貴方はどうしても同棲中の彼女に構ってもらいたくなり、彼女が仕事中にも関わらず、後ろから抱きつく。しかし、彼女からは冷たく突き放され、落ち込んでいるところに、女友達から電話が掛かってくる。それに応じていると、ちょうど仕事が終わった彼女がやってきて、嫉妬心剥き出しで貴方に電話していた相手のことを問い詰めてきて…？

(バックハグされる)


…何？悪いけど今忙しいの。背中から離れてくれる？


えぇ。納期が差し迫ってる仕事あるから。


構って欲しいなら、あとでいくらでも構ってあげるから。


…そんなにしょぼんとしない。あとで構うって言ってるでしょ？今は我慢して。


ん、分かればいいの。少しの間だけだから。


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お待たせ。悪かったわね、さっきは突き放すようなこと言って…


…ねぇ。今、誰と話してたの？電話、慌てて切ったわよね？誰？


何でもないわけないでしょ？いいから答えて。


じゃないと、構ってあげないわよ？


…女友達？なんで？


彼女があとで構ってあげるって言ったのに、どうして女友達に電話をかけるの？


向こうからかかってきた？それ、言い訳にしか聞こえないんだけど。


あのね、前にも言ったでしょ？


「他の女と連絡取るのは禁止。ましてや、仲良くなるのはもってのほか」だって。


なのに何？一瞬構わなかったぐらいで、他の女と通話するような外道なの？君は？


外道でしょ。彼女との約束守れなかったんだから。


そこ、ベッドの上に座って。早く。


(押し倒す)


ねぇ…わたしが嫉妬深いってこと、付き合った当初から知ってるでしょ？


それなのにどうして、わざわざわたしを煽るような真似するの？意味がわからない。


それとも何？わたしをわざと嫉妬させて、構ってもらおうとしたとか？


そんなんじゃない？本当？


さっき楽しげに通話してた様子を見たから、信じられないんだけど。


もういい。言い訳は見苦しいから。ちょっと黙ってて。


(スーパーディープキス)


君、今から喋るの禁止。


一言でも発したら、お仕置きを一段階ずつグレードアップさせるから。


はい、喋った。なら、もう一発…


(スーパーロングキス)


君はわたしのモノなの…


他の誰にも渡さないんだから…


君だってそれを承知で、わたしと付き合ってるんでしょう？


同棲したいって言い出したのも、君の方からだし。約束は守ってもらわないと困るの。


勘違いしないで欲しいんだけど、君のことが嫌いでこんなこと言ってるわけじゃないの。


むしろ、君のことが好きだからこそ、こうして厳しく躾けてるの。そこはちゃんと理解して。


本当は君に後ろから抱きつかれた時から、仕事なんてほっぽり出して、すぐ構ってあげたかったわよ。


そうよ。わたし、これでも頑張ったんだからね？


仕事を一秒でも早く終わらせて、君とのイチャイチャタイムを確保しようとしたのに…君はそれを無碍にした。絶対に許せない…！


いい。口先での謝罪は要らない。


謝るなら、ちゃんと身体で誠心誠意謝りなさい？


というか今、また喋ったわね？


そんなにお仕置きされたいの？仕方ない子…


(スーパーロングディープキス)


君のこと、干からびるまで搾り尽くしてあげる…


今夜はゆっくり寝られると思わないでね？


わたし、それだけ怒ってるんだから…


君が優しくする相手は、わたしだけで十分なの。


たとえ通話越しでも、他の女に優しさを向けるなんて許せない。その優しさはわたしだけのモノなのに…！


君のこの身体だってそう。


顔のパーツ一つ一つ全部わたしのモノだし、髪の毛一本一本だってそう。


もちろん、首から下も全部わたしのモノ。


他の女に触らせる余地なんて一ミリも無いから。


顔のケアも耳掃除も散髪も髪の毛のセットも、それから全身のマッサージだって、何もかもわたしがやってあげてるでしょ？


君の全てはわたしが完璧に管理するの。


どれだけ仕事が忙しくても、必ず終わらせて、それ以外の時間は全部君に注ぎ込む。


君と付き合った時から、絶対そうするって決めてるから。


さ、お喋りはここまで。早速始めましょうか。


さっき構ってあげられなかった分、たっぷり構ってあげるからね？

・台本（ゆるボイ！）
一見冷徹な年上彼女は、彼氏への独占欲が半端ない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