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- 友達
- 清楚
公開日2023年05月20日 20:26
更新日2023年05月20日 21:07
文字数
4098文字(約 13分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
2 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
――松本君は好きな人いるの?」
百合風シナリオ「ゆりふわ~ゆるゆるふわふわ百合物語~」萌えキャラ(姫宮)結衣の
中学生時代の甘酸っぱい思い出。まだ好きと言う意味がわからなくて気持ちがフワフワしていて。自分の気持ちをわかって欲しいのに、素直になれなくて、ワザと相手に気のない素振りをみせてしまっていたあの頃のお話。
相手役はBL風シナリオ「男友達~イケメン松本とフツメン鈴木~」のクールイケメン松本。彼は中学の頃からクールだったのか?
結衣と松本は、放課後教室に2人残って一緒にクラス委員の仕事をしていました。仕事が終わり、結衣は松本にそれとなく好きな女の子のことを聞き出そうとします。
そして、最後に登場するのは……?
★登場人物★
・結衣《ゆい》
姫宮《ひめみや》結衣。
女。中学三年生。クラス委員。男女から好かれるゆるふわ女子。
百合風シナリオ「ゆりふわ」萌えキャラ(姫宮)結衣の中学生時代。
・松本《まつもと》
名字のみ。
男。中学三年生。クラス委員。男女から好かれるクールイケメン。
いつも冷めていて、言葉数が少ない。
百合風シナリオ「ゆりふわ~ゆるゆるふわふわ百合物語~」萌えキャラ(姫宮)結衣の
中学生時代の甘酸っぱい思い出。まだ好きと言う意味がわからなくて気持ちがフワフワしていて。自分の気持ちをわかって欲しいのに、素直になれなくて、ワザと相手に気のない素振りをみせてしまっていたあの頃のお話。
相手役はBL風シナリオ「男友達~イケメン松本とフツメン鈴木~」のクールイケメン松本。彼は中学の頃からクールだったのか?
結衣と松本は、放課後教室に2人残って一緒にクラス委員の仕事をしていました。仕事が終わり、結衣は松本にそれとなく好きな女の子のことを聞き出そうとします。
そして、最後に登場するのは……?
★登場人物★
・結衣《ゆい》
姫宮《ひめみや》結衣。
女。中学三年生。クラス委員。男女から好かれるゆるふわ女子。
百合風シナリオ「ゆりふわ」萌えキャラ(姫宮)結衣の中学生時代。
・松本《まつもと》
名字のみ。
男。中学三年生。クラス委員。男女から好かれるクールイケメン。
いつも冷めていて、言葉数が少ない。
本編
★★★★★★★★★★★★
台本をご覧いただきましてありがとうございます!
本文中、「――」の記述はト書きで音声化不要です。
本作は、以下台本のスピンオフとなりますので
先行して、ご確認いただけたら幸いです。
・ゆりふわ~ゆるゆるふわふわ百合物語~
・ゆりふわ2!~ゆるゆるふわふわ百合物語~
・男友達~イケメン松本とフツメン鈴木~
★★★★★★★★★★★★
0:――仕事終えて伸びをする結衣
結衣:はああ……終わったー!
松本:お疲れさま。
結衣:うん、お疲れ様!
結衣:松本君は、手際良いからすぐに仕事終わっちゃうね。
松本:そうかな。
結衣:そうだよー。なんか松本君って私の思いつかないような効率的な方法で仕事をこなしていくよね。
松本:そうかな。たまたまじゃね?
結衣:いやいや、そんなことないよ。去年はこんなに早く終わらなかったもん。
松本:ああ、姫宮《ひめみや》は去年もクラス委員だっけ。
結衣:うん。松本君だってクラスは違ったけれど、クラス委員だったでしょ。
松本:まあね。
0: ――(松本に向けて愚痴る)
結衣:聞いてくれるー?
結衣:去年一緒だった男子のクラス委員は口ばかりで、仕事ほとんど私がやってたんだよ?
