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公開日2023年03月22日 19:16
更新日2023年03月22日 19:16
文字数
3586文字(約 11分58秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
謎の美少女→魔王の末裔
視聴者役柄
探偵→勇者の末裔
場所
魔物が棲息する街
あらすじ
探偵の男は、とある事件と関わりがあるであろう街にたった一人で潜入直接を開始する。そこは魔物のみが棲息する不思議で危険な街であった。そんな街で男は、謎の美少女と邂逅するーー
本編
[メインストリート]
そこの貴方。こんなところで何してるの?
調査ァ?何それ?
どうでもいいけど、今すぐここから立ち去りなさい。
えぇ。この街の雰囲気を見て分からない?
ここがいかに危険な場所かってこと。
(ため息)
呆れた…ここは貴方のようなただの人間が、大手を振って歩けるような場所じゃないのに…
とりあえず、安全なところまで案内してあげる。
わたしについてきなさい。絶対に離れちゃダメよ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[秘密の隠れ家]
ここなら安全よ。奴らもこの場所は知らない。
奴らといったら、奴らよ。
貴方たち人間が『魔物』と呼んでる生物のことよ。
そう。この街にはそういった連中がウヨウヨいるから。
この街に迷い込んだ人間が奴らに見つかれば、死は免れない。
えぇ。奴らにとって、人間は捕食対象でしかないもの。
…奴らがこの街を出て行かない理由?
そんなの決まってる。この街には特別な結界が張られてるからよ。
えぇ。奴らの外部への侵出を許さない、特別な結界がね。
その結界の核を護るのがわたしの役目。
貴方みたいな素人にノコノコ来られちゃ困るのよ。
分かったら、早くこの街を出て行きなさい。いいわね?
貴方ねぇ…!わたしの話聞いてた⁉︎
命が惜しかったら、この街を出ろって言ってるの!日本語通じてる⁉︎
あぁ、もう!頑固な男ね!まったく…!
いいわ。そこまで言うなら、調査でも何でもすれば?
言っとくけど、貴方がピンチになっても、わたしは助けないから。
当たり前でしょ。わたしは貴方の都合のいいヒーローじゃないの。
勝手に行動するってんなら、自分の身は自分で守りなさい。いいわね?
…そ。まぁ、代わりと言っちゃあなんだけど、この隠れ家は好きに使っていいわよ。
えぇ。どうせ、数あるうちの隠れ家の一つに過ぎないから。
わたしの心配は無用よ。生まれた時から、ずっとこの街で暮らしてるから。
それじゃあ、わたしはそろそろ行くわね。
生きてたらまた会いましょ。さよなら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[花園]
貴方…こんなところで何してるの?
植物の調査って、あのねぇ…この花園には危険な魔界植物が生息してるのよ?いつ食われてもおかしくないこと、わかってる?
(ため息)
貴方、そんなのほほんとしてて、これまでよく生きてこられたわね。
初めて会ってから、二週間も経ってるのに…
もしかして貴方、特別な力とか持ってたりする?
いえ…わたしから見たら、ただの能天気な人間にしか見えないけど。
えぇ。とても特別な力を持ってるとは思えないわ。
はぁ?食事?
いきなり何?わたしを誘ってるの?
ホント、危機感のない男…
なんでこんなのが、この街で生きてられるのかしら…
まぁいいわ。たまには付き合ってあげる。
わたしもちょうど暇してたところだしね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[レストラン]
貴方…どれだけ食べる気?何杯おかわりすれば気が済むの?
とんだ大飯食らいがいたものね…能天気なだけの人間じゃなかったってことか。
いいわよ、別に。このレストランのシェフ、最上位の精霊だから。
そ。少量の材料さえあれば、それに見合った食事をいくらでも提供できる。わたしもよく利用させてもらってるわ。
お金?要らないわよ、そんなの。
渡すのはお金じゃなくて魔力。彼女が生きるのに必要だからね。
そうよ。だからこの食事は全部わたしの奢り。
だって貴方、全然魔力持ってないでしょう?
