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- オイルマッサージ
- 指耳かき
- タッピング
- 心音
- 添い寝
公開日2023年10月26日 21:36
更新日2023年10月26日 21:36
文字数
2011文字(約 6分43秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
回復術士兼使用人
視聴者役柄
勇者兼主人
場所
お嬢様の部屋
あらすじ
表向き、同じ冒険者パーティに所属する回復術士の男は、実は貴女の使用人であった。元奴隷だった男を拾い、同じ人間として扱っていくうちに、彼から貴女への信頼と忠誠はとてつもなく厚いものになっていた。そして貴女自身も彼に対する特別な感情を覚えているようになっていて…?
本編
お疲れ様です、勇者様。本日も見事なご活躍でしたね。あれだけの数の魔物をたったお一人で倒してしまうとは…流石は歴代最強と名高いお方です。
あぁ、申し訳ございません、勇者様。早速、本日のメニューですが…
…はい、かしこまりました。二人きりの時は「勇者様」ではなく「お嬢様」とお呼びさせていただきますね。
では改めましてお嬢様…本日のメニューですが、オイルマッサージと指耳かき、それからタッピングということでよろしかったでしょうか?
かしこまりました。では、まずこちらの枕の上に頭をのせて…
…え?膝枕、ですか?ですが、こちらの枕の方がフカフカで…
…了解いたしました。ご要望通り、わたしの膝をお貸ししますね。どうぞ、こちらへ…
(膝枕する)
頭の位置はこちらで大丈夫でしょうか?一番リラックスできる位置にお乗せくださいね?
かしこまりました。それではさっそく、オイルをつけていきましょう…両耳、失礼します…
(両耳オイルマッサージ)
力加減はこれくらいでよろしいでしょうか?
はい…では、もう少し強めに揉んでいきますね…
ちなみに今使っているオイルですが…ポーションの成分も含んだオイルですので、疲れなどもあっという間に吹き飛んでしまいます。すでにわたし自身で実験済みですので。
えぇ。きちんと効果を検証したうえで使っておりますので、どうぞご安心ください。
それにしても…ふふ、これは何というか…いつもの勇者様とのギャップが…
いえ、申し訳ございません。ただの独り言でありますゆえ…
はい…では、正直に申し上げます。
勇者様…いいえ、お嬢様。今の貴女がとても可愛らしいと思いまして、つい頬が緩んでしまいました。
はい。わたしの膝の上で無防備なお姿を晒してくれていて、それがとても嬉しいのです。
いえいえ、そんな…無防備なところを襲ったところで、わたしに勝ち目などありません。わたしは後方支援特化の回復術士(ヒーラー)ですから。いつも最前線で戦っておられるお嬢様に敵うはずがありません。
もっとも…敵ったところで、襲いなどしないのですけれど。なんせわたしはお嬢様の「秘密の使用人」ですので。
えぇ。表向きは同じパーティの仲間ですが、わたしとしましては、常に使用人のつもりですから。
お嬢様を陰から支える…それがわたしに課せられた使命。元奴隷であるわたしを人間として扱ってくれた貴女に忠誠を尽くすのは、当然のことかと。
さ、お嬢様。お次は指耳かきといたしましょう。オイルは軽く拭き取って、と…
…それでは、耳に指を入れていきますので、お身体の力は抜いたままで…
(両指耳かき)
こちらの力加減はいかがしましょう…?もう少し強くした方がよろしいですか?
はい…それでは、このままの強さで進めさせていただきます…
…?えぇ、お嬢様のことはわたしの中の全人格が満場一致で尊敬していると太鼓判を押していますが…
それ以外の感情…そうですね、近くで見ると意外と小さくて、可愛らしいところでしょうか?前線に立っているときは中々意識しづらくはありますが…
む…それ以外となると、難しいですね…やはり普段は主人として尊敬している部分が大きいので…
わかりました。今後の課題として、頭の片隅にとどめておきますね。
…そろそろタッピングでも致しましょうか。これでお嬢様を完全に寝かしつけて御覧に入れます…
(両耳タッピング)
こうして一定のリズムを刻まれると、眠たくなりませんか…?
ふふ…お褒めに預かり、光栄です。お嬢様に癒しと安らぎの時間を与えられるよう、かの有名な音楽家のところに通って、練習しましたからね…
はい。お嬢様に対していい加減な仕事はできませんので、これくらいは当然かと。
いえいえ。わたしがしたくてやっていることなので、どうかお気になさらず。お嬢様の幸せこそ、わたしの幸せなので。
ほら…本日は連戦でたくさんお疲れになったでしょう?このままゆっくりお休みください…
(タッピング終わり)
…寝てしまわれたようですね。とても美しい寝顔です。ずっと眺めていたい…
あ……まだ、起きておられたのですね。すみません、少々本音が…
…心音?しかしそれだと、わたしがお嬢様に密着することに…
かしこまりました…ご命令とあらば、そのように…頭、少し上げてもらってよろしいですか?
ん…それではお隣、失礼します…
(添い寝体勢になって、彼女を胸のあたりに抱き寄せる)
いかがです…?わたしの心音、聞こえますか…?
そうですか…よかった。わたしごときの脈動でリラックスできるのならばそれで…
あぁ、すみません…奴隷時代の口癖が、つい…
えぇ、分かっているつもりです。お嬢様に仕える者として、自分の品位を下げることは、お嬢様の品位を下げることにもつながると…
はい…今すぐ直す、とは申しませんが、これから根気強く直していくつもりですので…
…寛大なお心遣い、感謝いたします。お嬢様には一生頭が上がりませんね…元より、上げるつもりもありませんが…
はい…わたしも好きですよ、お嬢様のこと…一人の人間として。
…?お嬢様?今なんと…?