松本:そっか。
結衣:だからね。3年生になって松本君と一緒にクラス委員やってから、拍子抜けってくらい仕事が楽になったよ。
松本:そっか。
結衣:そっか。って張り合い無いなあ。
松本:わり。
結衣:まあ、素っ気ないところが松本君の良いところだし良いんだけど。
松本:うーん。どうだろ。
結衣:本当に冷静というか冷めているというか動じないというか。
松本:盛りだくさんだな。
結衣:そう。松本君は盛りだくさんなの!
松本:ったく。全肯定《ぜんこうてい》かよ。少しは否定しろよ。
結衣:だってー。結衣は嘘つけないし、ほーんと松本君って否定するところが見当たらない笑
松本:まったく。そんなに誉めても何にも出ねーぞ。
結衣:あはは。そう言う意味で言ったんじゃないよ。
結衣:それに、これで何か欲しがったら松本君のファンから怒られちゃう。
0: ――(首をかしげる松本)
松本:ファン……?
松本:何だそれ?
結衣:え、知らないの?
結衣:松本君って結構、クラスの女子から人気あるんだよ?
結衣:だって、この前のバレンタインだってチョコレートいっぱい貰ってたじゃない。
0: ――(何かが思い当たった松本)
松本:ああー。あんなの義理だろ。
結衣:いやいやいやいや、あんな気合の入った義理チョコなんて無いってば!
松本:そうか?
結衣:そうだよ。
結衣:義理だなんて言ったら女の子たち悲しむよ。
松本:そうか。それは悪かったな。
松本:そう言えば姫宮もバレンタインにチョコくれたよな。
松本:あれは義理なのか?
結衣:あ、えっと……
0: ――(間1秒 言葉に詰まり、話題転換しようとするが声がうわずる結衣)
結衣:そ、そう言えば、松本君は好きな人いるの?
松本:なんだ突然?
松本:変な奴だな。
結衣:いーからいーから。
結衣:松本君、好きな人いるの?
0: ――(呆れる松本)
松本:まったく……。
松本:興味ねえよ。そんなの。
0: ――(ほっとした様子の結衣)
結衣:そっか。
結衣:あ、もしかして鈴木君?!
松本:鈴木?
結衣:そうそう。鈴木君。仲良いじゃない?
結衣:いつも一緒にいるし。
松本:友達だけど、そこまで仲良くはねぇよ。
松本:いつも鈴木が話しかけてくるし無下《むげ》に出来ないだけだ。
松本:それに鈴木は男だろ。
結衣:そっか。
結衣:松本君、女の子より男の子の方が好きなのかと思った。笑
松本:そんな訳ねえだろ。
結衣:あー。そう言えば。
結衣:鈴木君って女の子のこといやらしい目で見るから苦手なんだよね。
松本:そう?
結衣:うん。
結衣:なんかね。私に話しかけるとき目じゃなくて、必ず胸を見て話すんだよ。
松本:そうか。
松本:今度、気を付けるように言っておくよ。
結衣:あはは……それはいいよ。もう諦めてる。
松本:それは悪かったな。
結衣:いやいやいや。
結衣:松本君は悪くないし謝ること無いよ。
松本:まあ、鈴木とよく話してるのは事実だし、俺にも責任あるかもな。
結衣:そうかなあ。
結衣:でも松本君と鈴木君……正反対だね。
松本:そうか?
結衣:そうだよ。
結衣:鈴木君は脳内エッチなことで溢れかえっててチャラいけど、松本君は何が起きても動じなくて、言葉少なで、クールで仕事のできる男って感じ。
松本:鈴木が脳内エッチなことで溢れてる?
