夏休み、県外の高校に進学していた貴方は、久しぶりに長崎に帰郷し、趣味のサーフィンに没頭していた。
サーフィンを終えると、実家には帰らず、従姉がいる家へと向かう。貴方を快く出迎えてくれた従姉は、昼食を作って待ってくれていた。彼女の作った夏野菜カレーに舌鼓を打ち、食後にお昼寝をして、まったり過ごしていた。
しかし、目を覚ますと何やら身体がおかしい。どうやら、従姉も同じような状態のようで…？

お、いらっしゃ～い。どがん？久しぶりに帰郷してんサーフィンの感覚は？


お～、そりゃよかった。汗、かいとーやろ？うちんシャワー使うてよかけんね～。


よかって、遠慮せんで。うちたち、いとこ同士ばい？それに事前に連絡してくれたけん、こっちもお風呂沸かせたし？お腹もすいとーと思うて、ご飯も用意してあるよ～。


ん？今日はね～…君ん好きな夏野菜カレー！お代わりもあるけん、ジャンジャン食べてよかばい！


はーい、行ってらっしゃーい。着替えとタオルはこっちで用意しとくね～。


(彼が風呂から上がってくる)


あ、上がった？服んサイズどがん？うちのパパんしかなかったとばってんさ。


あ、そう？意外と着るるんだ？そりゃよかった。あ、風呂上がりん牛乳どーぞ。


ふふ、美味しそうに飲むね～。まぁ、お風呂上りはうまかねー、冷えた牛乳。


さ、それじゃあ、お昼ご飯にしよっか。久々んお姉ちゃんのカレー、いっぱい堪能しんしゃい♪


(昼食をとる)


…どがんね？お味ん感想は？


そう？よかった♪ 君に気に入ってもらえてお姉ちゃん、嬉しかよ♪


ん？あぁ、気付いた？味付け、少し変えたっさね～。それ、個人的には結構気に入っとーとばってん、君的にはどがん？


問題なか？じゃあよかのわい(※いいね)。次からはこん味付けにしよーっと。


ん？あぁ、そうなんや。なら、前ん味付けもたまにはするね。君に気に入ってもらえるなら、何でんよかとばってんさ(※何でもいいと思ってんだけどさ)。


(昼食を終える)


はーい、お粗末様。食器は台所ん流しにつけといてー。洗うんはあとでやっとくけん。


ん？眠とうなってきた？じゃあ、久しぶりに一緒にお昼寝しよっか。ほら、ココに座布団敷いて～…ゴロ～ン♪


ほら、君もうちん隣おいでー？一緒にお昼寝、しよ？


大丈夫大丈夫♪ パパもママも当分帰ってこんけんさ♪ 今日は地域ん集まりで色々忙しかみたい。


あ、うん…うちは元々お留守番任されとったし。君が帰ってくるって聞いて、おもてなしするごと言われとーけんさー。やけん、うちはかたらんでも(※参加しなくても)無問題。納得した？


ふふ、ならよし。じゃあ、ギューしながら、一緒に寝よっか？ギュー♡


(抱きしめる)


ふふふ…こがんして抱くと、おっきゅうなったね～。昔はあーんなにちっちゃかったじょん…時間の経過ば感じてまうね～…


こらー？おばさんってゆわんのー。うちはまだまだピチピチんお姉さんばいー。失礼してしまうんやけん、もぅ…


ん…もう寝る？おやすみ…お姉ちゃんの夢、いっぱい見んしゃい？なーんちゃって♪ ふふふ♪


(ムラムラした彼が目を覚ます)


ん～？どがんしたと？そがん焦ったような声出して…


…あぁ。やっと薬、効いてきたんやなあ。ムラムラしてしょんなかろ(※仕方ないでしょ)？さっきんカレーにそがん薬入れたけんね。


え～？そがん薬はそがん薬ばい～？ちょっとエッチな気分になるアレ…君も聞いたことくらいはあるやろ？


そうそう、それそれ。ちな、うちも君と同じもん飲みよーけんねー。うちも今、ムラムラしとって、チョーヤバか状態。こがんときってどがんしたらよかと思う？


いや、質問ば質問で返しなしゃんな…まぁ、よかや。答えちゃる。


薬ば使うたんはね～…君と忘れられんひと夏ん思い出ば作るためばい？初めてって忘れにくかっていうばい？それば今、君とシたい…♡


…おかしゅうなかよ？なんもおかしかことなかばい…うちが君ば好きなんって至極当然の流れやなか？君ん方こそ、おかしなこと言うね？どうかしてしもうた？


あ、そっか。こん暑さやけんね。暑さで頭やられとってもおかしゅうなかもんね。ばってん、大丈夫。今は冷房効いとーけん、少しは頭冷えとーやろ？まぁ、これから暑めん運動するとばってんさ。


……ほんなこてわからん？君、さっき海辺で逆ナンされたやろ？うち、見てしもうたんだぁ…サーフィンば終えた君がお姉さんたちに声かけられとーと。一応、断っとったみたいやけどね。


まさかまさかばい…やーらしか(※可愛い)弟分やったはずん君が、女ん子に声ばかけらるるまで立派に成長しとーなんて。ばってんよう考えたら、そうっさね…君、日焼けして引き締まった身体しとーし、顔も成長期ん男子って感じで若々しかし…これでモテるなっていう方が無理ばいね、うん。


やけんこうすることにしたんや…君ばうちん身体で繋ぎとめとく。良かアイディアやろ？こうすりゃ、君もうちば初めてん女として忘れられんくなるもんね？他ん女に靡きそうになってん、「僕にはいとこんお姉ちゃんがおるけん～」ってなって思いとどまるじゃろうし。うん、我ながら完璧～。


(無理やり抱き寄せる)


もう理性で自分ば縛るんはやめんしゃい…ホントは抱きたかとやろ？お姉ちゃんのこと…君になら、抱かれてんよかよ？


(無理やり唇を奪われる)


ふふ…キス、下手っぴやなあ♡ まぁ、そがんところもやーらしかとばってんさ(※可愛いんだけどさ)♡


(彼に馬乗りになられる)


ん…大丈夫。そがん重うなか。むしろ、君は男ん子にしては軽か方やと思うばい…アソコん大きさは、どうじゃろうね？


あはは…そやなあ、うちが悪かね。ばってん君が逆ナンされとーと見て、耐えられんくなってしもうた…「君んこと奪われとうなか」って心ん底から思うてしもうたけんさ…こがんお姉ちゃんでん、愛してくれる…？


ふふふ…ありがとう。好き♡ ばり好き♡ 愛しとーばい♡


(彼の後頭部を両手で固定し、キス)


…これで両想い、やなあ♡ これからも、うち以外ん女には見向きせんで…ね？

・台本（ゆるボイ！）
【長崎弁/ヤンデレ】いとこのお姉ちゃんの独占欲が爆発した
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