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公開日2021年11月16日 17:02
更新日2021年11月16日 17:02
文字数
6474文字(約 21分35秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
アスモデウス
視聴者役柄
召喚者
場所
室内
あらすじ
偉大だ魔術師になるために悪魔と契約し、知識を得ようとしたあなた。
悪魔召喚は成功したがお目当ての悪魔ではなくほかの悪魔が出てきてしまう……
※以前にピクシブに出したもののリメイク作品となります。
アフレコ台本風に書いてます。
悪魔召喚は成功したがお目当ての悪魔ではなくほかの悪魔が出てきてしまう……
※以前にピクシブに出したもののリメイク作品となります。
アフレコ台本風に書いてます。
本編
//アスモデウス召喚
アスモ01:「わたしを喚(よ)んだのはあなた? このアスモデウスを召喚するなんてなかなかの術者ね。さあ願いをいいなさい!」
アスモ02:「え…?喚びたかったのはアロケルの方…? ええ…役割も爵位(しゃくい)も全く違うじゃない…」
アスモ03:「あなた、知識が欲しかったのね。魔術師にとって知識は武器だもの、欲しいわよね。でもなんでわたしが喚ばれたのかしら? ちょっと召喚式を見せてくれる?」
アスモ04:「あー…この召喚式間違ってるわよ。これじゃアロケルは来ないわ。 むしろもっとたちの悪いやつがきた可能性もあるわね。例えば召喚した瞬間に魂を抜いてくる悪魔とか」
アスモ05:「わたしがきてよかったわね。でもなんでこっちが喚ばれたのかしら?」
アスモ06:「まぁ、なんでもいいわ!さあ、改めて願いを言いなさい。悪魔を喚んだからには何かしら願いを言ってもらわないと! わたしはあなたがお目当てにしてたアロケルなんかよりもっとすごいことできるわよ~?」
アスモ07:「……えっ、なにその反応? そもそもアスモデウスを知らない…? アロケルの方がマニアックで知ってる人少ないのに…わたしの方がメジャーなのに…」
アスモ08:「はぁ… しかたないわね、軽く自己紹介してあげるわ。」
アスモ09:「わたしの名前はアスモデウス。 爵位は王で色欲を司る悪魔。 そして七つの大罪の一つの色欲よ。」
アスモ10:「ふふふ、今更驚いてるわね! その反応がみたかったのよ~!」
アスモ11:「さて、自己紹介も終わったところで願いをいいなさい?どんないやらしいことをお望みかしら?それとも誰か陥(おとし)れたい?」
アスモ12:「とくにない…? そんな見え見えの嘘言っても無駄よ。人間である以上、色欲はあるはずだもの。」
アスモ13:「…ほんとにないの…? ちょっとあなたの思考を見るわね。 拒否権はないから。」
//思考を読む間
アスモ14:「…ほんとに色欲に関する感情がないじゃない… あなたほんとに人間なの…? ああ、なるほどね、召喚する為の魔力を得る為に色欲に関する感情を捨てたのね…」
アスモ15:「そもそも目的はアロケルの持ってる知識だものね。」
アスモ16:「でもまぁ……うふふふふ、珍しい人間にあたったわ!まさか色欲を捨ててわたしを喚ぶなんて!こんなことそうそうないわ!」
アスモ17:「あなた気に入ったわ。ねえ、わたしと契約しましょ? 悪いようにはしないわ。 契約条件はそうねえ…」
アスモ18:「わたしが与えるのは魔術に関する知識と色欲の感情を呼び戻すこと。あなたが与えるのは戻ってきた色欲の感情をわたしに捧げること。」
アスモ19:「大丈夫よ。感情を捧げるとは言ったけど、感情自体はあなたの中にとどまるわ。」
アスモ20:「感情を吸い尽くして廃人にしてはいおしまい。 なんてもったいないわ!」
アスモ21:「わたしはあなたのこと気に入ったの。 だって色欲を捨てて色欲の悪魔を召喚したのよ? こんなの運命としか思えないわ! こんな人間そうそういるわけないじゃない! 気に入るに決まってる!」
アスモ22:「なんなら悪魔と術者の契約じゃなくてパートナーとして契約してもいいわ。」