仕方ないから、わたしが全部払っておいてあげる。仕方なくね。
…うるさい。次、人のことツンデレ呼ばわりしたらコロスから。
それよりご飯は食べ終わった?そろそろ会計済ませたいんだけど。
えぇ。ちょっと用事を思い出したから。
店、先に出てていいわよ。わたしは後から出て行くから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[高層ビルの屋上]
(男が背後から現れる)
貴方…何でこんなところにいるの?
ここ、この街で一番高いビルの屋上なんだけど?
…それ、どこで知ったの?証拠は?
ふーん…随分たくさん証拠を集めたわね。
あの花園で植物を調べて、あれがわたしの魔力で育ったものだってことを知ったのね。
そうね。あのレストランのシェフも、わたしと懇意にしている魔精霊。
だから、あんな魔物がウヨウヨいる地帯で堂々とレストランを経営できるのよ。
あたし、正直貴方のことみくびってた。
えぇ、そうよ。わたしがこの街の支配者…魔王といったところかしら?
この街の結界の核はわたしが守ってる…あの言葉は嘘じゃない。
もちろん、魔物の外部への侵出を許さないってのも嘘じゃないわ。
ただ…この街の魔物は全てわたしの可愛いペット。
いわば、この街はわたし専用の巨大な庭といったところかしら?
人間というイレギュラーが入り込んでくるのは、実は大歓迎なの。
そうよ。人間はあの子たちの大事な食糧だもの。
たまに大規模な転移魔法を使って、ここに人間を拉致してくるのだけれど…みーんなあの子たちの胃袋にしっかり収まってくれたわ。
ふふふ…貴方がこの街に調査に来たっていうのは、大量の人間が一度に行方不明になった事件のことでしょ?
ちなみにこの街を嗅ぎつけられたのは、どうして?
へぇ…貴方、ただの探偵じゃないってことね。何者?
あはは…!なるほど、勇者の末裔ね。合点がいったわ。
どうりで魔物に易々と食われないわけだ。
魔物への対処法を最初から知ってたんでしょう?能天気に見せかけて、とんだ切れ者ね。
あぁ、最初に貴方を助けた理由?
ちょっとした気まぐれよ。大した意味はないわ。
どんな人間か気になって声をかけただけ。
正義のヒーロー気取ってれば、貴方の警戒心も解けて話しやすくなると思った。ただそれだけよ。
で?わたしを犯人だって特定して、それから先はどうするつもり?
…そ。わたしを倒すのね。
まぁ、当然よね。勇者が魔王を討伐するなんて、いつの時代でも当たり前のことだもの。
正確にいうなら、わたしも貴方と同じで、魔王の末裔ということになるんだけど。
現代では人間と魔物との大きな対立はないけれど…人を襲い、喰らいたい魔物も存在するのよ。
わたしはその魔物たちのために、魔王としての力を使い、新たな楽園を作ったの。
どう?凄いでしょ?魔物と人間が棲み分けられる理想的な世界を実現したんだから。
いいじゃない、別に。ここに連れてきた人間なんて、世界の総人口から考えれば、ほんの一部にすぎない。
ちょっとくらいは、魔物たちの腹の足しになってもいいんじゃない?
はぁ…ま、いいわ。最初から話し合いで解決するなんて思っていないもの。
ここまで来たご褒美に…ちょっとだけ遊んであげるわね。探偵勇者くん?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[倒壊したビルの瓦礫の山の上]
はぁ、はぁ……あーあ、わたしが丹精込めて建てたビルが全部崩れちゃったじゃない。どうしてくれるのよ?
戦いの余波でペットたちも何匹か消し飛んじゃったし…
これは何が何でも、責任を取ってもらわないとねぇ?
ていうか、その出血量でまだ戦う?もう貴方に戦う手段は残されてないんじゃない?
