0
超能力持ちの少年執事は大好きなお嬢様のためにその力を使う
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • 甘々
  • ファンタジー
  • 年下
  • 少年執事
  • ショタ
  • 超能力者
公開日2022年10月28日 17:50 更新日2022年10月28日 17:50
文字数
1020文字(約 3分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
執事
視聴者役柄
お嬢様
場所
某所
あらすじ
朝にお嬢様を起こし、彼女の学校の行き帰りを護衛する少年執事は、今日もその力を使って、お嬢様に手を出す不届き者(魔物)を退治する。そんなお話。
本編
お嬢様…朝だよ、起きて。


あと五分?ダーメ。
そうやっていつも
ギリギリで慌てるんだから…


ほら、早くしないと…
僕がチューして起こしちゃうよ?んー…


あ、起きた。おはよう。
僕からの目覚めのキスは
そんなに嫌?


あはは、そっか。
子どもからファーストキスを
奪われるのは流石に…って感じか。
なるほどね。


じゃあもう少し大人になったら
お嬢様の唇、奪っていい?


ふふふ♪ 冗談だよ。


さ、朝の準備済ませちゃおっか。
僕も手伝うからさ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ん?なあに、お嬢様?


へ?そんなの決まってるよ。
護衛だよ、ご・え・い。


うん。お嬢様は魔物に狙われやすい
体質だからね。昼間だからって
警戒を怠るわけにはいかないでしょ?


そう?子どもに守られるのは恥ずかしい?


大丈夫。任せて。
こう見えて僕、強いから。


うん。お嬢様のことは
しっかり守ってみせるよ。


執事のお兄さんたちからも
お嬢様のことを託されたしね。


あ、そろそろ学校に到着か。


うん、いってらっしゃい。
気をつけてね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


はい、ストップ。そこまでだよ。


君は見た感じ、ダークエルフかな?
ダメだよ、お嬢様に手を出そうとしちゃあ…


そっかぁ、お嬢様の魔力が欲しいかぁ…


あげるわけにはいかないんだよね。悪いけど。


お嬢様の魔力はお嬢様だけのモノなんだから。


お嬢様は下がってて。あとは僕がやる。


大丈夫だよ。目にもの、見せてくるから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お仕事終了っと…終わったよ、お嬢様。
さ、お家に帰ろっか。


ん、まあね。僕、超能力者だから。


うん。生まれつき持ってる力。
あんまり大っぴらに使えるような
ものではないんだけどね。


あっ…と。ごめん、ちょっと立ちくらみが…


あはは…心配してくれてありがと。
でも全然大したことないから。


うん。超能力を使った反動みたいな
ものだから。気にするほどのことじゃないよ。


ん…やっぱり守られるのは心苦しい?


そっか…でもこれだけは覚えておいて。


僕ね、お嬢様のことが大好きなんだ。


うん。綺麗で可愛くて清楚で優しくて、でもちょっと寝坊助で天然なところが全部好き。


だからね…そんな大好きなお嬢様を
守れる仕事ができてよかったって思ってる。


普段は役に立たない超能力だって
お嬢様を守るために活かせる。
僕としてはとても嬉しいことなんだよ。


これからも僕を、お嬢様を守る騎士(ナイト)で
いさせて欲しい。ダメ…かな?


うん…ありがとう。
やっぱり僕、お嬢様のこと好きだ。


さっ、今度こそ帰ろ。
みんな家で待ってるよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
超能力持ちの少年執事は大好きなお嬢様のためにその力を使う
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)