結衣:だってそうだよ。
結衣:女の子たち、みんな嫌がってるし評判良くないよ。
松本:そうか。
結衣:うん。正直、松本君には鈴木君と関わって欲しくない。
0: ――(間1秒 友達のこと悪く言われてイラっとする松本)
松本:待てよ。鈴木だって悪気がある訳じゃないし、あれで良いところあるんだよ。
松本:陰口《かげぐち》叩く奴は好きじゃない。
0: ――(気まずそうに謝る結衣)
結衣:あ……ごめん。
0: ――(素に戻る松本)
松本:あ、いや。
松本:俺も言い過ぎた。ごめん。
結衣:んーん。
結衣:この件に関しては私が悪かったよ。
結衣:つい感情的になっちゃった。本当にごめんね。
松本:いや、俺こそごめん。
0: ――(間1秒 松本の意外な一面を見て喜ぶ結衣)
結衣:ああーでも松本くんも怒るんだね。
結衣:どんな時でも冷静沈着《れいせいちんちゃく》だと思ってたから、何か意外だよ。
松本:怒ってねえよ。
松本:ただ、友達のこと悪く言われるのは余り気分の良いものじゃないからな。
結衣:そっか。そうだよね。
結衣:ごめんね。
松本:いや、だからもう良いって。
0: ――(間1秒 松本のスマホが鳴る)
結衣:あ、松本君、スマホ。
松本:あ、ああ。ありがとう。
0: ――(間1秒 スマホを見る松本)
結衣:鈴木君?
松本:そう。
結衣:なんだって?
松本:駅で待ってるって。
結衣:ふふっ笑
結衣:本当に仲良いね。
松本:そうかな?
結衣:うん、仲良いよ。本当に。
0: ――(間1秒 松本に聞こえないようにつぶやく結衣)
結衣:ほーんと。妬《や》けちゃうな。
松本:え、何?
結衣:何でもない!
松本:何だよ? 変な奴だな。
0: ――(強引に話を変える結衣)
結衣:あっ! そうだ!
結衣:そう言えば、松本君は外部進学って言ってたよね。
松本:ああ、うん。
結衣:そっか。私は内部進学だから、高校は別々だね。
松本:そうだな。
松本:でも仮に俺が内部進学でも、うちの高校は、男子校、女子校で別れるから、どっちにしても別々だから、結局同じだろ。
結衣:あ、そうか。
松本:うん。
結衣:松本君、大学は?
松本:まだ決めてないけど、たぶん慶大《けいだい》。
結衣:え、だったら内部進学で良くない?
結衣:エスカレーターで行ったほうが絶対楽だよ。
松本:まあ、そうなんだけど……でも今から未来の可能性を狭《せば》めたくないから。
結衣:未来の可能性?
松本:そう。確かに慶大の附属校だったら、余程のことがない限り誰でも慶大に行くと思う。
松本:その反面、それだと必然的に慶大一択になってしまうような気がしてね。
松本:だから、高校に入ってからでも他の大学も選択肢に入れた上で進学先を決めたいんだよ。
松本:それに、今まで良くも悪くも慶蘭《けいらん》付属のエスカレーターで来てしまったから、外の世界も見てみたいと言うのが正直なところかな。
結衣:そっかあ。
結衣:松本君も色々と考えているんだね。
松本:まあね。
結衣:でも、今の時点で大学は慶大に行く可能性が高いんでしょ?
松本:たぶんね。でもまだ、高校だってこれからなのに大学のことなんて考えてないよ。
結衣:じゃあ、大学決まったらライムして?
松本:え、何で?
結衣:何でも!
松本:変な奴だな。わかったよ。
結衣:うん。絶対ね!
松本:ああ。わかった。
結衣:わすれないでね!
松本:わかったってば。
0: ――(間2秒 時は流れ大学生の結衣)
0: ――会話の相手は「ゆりふわ~ゆるゆるふわふわ百合物語~の登場人物)瑠奈」
結衣:と、言うわけで、これが、前に話した松本君とクラス委員だった中3の時のお話。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:なによ。その目は!
