- 耳かき
- マッサージ
- ボクっ娘
- 人外 / モンスター
- 猫又
- 妖狐
- 師弟関係
- 切ない
公開日2023年05月15日 00:13
更新日2023年05月15日 00:14
文字数
1769文字(約 5分54秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
猫又(弟子)
視聴者役柄
九尾の狐(師匠)
場所
草原
あらすじ
九尾の狐として膨大な妖力を持つあなたに弟子入りした猫又が、修行の成果を見せるために耳かきをしたいと言い出して…
本編
※SEは必須ではありません。
(広い草原。穏やかな風と暖かな陽射し。)
[足音]
お師匠、ここにいたんですね。
探したんですよー?
最近全然人間の街に顔を出してくれないから、寂しくて会いに来ちゃいました。
あ、そうだ。
見てくださいお師匠。
[変化 の効果音があれば]
よっ…とぉ。
どうですか?
ボク、耳としっぽを残して変化 できるようになったんです。
お師匠からこれが一番人間が喜ぶ姿だ、って聞いたときはびっくりしたけど…
へへ…確かに、ボクの可愛さが残ってていい感じです。
それにそれに!
お師匠にかまってもらえない間も、ちゃーんと耳かきの修行してましたっ。
えらい?ねー、えらいでしょ?
へへ…うれしい。
でも、一人で修行してたら実際に人にやってみたくなっちゃって。
だからお師匠、今日はボクに耳かきさせてください。
だ、大丈夫!
毎日お師匠に教わったことをいっぱいいっぱい練習したんだから!
…ほんと?やった!
じゃあ早速、ボクのひざに頭をどーぞ。
[ひざ(太もも)をたたく音]
あ、最初は仰向 けで。
せっかくなので耳マッサージ、ってやつもやってみます。
[頭を乗せる音]
ん、お師匠あったかい…
よぉーし、それじゃ、マッサージから始めます。
(耳マッサージ開始、両耳同時)
ゆーっくり、ゆーっくり…
やさーしく、やさーしく…
耳の上から下に…流すように…
すり、すり…
ぎゅっ、ぎゅっ…
ん?お師匠、どうしたんですか?
んっ、なに、ボクのほっぺ…?
あ、引っかき傷 ……これはその、なんでもない、です。
う……えと…街にいる他の猫又 たちにやられて…
だ、だって、どんなに修行してもボクの尻尾は2本のままだ、って言うんだもん。
だから言ってやったんです。
お師匠は最初1本だったんだぞ、って。
たくさん人間に耳かきをして、妖力 を蓄 えて9本になったんだ、って。
そしたらあいつら、みんなして笑うから…ついカッとなって掴みかかっちゃって…
ん、反省、してます。
常に余裕を持ち、感情的になってはいけない、ですよね。
次からは気をつけます…
…よし、マッサージはこれで終わりです。
(耳マッサージ終了)
気持ちよかったですか?
へへ、よかったぁ。
次は耳かきしますよぉ。
右耳を上にしてくださーい。
[頭の向きを変える音]
お師匠からもらったこの耳かき棒で、まずは外側を…
(耳かき開始)
かり、かり…かり、かり…
そういえばお師匠、こっちでも人間の姿でいるなんて珍しいですね。
いつもは変化 を解 いてるのに。
何か理由でも?
初めて人間に耳かきをしたことを思い出すため、ですか。
ボク、その話聞いたことないです。
聞きたいな、昔のお師匠のお話。
あ、奥のほうに入れていきまーす。
傷つけないようにそーっと…
…それで、お師匠はどうして人間に耳かきをしようと思ったんですか?
怪我してたところを人間に助けてもらって、そのお礼に…なるほど。
それが始まりかぁ…
ほえー…
感謝の気持ちを込めて耳かきをしたら、妖力が増えて尻尾が2本になったんだ…
いいなぁ…
ボクも早く人間に耳かきしてみたいです。
たくさん耳かきして、お師匠みたいに尻尾増やすんだぁ。
(耳かき終了)
ん、お師匠、右側は終わりました!
反対向きになってください。
[頭の向きを変える音(できればゆっくり)]
…左耳も始めますね。
(耳かき開始)
かり、かり…
…お師匠、ボクと出会った時のことは覚えてます?
そう、人間の街で、耳かき終わりのお師匠にボクが声をかけて。
何度も何度も弟子にしてほしい、ってお願いして、最終的にお師匠が根負 けしたんですよね。
ふふっ、あの時のお師匠の嫌そうな顔、今でも覚えてます。
ボクね、他の猫又よりもずーっと妖力が少ないし、弱くてちっちゃいから、いつも馬鹿にされてたんです。
そんなときに、耳かきで妖力を増やして強くなった妖狐 がいる、って聞いて…
あのときからずっと、お師匠はボクの憧れなんですよ?
(以降、泣いても可)
(耳かきは続けるか、ここで終了するかおまかせ)
…だから、お師匠、っ……
そんな優しい顔で、笑わないでください…
いつもみたいに迷惑そうにしてよ…
上手くなったな、なんて言わないで…
たとえ妖力を失っても…
お師匠はボクの憧れで、目指すべき目標だから…だから、っ…
(耳かき終了)
[変化 が解ける音があれば]
お師匠…変化 が解けちゃったね…
ふさふさの尻尾も、一本になっちゃった…
(大きく息を吸って吐く)
ボクが初めて人間に耳かきをするところ、見てほしかったな…
…あのね、お師匠。
ボク、絶対にお師匠みたいに立派な妖 になります。
だからそれまでは、遠いお空からボクのことを見守っててくださいね。
…約束、ですよ。
(広い草原。穏やかな風と暖かな陽射し。)
[足音]
お師匠、ここにいたんですね。
探したんですよー?