あはは…戦略的撤退?賢い選択ね。
けど…そんなの許すと思う?このわたしが…
(魔力の縄で勇者を縛り上げる)
隙ありよ。敵に背中を見せるなって、小学校で習わなかった?
あら、命乞い?情けない勇者くんだこと…ッッ!?
(勇者に魔力を逆流させられる)
かっ、はっ…!貴方、随分舐めた真似を…!
魔力の縄で縛られてるのを逆に利用して、魔力を一気に逆流させるなんて…
はぁ…おかげで、身体が魔力過剰でボロボロじゃない。
ホント、生意気…わたしをここまでコケにしてくれちゃって…
(押し倒す)
でも…抵抗する体力は残ってなさそうね。
魔力で身体強化すらしてないわたしに押し倒されたんだから…
ねぇ…貴方、わたしのモノにならない?
わたし、正直退屈してたの。
理想の街を作ったはいいけど…それから先はどうしていいか分からなくて…
領土拡大なんて野心は持たなかったわ。
だって、自分だけの居場所を作った時点で満足しちゃったもの。
わたしは昔の魔王と違って、人間を支配しようだなんて思ってない。
ただ自分の求めるモノに囲まれて暮らすだけで十分だったのよ…
でも…何かが足りないって思った。
わたしに足りなかったのは…わたしと対等に話してくれる相手。
この街に来る貴方以外の人間はペットたちの餌でしかないし、この街にいる魔物たちは全員あたしのペットでしかない。
わたしと初めて対等に話せた相手…それが貴方なの。
だから…わたしのモノになりなさい。
わたしの足りない部分を満たすための存在になりなさい。これは命令よ?
あはは…そう。能天気に見える貴方にも勇者としての矜持はあったのね。
ならいいわ…身体に直接教え込んであげる。わたしの魅力…
(魔王が服を脱ぎ出す)
さ、第二回戦を始めましょ?
貴方も服を脱いで…って、縛られたままじゃ脱げないか。魔法で弾き飛ばしてあげる。
(勇者の服を魔法で破り飛ばす)
これでお互い準備万端ね。
さぁて…どうやって勇敢な勇者くんを蹂躙してあげようかしら?ふふふっ…
そこの貴方。こんなところで何してるの?
調査ァ?何それ?
どうでもいいけど、今すぐここから立ち去りなさい。
えぇ。この街の雰囲気を見て分からない?
ここがいかに危険な場所かってこと。
(ため息)
呆れた…ここは貴方のようなただの人間が、大手を振って歩けるような場所じゃないのに…
とりあえず、安全なところまで案内してあげる。
わたしについてきなさい。絶対に離れちゃダメよ?
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[秘密の隠れ家]
ここなら安全よ。奴らもこの場所は知らない。
奴らといったら、奴らよ。
貴方たち人間が『魔物』と呼んでる生物のことよ。
そう。この街にはそういった連中がウヨウヨいるから。
この街に迷い込んだ人間が奴らに見つかれば、死は免れない。
えぇ。奴らにとって、人間は捕食対象でしかないもの。
…奴らがこの街を出て行かない理由?
そんなの決まってる。この街には特別な結界が張られてるからよ。
えぇ。奴らの外部への侵出を許さない、特別な結界がね。
その結界の核を護るのがわたしの役目。
貴方みたいな素人にノコノコ来られちゃ困るのよ。
分かったら、早くこの街を出て行きなさい。いいわね?
貴方ねぇ…!わたしの話聞いてた⁉︎
命が惜しかったら、この街を出ろって言ってるの!日本語通じてる⁉︎
あぁ、もう!頑固な男ね!まったく…!
いいわ。そこまで言うなら、調査でも何でもすれば?
言っとくけど、貴方がピンチになっても、わたしは助けないから。
当たり前でしょ。わたしは貴方の都合のいいヒーローじゃないの。
勝手に行動するってんなら、自分の身は自分で守りなさい。いいわね?