アスモ23:「パートナー契約ってのはねぇ〜 簡単に言えば結婚ね。 魔術師の世界でもたまに見ない? 術者と悪魔とかがラブラブなやつ。 あれよあれ」
アスモ24:「なにか疑ってるわね? 悪魔は契約に関して嘘はつかないわ。 あなたもそれくらいは知ってるでしょ?」
アスモ25:「……ああもう! じれったいわねぇ!」
アスモ26:「ぶっちゃけちゃうと顔が好みなの! あと召喚されたタイミング!! なによ色欲無くしてわたし喚ぶって! 運命じゃないそんなの!」
アスモ27:「なによその婚期逃した人間を見るような目は… 言っておきますけど違いますからね!? 周りの悪魔が次々に結婚して焦ってるとかじゃないですからね!?」
アスモ28:「ところで返事は!? パートナー契約するの!?しないの!? ……拒否したら魂抜くけど。」
アスモ29:「まだ契約もなにもしてないんだもの。 あなたは自衛の手段もないみたいだし、選択肢は一つしかないんじゃなくて?」
アスモ30:「…はい、契約成立ね♪ 全く魔術師って言うのは慎重すぎてじれったいわ…」
アスモ31:「これからよろしくね。」
アスモ32:「さて、それじゃあさくっとあなたの色欲を戻さないとね」
アスモ33:「なんでって… あのねえ、あなたほんとに魔術師? さすがに知識不足よ。 悪魔はね? 契約した対象の感情や魔力を食べるの。」
アスモ34:「わたしの場合は色欲を食べるんだけどあなたにはいまそれがないじゃない。 魔力でもいいけどさすがに王クラスの悪魔をずっと召喚するのは無理よ? それこそ干からびるわ。」
アスモ35:「だ・か・ら、あたなには色欲を戻してもらう必要があるの。わかった?」
アスモ36:「よろしい~!物わかりのいい人間は好きよ。」
アスモ37:「これからする儀式はそんなに大それたものじゃないわ。魔力もいらない。 気になるでしょ~」
アスモ38:「ふふふ、焦らないで♪ まずは儀式の魔方陣をかいてっと」
アスモ39:「次にそこにわたしが座って~あなたはこーこ!」
アスモ40:「そう!膝枕よ! なにするかもうわかったでしょ?」
アスモ41:「せいかーい!耳かきでーす! おやおや~不思議そうな顔をしてますね~」
アスモ42:「そうよね。ほんとに耳かきなんかで色欲が戻るか疑問よね。……人間には性感帯がいくつかあるのは知ってるかしら?」
アスモ43:「その性感帯をこのアスモデウス特製の耳かき棒で刺激すると〜?」
アスモ44:「ほら、理由もわかったんだからわたしの太ももに頭を乗せなさい? やわらくていい匂いのする悪魔のふ・と・も・も♪」
//太ももに頭を乗せる
アスモ45:「はい、いらっしゃい~素直でいいこね。頭をなでてあげるわ~♪よしよし」
アスモ46:「それではお耳をいじっていくわねー 右耳からいくわよ~」
//右耳を上に向けるために頭を動かす
アスモ47:「よくできました。耳かき棒を入れるから動かないでね~?」
//耳かき開始
アスモ48:「結構汚れてるわね。欲を戻すついでにお掃除もしちゃいましょうか」
アスモ49:「ねえ知ってる?人間の耳の中に迷走神経ってところがあるのよ。 この神経を刺激するとね、ぞくぞくしたり眠くなったりするのよ。 ずっと刺激してると…失神したりもするのよ~」
アスモ50:「まだ入り口をいじってるからあとでそこをを刺激してみましょうか。」
アスモ51:「ああもう、動かないの危ないでしょ。大丈夫よ、失神するまでは刺激しないから。せっかくお話してるのに相手が気を失ったらつまらないでしょ~?」
アスモ52:「そういえばアロケルの件なんだけど… どうして感情の一つを犠牲にしてまで魔術の知識を得ようとしたの?」
アスモ53:「大魔術師になりたかった…? 結構単純な理由ね~ 」
アスモ54:「正直72柱の悪魔を召喚する人間って大体が復讐とか邪(よこしま)なこと目的で喚ぶから意外だわー」
アスモ55:「まぁ、確かに? 召喚式を間違えちゃうような術者には欲しい知識よね~」
アスモ56:「あはは怒らないの。危ないでしょー。鼓膜やぶれちゃうわ。お耳聞こえなくなったらこまるでしょ~? わかったらおとなしくしなさい。」
