遅くまで外で飲んでいた貴女は終電を逃し、タクシーを拾う。やがて酔いが回ってタクシーで眠ってしまった貴女は、運転手に優しく起こされる。ところが貴女は迂闊にも、彼に水を飲ませて欲しいと頼んでしまい、それがきっかけで、彼からセクハラを受ける羽目になってしまって…？

お客様…目的地に着きましたよ。


お目覚めになられましたか？目的地に到着しましたよ。


はい、目的地です。だいぶ酔っていらっしゃるようですが…大丈夫ですか？


…大丈夫ではなさそうですね。


近くの自販機で水を買ってきますので、少々お待ちください。


(自販機まで水を買って戻ってくる)


お待たせしました、お客様。


どうぞ、お飲みになってください。


…飲ませて欲しい？どうしてもですか？


仕方ありません…これはお客様がお望みになったことですからね？文句は一切受け付けませんよ？それでは、失礼いたします…


(ペットボトルの水を口に含んで、口移しで飲ませる)


お水、きちんと飲めましたか？


おや、どうしました？いきなり固まって…


何のつもりも何も、お客様がご自分で水が飲めないとおっしゃるので、口移しで飲ませただけですが？


ふふふっ…いけませんよ、お客様。


いくら酔ってるとはいえ、インキュバスの前で痴態をむやみに晒すのは…


いえいえ、冗談ではございません。


信じられないというのであれば、その身で確かめてみますか？


(顎クイして至近距離で囁く)


お客様はずいぶん可愛らしい顔をしておられますね…


酔っ払ってお顔が真っ赤ですし…


衣服もこんなに着崩して…あまりにふしだらではありませんか。


これでは、男を誘っていると勘違いされても仕方ありません。


このような格好を堂々とされては、インキュバスならずとも、男であれば襲ってしまうかもしれません。


ですが、ご安心ください。わたしは女性を痛めつけて喜ぶ趣味はございませんので。


貴女の満足げなメス顔が見たい…それがわたしの本心です。


お客様のエッチな姿、存分にわたしに曝け出してくれませんか？


その代わり、絶頂に達することは確実にお約束いたしましょう。


もちろん、お金はいただきません。


えぇ。なんせ、貴女のお体そのものがお代なのですから。


さぁ、いかがいたします？お金を払って、このまま家に帰るか、わたしに気持ちよくされてから家に帰るか…


後者ですね。かしこまりました。では、そのように…


(ディープキス)


とても麗しいお口ですね…クセになりそうです。


ふふっ…いい顔をなされてますね。その調子です。


もっとわたしに溺れてください…


人間の男性からは与えられないような快楽を提供して差し上げますので…


(ディープキス)


…なぜこんなに気持ちいいのか、ですか？


決まっています。貴女の体内にわたしの魔力を流し込んでいるからですよ。


えぇ。インキュバスの魔力は、女性にとって麻薬のようなものですから。


これでもそれなりに加減はしてるんですよ？


本気を出してしまったら、貴女の意識が飛んでしまいますからね。


そうなってしまえば、快楽を存分に味わうことができないでしょう？


えぇ。貴女にはもっとわたしに溺れてもらわないと…


(ディープキスしながら、身体のあちこちを弄り始める)


そういえば、先ほどはわたしのことをイケメンだと褒めてくださいましたね？


いかがです？イケメンとやらに身体を凌辱され、なすがままにされる気分は…


あぁ、それはよかった。拒否されてしまったら、一週間は寝込んでしまうところでした。


ふふ…嬉しいことを言ってくれますね。


お礼にもう少しだけ魔力を提供いたしましょうか…


(連続キス)


身体、ビクンって反応しましたね。とても可愛らしいです。


はい、何でしょう？ご要望があれば、何なりとお申し付けください。


あぁ、それに関しては問題ございません。


わたしは貴女が処女でなくとも、かまいませんよ。


どちらにせよ、最終的にはわたしのことしか考えられなくなるんですから。


えぇ。わたしが貴女の全てを上書きするんですから、結局は同じことです。


それではもう少しだけ、一夜限りの逢瀬を楽しみましょう？


わたしが責任をもって、イカせてあげますからね…


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おはようございます、お客様。


ずいぶんぐっすり眠っておられましたね。


そうですね。もう明け方です。時間が経つのは早いことで。


いえ、こちらこそ申し訳ありませんでした。


お客様の反応があまりにも良すぎてつい、張り切ってしまいました。


さ、お客様。もう家にお戻りになって、ゆっくり休んでください。


あぁ、お代は結構です。


お客様のお身体で十分払っていただきましたので。


それからこちら、わたしの連絡先です。


はい。もし、欲求不満になりましたら、ぜひわたしをお呼びください。いつでも駆けつけますので。


それでは、わたしはこれで。お疲れ様でした。


(女を降ろし、タクシーを走らせて立ち去る)

・台本（ゆるボイ！）
紳士でイケメンなタクシー運転手は、女をイカせる天才だった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