結衣:聞かれたから話したんでしょー?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:え、きたよ?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に困惑しながらも応える結衣)
結衣:あ、うん。
結衣:きたよ。連絡。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に少し怒る結衣)
結衣:「キャー」って何よー。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:別にいいじゃーん。
結衣:中学時代のことで過去の話なんだし。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:あー。それ言われると辛いなあ。
結衣:わかった。わかったよー。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える結衣)
結衣:あ、うん。慶大……だって。
結衣:外部から、推薦使わず一般入試で慶大に入ったって。
結衣:松本君は、今でも相変わらずスゴいよ。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に少し怒る結衣)
結衣:だから「キャー」ってやめてよー。
結衣:そんなんじゃないんだから。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える結衣)
結衣:ふふっ。確かに一緒の大学だから、確かにどこかで会うかもしれないね。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:え、何、その目は?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:そんなことないよ。
結衣:確かに今思えば、あの頃は松本君のこと好きだったかもしれないけれど。
結衣:今は違うよ。ただの思い出。懐かしい思い出。
0: ――(間1秒 疑う瑠奈に応える)
結衣: ほーんとだってばー。
0: ――(間1秒 瑠奈は納得しない様子)
結衣:もー。怒ってる?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:あははっ!
結衣:大丈夫だよ。ちゃんと大好きだよ。
結衣:一筋に大好きだよ。
0: ――(間1秒 エンディング)
結衣:大好きだよ、瑠奈《るな》!
0: ――(間1秒 余韻)
終演:
★★★★★★★★★★★★
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・ゆりふわ2!~ゆるゆるふわふわ百合物語~
・男友達~イケメン松本とフツメン鈴木~
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結衣:はああ……終わったー!
松本:お疲れさま。
結衣:うん、お疲れ様!
結衣:松本君は、手際良いからすぐに仕事終わっちゃうね。
松本:そうかな。
結衣:そうだよー。なんか松本君って私の思いつかないような効率的な方法で仕事をこなしていくよね。
松本:そうかな。たまたまじゃね?
結衣:いやいや、そんなことないよ。去年はこんなに早く終わらなかったもん。
松本:ああ、姫宮《ひめみや》は去年もクラス委員だっけ。
結衣:うん。松本君だってクラスは違ったけれど、クラス委員だったでしょ。
松本:まあね。
0: ――(松本に向けて愚痴る)
結衣:聞いてくれるー?
結衣:去年一緒だった男子のクラス委員は口ばかりで、仕事ほとんど私がやってたんだよ?
松本:そっか。
結衣:だからね。3年生になって松本君と一緒にクラス委員やってから、拍子抜けってくらい仕事が楽になったよ。
松本:そっか。
結衣:そっか。って張り合い無いなあ。
松本:わり。
結衣:まあ、素っ気ないところが松本君の良いところだし良いんだけど。
松本:うーん。どうだろ。
結衣:本当に冷静というか冷めているというか動じないというか。
松本:盛りだくさんだな。
結衣:そう。松本君は盛りだくさんなの!
松本:ったく。全肯定《ぜんこうてい》かよ。少しは否定しろよ。
結衣:だってー。結衣は嘘つけないし、ほーんと松本君って否定するところが見当たらない笑
松本:まったく。そんなに誉めても何にも出ねーぞ。
結衣:あはは。そう言う意味で言ったんじゃないよ。
結衣:それに、これで何か欲しがったら松本君のファンから怒られちゃう。
0: ――(首をかしげる松本)
松本:ファン……?
松本:何だそれ?
結衣:え、知らないの?
結衣:松本君って結構、クラスの女子から人気あるんだよ?
結衣:だって、この前のバレンタインだってチョコレートいっぱい貰ってたじゃない。
0: ――(何かが思い当たった松本)
松本:ああー。あんなの義理だろ。
結衣:いやいやいやいや、あんな気合の入った義理チョコなんて無いってば!
松本:そうか?
