シチュエーションとしては「とても大変な仕事を終えて一人帰路にいると、後ろから知らない女性に声を掛けられて･･････」です。

novel/14695191　←続きかもしれませんし、そうでないかもしれません。

　【夜、町にて】

　お兄さん、大丈夫？
　
　あ、突然ごめんね？

　お兄さんさ、他の人と比べてすごく暗い顔で歩いてたから心配になってね？

　そんな調子じゃ、どこかで転んじゃうかも、ってずっと見てたんだよねー。

　（数秒間を開けてください）

　ね、ね。お兄さん。この後って暇？

　実はすぐ近くに、あたしが良く行くご飯屋さんがあってね？

　よくお得意さんとの待ち合わせに使わせてもらうんだけどさ、凄く美味しいって評判なんだ～。

　終電はまだでしょ？ね、どう？

　あ、勿論あたしのおごりね？

　どうするー？来るー？

　（数秒間を開けてください）

　･･････お、来るー？来ちゃう？

　へへ。やった。

　んじゃ、こっちこっち！ついてきてっ！

　（数秒間を開けてください）

　お邪魔しまーす。

　あ、んー･･････個室･･････は流石に緊張するよね。カウンター席で！（店員の方と話しているイメージをしていただけますと）

　ほら、座った座った！

　あ、席の下に荷物入れるカゴあるよー。

　あたしはいつもので！お兄さんはどうするー？

　ちなみに、ここのお店ね？海鮮丼メッチャ豪華だよ。あと、ステーキがメッチャ旨いの。

　遠慮しないでね～？

　･･････ん。わかった。

　じゃあそんな感じでお願いします！（数秒間を開けてください）

　あ、そーだ。ねぇお兄さん。

　あたしね、いくつかの会社を経営しててね？その中にアプリを開発する会社があってさ。

　今開発してるのがさ、疲れが吹き飛んじゃうっていうすごいアプリなの！

　ほら、お兄さん。疲れてるっしょ？

　良かったら試してみない？

　あー･･････実はまだテスト回数が不安でさ。

　協力してくれると嬉しいなーって。あはは。

　（数秒間を開けてください）

　･･････そっか！ありがと。

　じゃあ、ちょっと待っててね、っと。

　よし。じゃあお兄さん、あたしのスマホの画面見てて？

　ほら、真ん中に可愛いネコちゃんが映ってるでしょー？

　すっごくかわいいでしょー？なんか癒されないー？

　で、そのままそこを見ててねー？

　ほぅら、だんだん、だんだん。ネコちゃんが消えていってぇ･･････おっきな丸が出てきたね？（以降、いくらかゆっくりめに読んでいただけますと）

　もっとよく見て？そしたらもっと疲れがとれるよ？

　ほら･･････丸がぐるぐる回り始めて、線が少しずつ入ってうずまきになったね？

　ほぅら、もっと、もぉっと、見て？　

　うふふふ。（暗い笑顔で笑っているイメージをしていただけますと）

　お兄さん、私たち。今日が初めてなんかじゃないでしょ？

　小学校の頃から、ずっと、ずぅっと一緒だったでしょ？

　大きくなったら結婚するって、約束したでしょ？

　一回離れ離れになっちゃったけど、でも実は、お兄さんはその事を忘れてなくて、だから今日。私と一緒にここに来たんでしょ？

　このお店に来たのは、私が誘ったからじゃなくて、お兄さんが私と会いたいから来たんだよ？

　私とお兄さんは、子供の頃からずっと、両想いだったんだよ？

　思い出した？

　（数秒間を開けてください）

　･･････うんうん。そうだよ？

　お兄さんは、最初から私と一緒にいたんだよ？

　うふふ。

　じゃあ、晴れて恋人同士に戻れたし、そのぅ･･････。

　て、手を繋ごっか！

　（数秒間を開けてください）

　ふふ。あたたかいね。

　おかえり、あなた。

・台本（ゆるボイ！）
始めましての女性に催眠術を掛けられる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
一ノ清　カズスケ