最近全然人間の街に顔を出してくれないから、寂しくて会いに来ちゃいました。
あ、そうだ。
見てくださいお師匠。
よっ…とぉ。
どうですか?
ボク、耳としっぽを残して
お師匠からこれが一番人間が喜ぶ姿だ、って聞いたときはびっくりしたけど…
へへ…確かに、ボクの可愛さが残ってていい感じです。
それにそれに!
お師匠にかまってもらえない間も、ちゃーんと耳かきの修行してましたっ。
えらい?ねー、えらいでしょ?
へへ…うれしい。
でも、一人で修行してたら実際に人にやってみたくなっちゃって。
だからお師匠、今日はボクに耳かきさせてください。
だ、大丈夫!
毎日お師匠に教わったことをいっぱいいっぱい練習したんだから!
…ほんと?やった!
じゃあ早速、ボクのひざに頭をどーぞ。
[ひざ(太もも)をたたく音]
あ、最初は
せっかくなので耳マッサージ、ってやつもやってみます。
[頭を乗せる音]
ん、お師匠あったかい…
よぉーし、それじゃ、マッサージから始めます。
(耳マッサージ開始、両耳同時)
ゆーっくり、ゆーっくり…
やさーしく、やさーしく…
耳の上から下に…流すように…
すり、すり…
ぎゅっ、ぎゅっ…
ん?お師匠、どうしたんですか?
んっ、なに、ボクのほっぺ…?
あ、引っかき
う……えと…街にいる他の
だ、だって、どんなに修行してもボクの尻尾は2本のままだ、って言うんだもん。
だから言ってやったんです。
お師匠は最初1本だったんだぞ、って。
たくさん人間に耳かきをして、
そしたらあいつら、みんなして笑うから…ついカッとなって掴みかかっちゃって…
ん、反省、してます。
常に余裕を持ち、感情的になってはいけない、ですよね。
次からは気をつけます…
…よし、マッサージはこれで終わりです。
(耳マッサージ終了)
気持ちよかったですか?
へへ、よかったぁ。
次は耳かきしますよぉ。
右耳を上にしてくださーい。
[頭の向きを変える音]
お師匠からもらったこの耳かき棒で、まずは外側を…
(耳かき開始)
かり、かり…かり、かり…
そういえばお師匠、こっちでも人間の姿でいるなんて珍しいですね。
いつもは
何か理由でも?
初めて人間に耳かきをしたことを思い出すため、ですか。
ボク、その話聞いたことないです。
聞きたいな、昔のお師匠のお話。
あ、奥のほうに入れていきまーす。
傷つけないようにそーっと…
…それで、お師匠はどうして人間に耳かきをしようと思ったんですか?
怪我してたところを人間に助けてもらって、そのお礼に…なるほど。
それが始まりかぁ…
ほえー…
感謝の気持ちを込めて耳かきをしたら、妖力が増えて尻尾が2本になったんだ…
いいなぁ…
ボクも早く人間に耳かきしてみたいです。
たくさん耳かきして、お師匠みたいに尻尾増やすんだぁ。
(耳かき終了)
ん、お師匠、右側は終わりました!
反対向きになってください。
[頭の向きを変える音(できればゆっくり)]
…左耳も始めますね。
(耳かき開始)
かり、かり…
…お師匠、ボクと出会った時のことは覚えてます?
そう、人間の街で、耳かき終わりのお師匠にボクが声をかけて。
何度も何度も弟子にしてほしい、ってお願いして、最終的にお師匠が
ふふっ、あの時のお師匠の嫌そうな顔、今でも覚えてます。
ボクね、他の猫又よりもずーっと妖力が少ないし、弱くてちっちゃいから、いつも馬鹿にされてたんです。
そんなときに、耳かきで妖力を増やして強くなった
あのときからずっと、お師匠はボクの憧れなんですよ?
(以降、泣いても可)
(耳かきは続けるか、ここで終了するかおまかせ)
…だから、お師匠、っ……
そんな優しい顔で、笑わないでください…
いつもみたいに迷惑そうにしてよ…
上手くなったな、なんて言わないで…
たとえ妖力を失っても…
お師匠はボクの憧れで、目指すべき目標だから…だから、っ…
(耳かき終了)
お師匠…
ふさふさの尻尾も、一本になっちゃった…
(大きく息を吸って吐く)
ボクが初めて人間に耳かきをするところ、見てほしかったな…
…あのね、お師匠。
ボク、絶対にお師匠みたいに立派な
だからそれまでは、遠いお空からボクのことを見守っててくださいね。
…約束、ですよ。
クレジット
ライター情報
主に男性向けシチュエーションボイスの台本を投稿していきます。
◇フリー台本に関して
使用ルール等はありませんので、自由に使っていただいて構いません。
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただくことも問題ありません。性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
ご使用の際の許可は必要ありませんが、【台本:ミフジ】の記載をお願いいたします。
有償利用(有料プランでの公開または有料音声作品としての販売)の際は、お手数ですが事前にご連絡ください。また、可能であれば完成データをいただけますと幸いです。
この場合の有償利用に、収益を伴う媒体での無料公開は含みません。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
【連絡する】からメールにてご連絡いただけます。また、Twitter DMからもご連絡可能です。
Twitterアカウント:@mifujimifuji
pixiv ID:85397484
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