アスモ57:「……話を戻すけど、あの召喚式は危ないからもう使っちゃだめよ? あの召喚式はね~72柱(ちゅう)の悪魔がランダムで出てくるようになってたの。」
アスモ58:「だから、出てきた悪魔によっては自分にふさわしくからその場で殺したり、食べられちゃったりされるわけよ。」
アスモ59:「例えば…グラシャラボラスとかね。 あいつ殺戮が大好きで召喚者を洗脳して戦争を起こしたり、そのあと食べたりするのよ。」
アスモ60:「まあ、72柱の悪魔はそれぞれなにかしらの力を与えてくれるけど、その対価が大きいのよね~」
アスモ61:「基本的に召喚した時が一番危ないからだいたいの術者は悪魔に対する対抗手段を用意してから召喚するからあなたみたいに何も準備してない方がまれね。」
アスモ62:「あれじゃあどうぞ食べてくださいって言ってるようなものよ? 今はわたしがいるからもう安全だけどね。」
アスモ63:「ん~?わたしがどんな悪魔か知りたいの~? そうね~」
アスモ64:「さっきも言ったけどわたしは色欲を司る悪魔アスモデウス。そして72柱を率いる王よ。 そうよ?わたしが72柱の頂点。 すごいでしょ?」
アスモ65:「ふふふふふふ、またびっくりしてる。あなたほんとに知識ないのね。おもしろいわ。」
アスモ66:「ほんとによくそんなので召喚成功したわねぇ。やっぱり魔力の量が多いからかしら。」
アスモ67:「っと、また話がずれたわね。 わたしについてよね。どんなことがききたいの?」
アスモ68:「ふんふん、今までやってきたことかー」
アスモ69:「そうねえ…ラブラブの新婚夫婦の女にとり憑いて、仲を裂いたり、夫に不貞を働くように仕向けたり… あとはー聖人君主を嫉妬に狂った廃人にしたかなー」
アスモ70:「今更やばい悪魔って気づいた? でももう遅いわよ~? わたしと結婚したからには逃がさないわ。」
アスモ71:「もちろん結婚も契約と同じ扱いだから。 離婚なんてしたらどうなるかわかるわよね~」
アスモ72:「というか、 あなたはわたしの寵愛を受けてる時点で相当ラッキーなのよ? 自分で言うのもあれだけど、72柱を統べるトップ悪魔を嫁にもらえるなんて普通はありえなわ。 この幸福をかみしめて泣きながら毎晩感謝を囁かれてもバチはあたらないくらいよ。」
アスモ73:「ほとんど強制って…余計なこといわないの。」
アスモ74:「そろそろ耳かきを中に入れるから動いちゃだめよ」
//耳かきが奥に入ります
アスモ75:「ほら、ここが迷走神経よ。ぞくぞくするでしょう? 」
アスモ76:「そのぞくぞくする感覚を忘れないで。 その感覚が気持ちいい感覚よ。 もうちょっと刺激するわ」
アスモ77:「こしょこしょこしょ~。あははは、もぞもぞしてる~♪きもちいいでしょ。」
アスモ78:「うんうん、だんだん欲の気配が出てきたわね。いいぞ~。その感じを受け入れて。そう、色欲とは簡単に言うと気持ちいいと思う感覚、感情」
アスモ79:「それをこの耳かきとわたしのテクニックで呼び戻してるの。」
アスモ80:「この耳かきはね。ブエルとシトリーの力を詰め込んだ悪魔の耳かきよ。」
アスモ81:「おっ、ブエルとシトリーは知ってるのね。」
アスモ82:「ブエルは治癒力を、シトリーは対象の色欲を満たす。その力を合わせたこの耳かきを使えば失った色欲も戻るってこと。 こんな使い方したのは初めてだけどね」
アスモ83:「さて、右のお耳は綺麗になったわね。 あとはこの悪魔の梵天(ぼんてん)でほわほわしていくわよ~」
//梵天が入ります
アスモ84:「この梵天ははね~愛情を司るエリゴス、情欲を操るゼパルの恩恵を詰めてあるの。 愛と情欲は二律背反だけど、うまく使えば超きもちい体験ができるのよ~」
アスモ85:「さっきはぞくぞくする感覚だったけど、こんどは包み込まれるような気持ちよさでしょう」
アスモ86:「目を細めちゃって。よほど気持ちいいのね。 その感覚も色欲の一部だから忘れちゃだめよ」
アスモ87:「あとは最後に…ふぅ~~~」
//くすぐったがるように頭が動きます
アスモ88:「またまたびっくりしてるわね。 お耳吹きは耳かきの最後の仕上げよ。 一番ぞくぞくするしたでしょ。」