…そ。まぁ、代わりと言っちゃあなんだけど、この隠れ家は好きに使っていいわよ。
えぇ。どうせ、数あるうちの隠れ家の一つに過ぎないから。
わたしの心配は無用よ。生まれた時から、ずっとこの街で暮らしてるから。
それじゃあ、わたしはそろそろ行くわね。
生きてたらまた会いましょ。さよなら。
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[花園]
貴方…こんなところで何してるの?
植物の調査って、あのねぇ…この花園には危険な魔界植物が生息してるのよ?いつ食われてもおかしくないこと、わかってる?
(ため息)
貴方、そんなのほほんとしてて、これまでよく生きてこられたわね。
初めて会ってから、二週間も経ってるのに…
もしかして貴方、特別な力とか持ってたりする?
いえ…わたしから見たら、ただの能天気な人間にしか見えないけど。
えぇ。とても特別な力を持ってるとは思えないわ。
はぁ?食事?
いきなり何?わたしを誘ってるの?
ホント、危機感のない男…
なんでこんなのが、この街で生きてられるのかしら…
まぁいいわ。たまには付き合ってあげる。
わたしもちょうど暇してたところだしね。
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[レストラン]
貴方…どれだけ食べる気?何杯おかわりすれば気が済むの?
とんだ大飯食らいがいたものね…能天気なだけの人間じゃなかったってことか。
いいわよ、別に。このレストランのシェフ、最上位の精霊だから。
そ。少量の材料さえあれば、それに見合った食事をいくらでも提供できる。わたしもよく利用させてもらってるわ。
お金?要らないわよ、そんなの。
渡すのはお金じゃなくて魔力。彼女が生きるのに必要だからね。
そうよ。だからこの食事は全部わたしの奢り。
だって貴方、全然魔力持ってないでしょう?
仕方ないから、わたしが全部払っておいてあげる。仕方なくね。
…うるさい。次、人のことツンデレ呼ばわりしたらコロスから。
それよりご飯は食べ終わった?そろそろ会計済ませたいんだけど。
えぇ。ちょっと用事を思い出したから。
店、先に出てていいわよ。わたしは後から出て行くから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[高層ビルの屋上]
(男が背後から現れる)
貴方…何でこんなところにいるの?
ここ、この街で一番高いビルの屋上なんだけど?
…それ、どこで知ったの?証拠は?
ふーん…随分たくさん証拠を集めたわね。
あの花園で植物を調べて、あれがわたしの魔力で育ったものだってことを知ったのね。
そうね。あのレストランのシェフも、わたしと懇意にしている魔精霊。
だから、あんな魔物がウヨウヨいる地帯で堂々とレストランを経営できるのよ。
あたし、正直貴方のことみくびってた。
えぇ、そうよ。わたしがこの街の支配者…魔王といったところかしら?
この街の結界の核はわたしが守ってる…あの言葉は嘘じゃない。
もちろん、魔物の外部への侵出を許さないってのも嘘じゃないわ。
ただ…この街の魔物は全てわたしの可愛いペット。
いわば、この街はわたし専用の巨大な庭といったところかしら?
人間というイレギュラーが入り込んでくるのは、実は大歓迎なの。
そうよ。人間はあの子たちの大事な食糧だもの。
たまに大規模な転移魔法を使って、ここに人間を拉致してくるのだけれど…みーんなあの子たちの胃袋にしっかり収まってくれたわ。
ふふふ…貴方がこの街に調査に来たっていうのは、大量の人間が一度に行方不明になった事件のことでしょ?
ちなみにこの街を嗅ぎつけられたのは、どうして?
へぇ…貴方、ただの探偵じゃないってことね。何者?
あはは…!なるほど、勇者の末裔ね。合点がいったわ。
どうりで魔物に易々と食われないわけだ。
魔物への対処法を最初から知ってたんでしょう?能天気に見せかけて、とんだ切れ者ね。
あぁ、最初に貴方を助けた理由?