結衣:そうだよ。
結衣:義理だなんて言ったら女の子たち悲しむよ。
松本:そうか。それは悪かったな。
松本:そう言えば姫宮もバレンタインにチョコくれたよな。
松本:あれは義理なのか?
結衣:あ、えっと……
0: ――(間1秒 言葉に詰まり、話題転換しようとするが声がうわずる結衣)
結衣:そ、そう言えば、松本君は好きな人いるの?
松本:なんだ突然?
松本:変な奴だな。
結衣:いーからいーから。
結衣:松本君、好きな人いるの?
0: ――(呆れる松本)
松本:まったく……。
松本:興味ねえよ。そんなの。
0: ――(ほっとした様子の結衣)
結衣:そっか。
結衣:あ、もしかして鈴木君?!
松本:鈴木?
結衣:そうそう。鈴木君。仲良いじゃない?
結衣:いつも一緒にいるし。
松本:友達だけど、そこまで仲良くはねぇよ。
松本:いつも鈴木が話しかけてくるし無下《むげ》に出来ないだけだ。
松本:それに鈴木は男だろ。
結衣:そっか。
結衣:松本君、女の子より男の子の方が好きなのかと思った。笑
松本:そんな訳ねえだろ。
結衣:あー。そう言えば。
結衣:鈴木君って女の子のこといやらしい目で見るから苦手なんだよね。
松本:そう?
結衣:うん。
結衣:なんかね。私に話しかけるとき目じゃなくて、必ず胸を見て話すんだよ。
松本:そうか。
松本:今度、気を付けるように言っておくよ。
結衣:あはは……それはいいよ。もう諦めてる。
松本:それは悪かったな。
結衣:いやいやいや。
結衣:松本君は悪くないし謝ること無いよ。
松本:まあ、鈴木とよく話してるのは事実だし、俺にも責任あるかもな。
結衣:そうかなあ。
結衣:でも松本君と鈴木君……正反対だね。
松本:そうか?
結衣:そうだよ。
結衣:鈴木君は脳内エッチなことで溢れかえっててチャラいけど、松本君は何が起きても動じなくて、言葉少なで、クールで仕事のできる男って感じ。
松本:鈴木が脳内エッチなことで溢れてる?
結衣:だってそうだよ。
結衣:女の子たち、みんな嫌がってるし評判良くないよ。
松本:そうか。
結衣:うん。正直、松本君には鈴木君と関わって欲しくない。
0: ――(間1秒 友達のこと悪く言われてイラっとする松本)
松本:待てよ。鈴木だって悪気がある訳じゃないし、あれで良いところあるんだよ。
松本:陰口《かげぐち》叩く奴は好きじゃない。
0: ――(気まずそうに謝る結衣)
結衣:あ……ごめん。
0: ――(素に戻る松本)
松本:あ、いや。
松本:俺も言い過ぎた。ごめん。
結衣:んーん。
結衣:この件に関しては私が悪かったよ。
結衣:つい感情的になっちゃった。本当にごめんね。
松本:いや、俺こそごめん。
0: ――(間1秒 松本の意外な一面を見て喜ぶ結衣)
結衣:ああーでも松本くんも怒るんだね。
結衣:どんな時でも冷静沈着《れいせいちんちゃく》だと思ってたから、何か意外だよ。
松本:怒ってねえよ。
松本:ただ、友達のこと悪く言われるのは余り気分の良いものじゃないからな。
結衣:そっか。そうだよね。
結衣:ごめんね。
松本:いや、だからもう良いって。
0: ――(間1秒 松本のスマホが鳴る)
結衣:あ、松本君、スマホ。
松本:あ、ああ。ありがとう。
0: ――(間1秒 スマホを見る松本)
結衣:鈴木君?
松本:そう。
結衣:なんだって?
松本:駅で待ってるって。
結衣:ふふっ笑
結衣:本当に仲良いね。
松本:そうかな?
結衣:うん、仲良いよ。本当に。
0: ――(間1秒 松本に聞こえないようにつぶやく結衣)
結衣:ほーんと。妬《や》けちゃうな。
松本:え、何?