アスモ89:「色欲の悪魔に耳吹きをされた気分はどう? 最高にきもちいいでしょう」
アスモ90:「ふふ、もっとしてほしいの? あまりすると頭おかしくなるから耐性がついたらたくさんしてあげるわ」
アスモ91:「次は左のお耳よ~。ほら、寝転んでー」
//左耳を上にするために頭が動きます
アスモ92:「よくできました。左のお耳も同じようにしてくからね。 まずはまた入り口からね」
//耳かき開始
アスモ93:「あなた気づいてる? 最初に比べてかなり素直になってきてるわよね」
アスモ94:「これは欲が戻ってきている証拠。 きもちいい感覚を早く味わいたいって気持ちが芽生えてるから素直になってるの」
アスモ95:「すごいでしょ。わたしにかかればこんなもんよ。 なんせトップ悪魔ですからね!ふふん!」
アスモ96:「ほかに聞きたいことあるかしら?」
アスモ97:「魔術について知りたい? いいわよ~」
アスモ98:「っとはいってもなにから話しましょうか。 失敗とはいえあなた悪魔召喚はできるみたいだし… んー それじゃあ魔法と魔術の違いについて説明しましょうか」
アスモ99:「すごく簡単にいうと『魔力を術べ式で操る』のが魔術で『魔力を自身の法則で操る』。それが魔法よ」
アスモ100:「例えがないとわからないわよね。 うーん、 人間がわかるように説明するのって難しいわね…」
アスモ101:「頭の中に直接情報を流してもいいけどたぶん狂人になるか廃人になってしまうからそれはしたくないわ。」
アスモ102:「あーそうだ。 数学者に例えればわかるかしら。 既にある数式を使ったり組み合わせて解くのが魔術。 新しく式を使って自分オリジナルの解き方をするのが魔法って言えばわかる?」
アスモ103:「理解したみたいね。 ちょっと難しかったわね。この辺はまたそのうちね。 そろそろお耳の中に入れていくわよー」
//耳かきが奥に入ります
アスモ104:「また迷走神経を刺激してあげるわ。」
アスモ105:「ほらほら、またぞくぞくするわね~えいえい♪」
アスモ106:「こっちもきもちいい?それはよかったわ。もうほとんど色欲は戻ってきてるわね。いいことだわ」
アスモ107:「これでわたしのご飯は問題なさそうね~ よかったよかった」
アスモ108:「でもあれね、 あまり欲を出しすぎると身を滅ぼすから気を付けないといけないわね。 わたしがいるとはいえ自分でもコントロールできないとだめよ?」
アスモ109:「欲望はうまくコントロールできるようになると力になるわ。 大魔術師になりたいならそれくらいはマスターしないとね」
アスモ110:「 大丈夫よ。 わたしがついてるんだもの、 あなたの夢は確実に叶うわ」
アスモ111:「もしかしたら第二のソロモンになれるかもしれないわね。 あなたにはその才能と運があるわ。これから頑張って修行していきましょうね」
アスモ112:「そろそろ、耳かきは終わりにしましょうか。」
アスモ113:「また梵天いくわよ~はい、もそもそもそもそ~」
//梵天が入ります
アスモ114:「うんうん、また悶えてるわね。」
アスモ115:「これ癖になるでしょ~」
アスモ116:「梵天って人間が作った物の中でも素晴らしいと思わない? ふわふわな毛を耳に入れるなんて発想は悪魔にはないですもの」
アスモ117:「名残惜しいでしょうけど梵天は押しましね。 最後はまたお耳吹きするから耐えてね? せーの、ふぅ~~~」
//くすぐったがるように頭が動きます
アスモ118:「ふふ、ギリギリで耐えたわね。よくできました。」
アスモ119:「さて、色欲も戻ってきたし儀式は成功ね。」
アスモ120:「あら?寝ちゃってるわ… ちょっとお耳いじりすぎたかしら…」
アスモ121:「まあ、起きるまでこのままにしてあげますか」
アスモ122:「いや~ いい出会いしたわ。悪魔だけどこればかりは神様に感謝ね」
//一拍の間
アスモ123:「これからあなたは自分の夢に向かっていろんな経験をするでしょう。たくさんのいいことや悪いこと。つらいことが降りかかるでしょう」