ちょっとした気まぐれよ。大した意味はないわ。
どんな人間か気になって声をかけただけ。
正義のヒーロー気取ってれば、貴方の警戒心も解けて話しやすくなると思った。ただそれだけよ。
で?わたしを犯人だって特定して、それから先はどうするつもり?
…そ。わたしを倒すのね。
まぁ、当然よね。勇者が魔王を討伐するなんて、いつの時代でも当たり前のことだもの。
正確にいうなら、わたしも貴方と同じで、魔王の末裔ということになるんだけど。
現代では人間と魔物との大きな対立はないけれど…人を襲い、喰らいたい魔物も存在するのよ。
わたしはその魔物たちのために、魔王としての力を使い、新たな楽園を作ったの。
どう?凄いでしょ?魔物と人間が棲み分けられる理想的な世界を実現したんだから。
いいじゃない、別に。ここに連れてきた人間なんて、世界の総人口から考えれば、ほんの一部にすぎない。
ちょっとくらいは、魔物たちの腹の足しになってもいいんじゃない?
はぁ…ま、いいわ。最初から話し合いで解決するなんて思っていないもの。
ここまで来たご褒美に…ちょっとだけ遊んであげるわね。探偵勇者くん?
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[倒壊したビルの瓦礫の山の上]
はぁ、はぁ……あーあ、わたしが丹精込めて建てたビルが全部崩れちゃったじゃない。どうしてくれるのよ?
戦いの余波でペットたちも何匹か消し飛んじゃったし…
これは何が何でも、責任を取ってもらわないとねぇ?
ていうか、その出血量でまだ戦う?もう貴方に戦う手段は残されてないんじゃない?
あはは…戦略的撤退?賢い選択ね。
けど…そんなの許すと思う?このわたしが…
(魔力の縄で勇者を縛り上げる)
隙ありよ。敵に背中を見せるなって、小学校で習わなかった?
あら、命乞い?情けない勇者くんだこと…ッッ!?
(勇者に魔力を逆流させられる)
かっ、はっ…!貴方、随分舐めた真似を…!
魔力の縄で縛られてるのを逆に利用して、魔力を一気に逆流させるなんて…
はぁ…おかげで、身体が魔力過剰でボロボロじゃない。
ホント、生意気…わたしをここまでコケにしてくれちゃって…
(押し倒す)
でも…抵抗する体力は残ってなさそうね。
魔力で身体強化すらしてないわたしに押し倒されたんだから…
ねぇ…貴方、わたしのモノにならない?
わたし、正直退屈してたの。
理想の街を作ったはいいけど…それから先はどうしていいか分からなくて…
領土拡大なんて野心は持たなかったわ。
だって、自分だけの居場所を作った時点で満足しちゃったもの。
わたしは昔の魔王と違って、人間を支配しようだなんて思ってない。
ただ自分の求めるモノに囲まれて暮らすだけで十分だったのよ…
でも…何かが足りないって思った。
わたしに足りなかったのは…わたしと対等に話してくれる相手。
この街に来る貴方以外の人間はペットたちの餌でしかないし、この街にいる魔物たちは全員あたしのペットでしかない。
わたしと初めて対等に話せた相手…それが貴方なの。
だから…わたしのモノになりなさい。
わたしの足りない部分を満たすための存在になりなさい。これは命令よ?
あはは…そう。能天気に見える貴方にも勇者としての矜持はあったのね。
ならいいわ…身体に直接教え込んであげる。わたしの魅力…
(魔王が服を脱ぎ出す)
さ、第二回戦を始めましょ?
貴方も服を脱いで…って、縛られたままじゃ脱げないか。魔法で弾き飛ばしてあげる。
(勇者の服を魔法で破り飛ばす)
これでお互い準備万端ね。
さぁて…どうやって勇敢な勇者くんを蹂躙してあげようかしら?ふふふっ…
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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