結衣:何でもない!
松本:何だよ? 変な奴だな。
0: ――(強引に話を変える結衣)
結衣:あっ! そうだ!
結衣:そう言えば、松本君は外部進学って言ってたよね。
松本:ああ、うん。
結衣:そっか。私は内部進学だから、高校は別々だね。
松本:そうだな。
松本:でも仮に俺が内部進学でも、うちの高校は、男子校、女子校で別れるから、どっちにしても別々だから、結局同じだろ。
結衣:あ、そうか。
松本:うん。
結衣:松本君、大学は?
松本:まだ決めてないけど、たぶん慶大《けいだい》。
結衣:え、だったら内部進学で良くない?
結衣:エスカレーターで行ったほうが絶対楽だよ。
松本:まあ、そうなんだけど……でも今から未来の可能性を狭《せば》めたくないから。
結衣:未来の可能性?
松本:そう。確かに慶大の附属校だったら、余程のことがない限り誰でも慶大に行くと思う。
松本:その反面、それだと必然的に慶大一択になってしまうような気がしてね。
松本:だから、高校に入ってからでも他の大学も選択肢に入れた上で進学先を決めたいんだよ。
松本:それに、今まで良くも悪くも慶蘭《けいらん》付属のエスカレーターで来てしまったから、外の世界も見てみたいと言うのが正直なところかな。
結衣:そっかあ。
結衣:松本君も色々と考えているんだね。
松本:まあね。
結衣:でも、今の時点で大学は慶大に行く可能性が高いんでしょ?
松本:たぶんね。でもまだ、高校だってこれからなのに大学のことなんて考えてないよ。
結衣:じゃあ、大学決まったらライムして?
松本:え、何で?
結衣:何でも!
松本:変な奴だな。わかったよ。
結衣:うん。絶対ね!
松本:ああ。わかった。
結衣:わすれないでね!
松本:わかったってば。
0: ――(間2秒 時は流れ大学生の結衣)
0: ――会話の相手は「ゆりふわ~ゆるゆるふわふわ百合物語~の登場人物)瑠奈」
結衣:と、言うわけで、これが、前に話した松本君とクラス委員だった中3の時のお話。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:なによ。その目は!
結衣:聞かれたから話したんでしょー?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:え、きたよ?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に困惑しながらも応える結衣)
結衣:あ、うん。
結衣:きたよ。連絡。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に少し怒る結衣)
結衣:「キャー」って何よー。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:別にいいじゃーん。
結衣:中学時代のことで過去の話なんだし。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:あー。それ言われると辛いなあ。
結衣:わかった。わかったよー。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える結衣)
結衣:あ、うん。慶大……だって。
結衣:外部から、推薦使わず一般入試で慶大に入ったって。
結衣:松本君は、今でも相変わらずスゴいよ。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に少し怒る結衣)
結衣:だから「キャー」ってやめてよー。
結衣:そんなんじゃないんだから。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える結衣)
結衣:ふふっ。確かに一緒の大学だから、確かにどこかで会うかもしれないね。
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:え、何、その目は?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:そんなことないよ。
結衣:確かに今思えば、あの頃は松本君のこと好きだったかもしれないけれど。
結衣:今は違うよ。ただの思い出。懐かしい思い出。
0: ――(間1秒 疑う瑠奈に応える)
結衣: ほーんとだってばー。
0: ――(間1秒 瑠奈は納得しない様子)
結衣:もー。怒ってる?
0: ――(間1秒 瑠奈の反応に応える)
結衣:あははっ!
結衣:大丈夫だよ。ちゃんと大好きだよ。
結衣:一筋に大好きだよ。
0: ――(間1秒 エンディング)
結衣:大好きだよ、瑠奈《るな》!
0: ――(間1秒 余韻)
終演:
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ライター情報
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ゆるふわ台本多め
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