アスモ124:「でも安心して進みなさい。 なんせこのアスモデウスの寵愛を受けてるんですもの。 なにがあっても乗り越えられるわ」
アスモ125:「それじゃあおやすみなさい。わたしの大事な旦那様♪」
アスモ01:「わたしを喚(よ)んだのはあなた? このアスモデウスを召喚するなんてなかなかの術者ね。さあ願いをいいなさい!」
アスモ02:「え…?喚びたかったのはアロケルの方…? ええ…役割も爵位(しゃくい)も全く違うじゃない…」
アスモ03:「あなた、知識が欲しかったのね。魔術師にとって知識は武器だもの、欲しいわよね。でもなんでわたしが喚ばれたのかしら? ちょっと召喚式を見せてくれる?」
アスモ04:「あー…この召喚式間違ってるわよ。これじゃアロケルは来ないわ。 むしろもっとたちの悪いやつがきた可能性もあるわね。例えば召喚した瞬間に魂を抜いてくる悪魔とか」
アスモ05:「わたしがきてよかったわね。でもなんでこっちが喚ばれたのかしら?」
アスモ06:「まぁ、なんでもいいわ!さあ、改めて願いを言いなさい。悪魔を喚んだからには何かしら願いを言ってもらわないと! わたしはあなたがお目当てにしてたアロケルなんかよりもっとすごいことできるわよ~?」
アスモ07:「……えっ、なにその反応? そもそもアスモデウスを知らない…? アロケルの方がマニアックで知ってる人少ないのに…わたしの方がメジャーなのに…」
アスモ08:「はぁ… しかたないわね、軽く自己紹介してあげるわ。」
アスモ09:「わたしの名前はアスモデウス。 爵位は王で色欲を司る悪魔。 そして七つの大罪の一つの色欲よ。」
アスモ10:「ふふふ、今更驚いてるわね! その反応がみたかったのよ~!」
アスモ11:「さて、自己紹介も終わったところで願いをいいなさい?どんないやらしいことをお望みかしら?それとも誰か陥(おとし)れたい?」
アスモ12:「とくにない…? そんな見え見えの嘘言っても無駄よ。人間である以上、色欲はあるはずだもの。」
アスモ13:「…ほんとにないの…? ちょっとあなたの思考を見るわね。 拒否権はないから。」
//思考を読む間
アスモ14:「…ほんとに色欲に関する感情がないじゃない… あなたほんとに人間なの…? ああ、なるほどね、召喚する為の魔力を得る為に色欲に関する感情を捨てたのね…」
アスモ15:「そもそも目的はアロケルの持ってる知識だものね。」
アスモ16:「でもまぁ……うふふふふ、珍しい人間にあたったわ!まさか色欲を捨ててわたしを喚ぶなんて!こんなことそうそうないわ!」
アスモ17:「あなた気に入ったわ。ねえ、わたしと契約しましょ? 悪いようにはしないわ。 契約条件はそうねえ…」
アスモ18:「わたしが与えるのは魔術に関する知識と色欲の感情を呼び戻すこと。あなたが与えるのは戻ってきた色欲の感情をわたしに捧げること。」
アスモ19:「大丈夫よ。感情を捧げるとは言ったけど、感情自体はあなたの中にとどまるわ。」
アスモ20:「感情を吸い尽くして廃人にしてはいおしまい。 なんてもったいないわ!」
アスモ21:「わたしはあなたのこと気に入ったの。 だって色欲を捨てて色欲の悪魔を召喚したのよ? こんなの運命としか思えないわ! こんな人間そうそういるわけないじゃない! 気に入るに決まってる!」
アスモ22:「なんなら悪魔と術者の契約じゃなくてパートナーとして契約してもいいわ。」
アスモ23:「パートナー契約ってのはねぇ〜 簡単に言えば結婚ね。 魔術師の世界でもたまに見ない? 術者と悪魔とかがラブラブなやつ。 あれよあれ」
アスモ24:「なにか疑ってるわね? 悪魔は契約に関して嘘はつかないわ。 あなたもそれくらいは知ってるでしょ?」
アスモ25:「……ああもう! じれったいわねぇ!」
アスモ26:「ぶっちゃけちゃうと顔が好みなの! あと召喚されたタイミング!! なによ色欲無くしてわたし喚ぶって! 運命じゃないそんなの!」
アスモ27:「なによその婚期逃した人間を見るような目は… 言っておきますけど違いますからね!? 周りの悪魔が次々に結婚して焦ってるとかじゃないですからね!?」
アスモ28:「ところで返事は!? パートナー契約するの!?しないの!? ……拒否したら魂抜くけど。」
