全部、君の中も全部が僕じゃなきゃ嫌なんだ。

またそうやって君は微笑むんだ 。
その笑顔は僕だけのものなんだから…
他の誰にも渡さない…

言葉なんて必要ない。
君が僕のものでどこにも行かないってわかってるのに…

無性に怖くなるんだ…
怖くて怖くて君を壊しそうになる。

君とひとつに溶けあえたら…怖くなくなる?
どうして君と僕は別々の人間なんだろう…
僕は君とひとつになりたいだけなんだ…

僕は君と離れたくないだけなんだ。
どうしたら君と離れずに済むのか教えて…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【彼女依存型ヤンデレ彼5】全ての始まりはあの雨の日だった…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
葛葉 茉白
ライター情報
初めまして台本を手に取って下さりありがとうございます。
葛葉 茉白(くずのは ましろ)と申します。

シナリオの書き方を勉強中の為、読みづらい点が多々見受けられると思います。
また語彙や言い回しも同様なのでその点を了承の上読んで頂ければ幸いです。
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