……寝てしまわれましたか。聞き取れなかった部分は寝言ですかね…
…おやすみなさい、お嬢様。どうか、良い夢を…
あぁ、申し訳ございません、勇者様。早速、本日のメニューですが…
…はい、かしこまりました。二人きりの時は「勇者様」ではなく「お嬢様」とお呼びさせていただきますね。
では改めましてお嬢様…本日のメニューですが、オイルマッサージと指耳かき、それからタッピングということでよろしかったでしょうか?
かしこまりました。では、まずこちらの枕の上に頭をのせて…
…え?膝枕、ですか?ですが、こちらの枕の方がフカフカで…
…了解いたしました。ご要望通り、わたしの膝をお貸ししますね。どうぞ、こちらへ…
(膝枕する)
頭の位置はこちらで大丈夫でしょうか?一番リラックスできる位置にお乗せくださいね?
かしこまりました。それではさっそく、オイルをつけていきましょう…両耳、失礼します…
(両耳オイルマッサージ)
力加減はこれくらいでよろしいでしょうか?
はい…では、もう少し強めに揉んでいきますね…
ちなみに今使っているオイルですが…ポーションの成分も含んだオイルですので、疲れなどもあっという間に吹き飛んでしまいます。すでにわたし自身で実験済みですので。
えぇ。きちんと効果を検証したうえで使っておりますので、どうぞご安心ください。
それにしても…ふふ、これは何というか…いつもの勇者様とのギャップが…
いえ、申し訳ございません。ただの独り言でありますゆえ…
はい…では、正直に申し上げます。
勇者様…いいえ、お嬢様。今の貴女がとても可愛らしいと思いまして、つい頬が緩んでしまいました。
はい。わたしの膝の上で無防備なお姿を晒してくれていて、それがとても嬉しいのです。
いえいえ、そんな…無防備なところを襲ったところで、わたしに勝ち目などありません。わたしは後方支援特化の回復術士(ヒーラー)ですから。いつも最前線で戦っておられるお嬢様に敵うはずがありません。
もっとも…敵ったところで、襲いなどしないのですけれど。なんせわたしはお嬢様の「秘密の使用人」ですので。
えぇ。表向きは同じパーティの仲間ですが、わたしとしましては、常に使用人のつもりですから。
お嬢様を陰から支える…それがわたしに課せられた使命。元奴隷であるわたしを人間として扱ってくれた貴女に忠誠を尽くすのは、当然のことかと。
さ、お嬢様。お次は指耳かきといたしましょう。オイルは軽く拭き取って、と…
…それでは、耳に指を入れていきますので、お身体の力は抜いたままで…
(両指耳かき)
こちらの力加減はいかがしましょう…?もう少し強くした方がよろしいですか?
はい…それでは、このままの強さで進めさせていただきます…
…?えぇ、お嬢様のことはわたしの中の全人格が満場一致で尊敬していると太鼓判を押していますが…
それ以外の感情…そうですね、近くで見ると意外と小さくて、可愛らしいところでしょうか?前線に立っているときは中々意識しづらくはありますが…
む…それ以外となると、難しいですね…やはり普段は主人として尊敬している部分が大きいので…
わかりました。今後の課題として、頭の片隅にとどめておきますね。
…そろそろタッピングでも致しましょうか。これでお嬢様を完全に寝かしつけて御覧に入れます…
(両耳タッピング)
こうして一定のリズムを刻まれると、眠たくなりませんか…?
ふふ…お褒めに預かり、光栄です。お嬢様に癒しと安らぎの時間を与えられるよう、かの有名な音楽家のところに通って、練習しましたからね…
はい。お嬢様に対していい加減な仕事はできませんので、これくらいは当然かと。
いえいえ。わたしがしたくてやっていることなので、どうかお気になさらず。お嬢様の幸せこそ、わたしの幸せなので。
ほら…本日は連戦でたくさんお疲れになったでしょう?このままゆっくりお休みください…
(タッピング終わり)
…寝てしまわれたようですね。とても美しい寝顔です。ずっと眺めていたい…
あ……まだ、起きておられたのですね。すみません、少々本音が…
…心音?しかしそれだと、わたしがお嬢様に密着することに…
かしこまりました…ご命令とあらば、そのように…頭、少し上げてもらってよろしいですか?
ん…それではお隣、失礼します…
(添い寝体勢になって、彼女を胸のあたりに抱き寄せる)
いかがです…?わたしの心音、聞こえますか…?
そうですか…よかった。わたしごときの脈動でリラックスできるのならばそれで…
あぁ、すみません…奴隷時代の口癖が、つい…
えぇ、分かっているつもりです。お嬢様に仕える者として、自分の品位を下げることは、お嬢様の品位を下げることにもつながると…
はい…今すぐ直す、とは申しませんが、これから根気強く直していくつもりですので…
…寛大なお心遣い、感謝いたします。お嬢様には一生頭が上がりませんね…元より、上げるつもりもありませんが…
はい…わたしも好きですよ、お嬢様のこと…一人の人間として。
…?お嬢様?今なんと…?
……寝てしまわれましたか。聞き取れなかった部分は寝言ですかね…
…おやすみなさい、お嬢様。どうか、良い夢を…
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