アスモ29:「まだ契約もなにもしてないんだもの。 あなたは自衛の手段もないみたいだし、選択肢は一つしかないんじゃなくて?」
アスモ30:「…はい、契約成立ね♪ 全く魔術師って言うのは慎重すぎてじれったいわ…」
アスモ31:「これからよろしくね。」
アスモ32:「さて、それじゃあさくっとあなたの色欲を戻さないとね」
アスモ33:「なんでって… あのねえ、あなたほんとに魔術師? さすがに知識不足よ。 悪魔はね? 契約した対象の感情や魔力を食べるの。」
アスモ34:「わたしの場合は色欲を食べるんだけどあなたにはいまそれがないじゃない。 魔力でもいいけどさすがに王クラスの悪魔をずっと召喚するのは無理よ? それこそ干からびるわ。」
アスモ35:「だ・か・ら、あたなには色欲を戻してもらう必要があるの。わかった?」
アスモ36:「よろしい~!物わかりのいい人間は好きよ。」
アスモ37:「これからする儀式はそんなに大それたものじゃないわ。魔力もいらない。 気になるでしょ~」
アスモ38:「ふふふ、焦らないで♪ まずは儀式の魔方陣をかいてっと」
アスモ39:「次にそこにわたしが座って~あなたはこーこ!」
アスモ40:「そう!膝枕よ! なにするかもうわかったでしょ?」
アスモ41:「せいかーい!耳かきでーす! おやおや~不思議そうな顔をしてますね~」
アスモ42:「そうよね。ほんとに耳かきなんかで色欲が戻るか疑問よね。……人間には性感帯がいくつかあるのは知ってるかしら?」
アスモ43:「その性感帯をこのアスモデウス特製の耳かき棒で刺激すると〜?」
アスモ44:「ほら、理由もわかったんだからわたしの太ももに頭を乗せなさい? やわらくていい匂いのする悪魔のふ・と・も・も♪」
//太ももに頭を乗せる
アスモ45:「はい、いらっしゃい~素直でいいこね。頭をなでてあげるわ~♪よしよし」
アスモ46:「それではお耳をいじっていくわねー 右耳からいくわよ~」
//右耳を上に向けるために頭を動かす
アスモ47:「よくできました。耳かき棒を入れるから動かないでね~?」
//耳かき開始
アスモ48:「結構汚れてるわね。欲を戻すついでにお掃除もしちゃいましょうか」
アスモ49:「ねえ知ってる?人間の耳の中に迷走神経ってところがあるのよ。 この神経を刺激するとね、ぞくぞくしたり眠くなったりするのよ。 ずっと刺激してると…失神したりもするのよ~」
アスモ50:「まだ入り口をいじってるからあとでそこをを刺激してみましょうか。」
アスモ51:「ああもう、動かないの危ないでしょ。大丈夫よ、失神するまでは刺激しないから。せっかくお話してるのに相手が気を失ったらつまらないでしょ~?」
アスモ52:「そういえばアロケルの件なんだけど… どうして感情の一つを犠牲にしてまで魔術の知識を得ようとしたの?」
アスモ53:「大魔術師になりたかった…? 結構単純な理由ね~ 」
アスモ54:「正直72柱の悪魔を召喚する人間って大体が復讐とか邪(よこしま)なこと目的で喚ぶから意外だわー」
アスモ55:「まぁ、確かに? 召喚式を間違えちゃうような術者には欲しい知識よね~」
アスモ56:「あはは怒らないの。危ないでしょー。鼓膜やぶれちゃうわ。お耳聞こえなくなったらこまるでしょ~? わかったらおとなしくしなさい。」
アスモ57:「……話を戻すけど、あの召喚式は危ないからもう使っちゃだめよ? あの召喚式はね~72柱(ちゅう)の悪魔がランダムで出てくるようになってたの。」
アスモ58:「だから、出てきた悪魔によっては自分にふさわしくからその場で殺したり、食べられちゃったりされるわけよ。」
アスモ59:「例えば…グラシャラボラスとかね。 あいつ殺戮が大好きで召喚者を洗脳して戦争を起こしたり、そのあと食べたりするのよ。」
アスモ60:「まあ、72柱の悪魔はそれぞれなにかしらの力を与えてくれるけど、その対価が大きいのよね~」
アスモ61:「基本的に召喚した時が一番危ないからだいたいの術者は悪魔に対する対抗手段を用意してから召喚するからあなたみたいに何も準備してない方がまれね。」
