貴方は同じベッドで寝ていた眠れない年上彼氏と少しだけお話することになった。彼は女の子にモテるタイプで、貴方はそれを不安視していて…？

なぁ…起きてる？寝れないんだけど…


あ〜…その、せっかくだしさ、話し相手してくれよ。


いや、眠いのは分かるけど、ちょっとだけ。な？


サンキュー…じゃ、何話す？俺らの馴れ初め話？


おいおい、それは言わない約束だろ。あれは出来心だったんだって。


いや〜、面目ない。可愛い女の子に声かけられて、流石に心揺らいじまって…


すまんすまん。反省してるから、そんなむくれんなよ。な？


はいはい、お詫びのギューな。ギュー…


(抱きしめる)


可愛いなぁ、チクショウ…こんな可愛い男がこの世にいてたまるかって…


つーか俺ら、なんで付き合うことになったんだっけ？男同士なのにさ…


あ〜、そうだっけ？俺、あん時の記憶全然無いからさぁ…


そっかぁ…成り行きなら仕方ないな、うん。


けどまぁ、今じゃ本気でお前のこと好きだし…他の女の子にゃ見向きしねーよ。


大丈夫大丈夫。浮気なんかしないって。


これでも我慢強さには定評あるし。それはお前もよく知ってるだろー？


そうそう。友達に無理やり合コンに誘われた時、女の子の方が脈ありっぽくてさ、その子がちょっと色っぽかったんだけど、ちゃんと言ってやったよ。


「俺、この写メの子と付き合ってるからさ…今日はその気にさせてごめんな？」って…


そーそーw 相手の子、俺がゲイだとは思わなかったらしくてさ、「あ、うん、そうなんだ…あたしはそーいうの良いと思うよ、うん…」って引き気味に言ってきて。「全然良いって思ってないだろw」って思いながら、そのまま別れた。


ん？けっこう顔面偏差値高かったよ、その子。


お前と付き合ってなかったら、陥落してたな。絶対。


あ〜、はいはい。ごめんごめーん。


女の子引っ掛けてくる方が悪いんですよね。分かってますって。


分かってるよ…もう合コンは行かない。


立派な彼氏持ちだからなー…出会い求める場に行くのは普通におかしいよな、うん。


あ〜、許してくれるんだ。浮気しそうになったのに。


いいの？お仕置きしなくて…俺、また同じことやっちゃうかもよ？


……ははっ。こりゃ一本取られた。


はいはい、降参。降参しますから、それ以上は…な？


(キス)


ごめん…可愛すぎてキスしちゃった。嫌だった？


いやいや。俺は悪くない。可愛すぎるお前が悪い。


人をその気にさせるようなこと言いやがってさぁ…このまま襲っちゃうぞー？がおー。


へへっ…冗談。今日は眠いんだろ？そーいうことはまた今度な。


ん…話、付き合ってくれてありがとな。ゆっくりおやすみ…


…好きだぞ、愛してる。


これからもお前のこと、大切にヨシヨシしてやるからな〜…よしよーし。ふふっ…

・台本（ゆるボイ！）
【BL】年上彼氏との甘々添い寝
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