アスモ62:「あれじゃあどうぞ食べてくださいって言ってるようなものよ? 今はわたしがいるからもう安全だけどね。」
アスモ63:「ん~?わたしがどんな悪魔か知りたいの~? そうね~」
アスモ64:「さっきも言ったけどわたしは色欲を司る悪魔アスモデウス。そして72柱を率いる王よ。 そうよ?わたしが72柱の頂点。 すごいでしょ?」
アスモ65:「ふふふふふふ、またびっくりしてる。あなたほんとに知識ないのね。おもしろいわ。」
アスモ66:「ほんとによくそんなので召喚成功したわねぇ。やっぱり魔力の量が多いからかしら。」
アスモ67:「っと、また話がずれたわね。 わたしについてよね。どんなことがききたいの?」
アスモ68:「ふんふん、今までやってきたことかー」
アスモ69:「そうねえ…ラブラブの新婚夫婦の女にとり憑いて、仲を裂いたり、夫に不貞を働くように仕向けたり… あとはー聖人君主を嫉妬に狂った廃人にしたかなー」
アスモ70:「今更やばい悪魔って気づいた? でももう遅いわよ~? わたしと結婚したからには逃がさないわ。」
アスモ71:「もちろん結婚も契約と同じ扱いだから。 離婚なんてしたらどうなるかわかるわよね~」
アスモ72:「というか、 あなたはわたしの寵愛を受けてる時点で相当ラッキーなのよ? 自分で言うのもあれだけど、72柱を統べるトップ悪魔を嫁にもらえるなんて普通はありえなわ。 この幸福をかみしめて泣きながら毎晩感謝を囁かれてもバチはあたらないくらいよ。」
アスモ73:「ほとんど強制って…余計なこといわないの。」
アスモ74:「そろそろ耳かきを中に入れるから動いちゃだめよ」
//耳かきが奥に入ります
アスモ75:「ほら、ここが迷走神経よ。ぞくぞくするでしょう? 」
アスモ76:「そのぞくぞくする感覚を忘れないで。 その感覚が気持ちいい感覚よ。 もうちょっと刺激するわ」
アスモ77:「こしょこしょこしょ~。あははは、もぞもぞしてる~♪きもちいいでしょ。」
アスモ78:「うんうん、だんだん欲の気配が出てきたわね。いいぞ~。その感じを受け入れて。そう、色欲とは簡単に言うと気持ちいいと思う感覚、感情」
アスモ79:「それをこの耳かきとわたしのテクニックで呼び戻してるの。」
アスモ80:「この耳かきはね。ブエルとシトリーの力を詰め込んだ悪魔の耳かきよ。」
アスモ81:「おっ、ブエルとシトリーは知ってるのね。」
アスモ82:「ブエルは治癒力を、シトリーは対象の色欲を満たす。その力を合わせたこの耳かきを使えば失った色欲も戻るってこと。 こんな使い方したのは初めてだけどね」
アスモ83:「さて、右のお耳は綺麗になったわね。 あとはこの悪魔の梵天(ぼんてん)でほわほわしていくわよ~」
//梵天が入ります
アスモ84:「この梵天ははね~愛情を司るエリゴス、情欲を操るゼパルの恩恵を詰めてあるの。 愛と情欲は二律背反だけど、うまく使えば超きもちい体験ができるのよ~」
アスモ85:「さっきはぞくぞくする感覚だったけど、こんどは包み込まれるような気持ちよさでしょう」
アスモ86:「目を細めちゃって。よほど気持ちいいのね。 その感覚も色欲の一部だから忘れちゃだめよ」
アスモ87:「あとは最後に…ふぅ~~~」
//くすぐったがるように頭が動きます
アスモ88:「またまたびっくりしてるわね。 お耳吹きは耳かきの最後の仕上げよ。 一番ぞくぞくするしたでしょ。」
アスモ89:「色欲の悪魔に耳吹きをされた気分はどう? 最高にきもちいいでしょう」
アスモ90:「ふふ、もっとしてほしいの? あまりすると頭おかしくなるから耐性がついたらたくさんしてあげるわ」
アスモ91:「次は左のお耳よ~。ほら、寝転んでー」
//左耳を上にするために頭が動きます
アスモ92:「よくできました。左のお耳も同じようにしてくからね。 まずはまた入り口からね」
//耳かき開始
アスモ93:「あなた気づいてる? 最初に比べてかなり素直になってきてるわよね」
アスモ94:「これは欲が戻ってきている証拠。 きもちいい感覚を早く味わいたいって気持ちが芽生えてるから素直になってるの」
アスモ95:「すごいでしょ。わたしにかかればこんなもんよ。 なんせトップ悪魔ですからね!ふふん!」
アスモ96:「ほかに聞きたいことあるかしら?」
アスモ97:「魔術について知りたい? いいわよ~」
アスモ98:「っとはいってもなにから話しましょうか。 失敗とはいえあなた悪魔召喚はできるみたいだし… んー それじゃあ魔法と魔術の違いについて説明しましょうか」
アスモ99:「すごく簡単にいうと『魔力を術べ式で操る』のが魔術で『魔力を自身の法則で操る』。それが魔法よ」
アスモ100:「例えがないとわからないわよね。 うーん、 人間がわかるように説明するのって難しいわね…」
アスモ101:「頭の中に直接情報を流してもいいけどたぶん狂人になるか廃人になってしまうからそれはしたくないわ。」
アスモ102:「あーそうだ。 数学者に例えればわかるかしら。 既にある数式を使ったり組み合わせて解くのが魔術。 新しく式を使って自分オリジナルの解き方をするのが魔法って言えばわかる?」
アスモ103:「理解したみたいね。 ちょっと難しかったわね。この辺はまたそのうちね。 そろそろお耳の中に入れていくわよー」
//耳かきが奥に入ります
アスモ104:「また迷走神経を刺激してあげるわ。」
アスモ105:「ほらほら、またぞくぞくするわね~えいえい♪」
アスモ106:「こっちもきもちいい?それはよかったわ。もうほとんど色欲は戻ってきてるわね。いいことだわ」
アスモ107:「これでわたしのご飯は問題なさそうね~ よかったよかった」
アスモ108:「でもあれね、 あまり欲を出しすぎると身を滅ぼすから気を付けないといけないわね。 わたしがいるとはいえ自分でもコントロールできないとだめよ?」
アスモ109:「欲望はうまくコントロールできるようになると力になるわ。 大魔術師になりたいならそれくらいはマスターしないとね」
アスモ110:「 大丈夫よ。 わたしがついてるんだもの、 あなたの夢は確実に叶うわ」
アスモ111:「もしかしたら第二のソロモンになれるかもしれないわね。 あなたにはその才能と運があるわ。これから頑張って修行していきましょうね」
アスモ112:「そろそろ、耳かきは終わりにしましょうか。」
アスモ113:「また梵天いくわよ~はい、もそもそもそもそ~」
//梵天が入ります
アスモ114:「うんうん、また悶えてるわね。」
アスモ115:「これ癖になるでしょ~」
アスモ116:「梵天って人間が作った物の中でも素晴らしいと思わない? ふわふわな毛を耳に入れるなんて発想は悪魔にはないですもの」
アスモ117:「名残惜しいでしょうけど梵天は押しましね。 最後はまたお耳吹きするから耐えてね? せーの、ふぅ~~~」
//くすぐったがるように頭が動きます
アスモ118:「ふふ、ギリギリで耐えたわね。よくできました。」
アスモ119:「さて、色欲も戻ってきたし儀式は成功ね。」
アスモ120:「あら?寝ちゃってるわ… ちょっとお耳いじりすぎたかしら…」
アスモ121:「まあ、起きるまでこのままにしてあげますか」
アスモ122:「いや~ いい出会いしたわ。悪魔だけどこればかりは神様に感謝ね」
//一拍の間
アスモ123:「これからあなたは自分の夢に向かっていろんな経験をするでしょう。たくさんのいいことや悪いこと。つらいことが降りかかるでしょう」
アスモ124:「でも安心して進みなさい。 なんせこのアスモデウスの寵愛を受けてるんですもの。 なにがあっても乗り越えられるわ」
アスモ125:「それじゃあおやすみなさい。わたしの大事な旦那様♪」
クレジット
ライター情報
趣味の範囲で物書きをやっている鳥です。
主にASMRものの台本を書くのか得意かも
ライターとかは名乗っていないけどご依頼はお受けします
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・使ったら教えてください
・無断使用禁止
・無断転用禁止
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利用実績(最大10件)
水柳仲秋 の投稿台本(最大10件)