- 耳かき
- 癒し
- 敬語
- 後輩
- 同僚
- 根暗
- スナイパー
- ファンタジー
公開日2024年06月20日 22:45
更新日2024年06月20日 22:45
文字数
2153文字(約 7分11秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩女子
視聴者役柄
先輩男子
場所
廃墟
あらすじ
根暗で図々しい性格の後輩女子と任務を終え、廃墟で休むことにした貴方。そこで偶然耳かき棒を見つけ、どちらが耳かきをするかで彼女とジャンケン勝負することになって…?
本編
(爆破によって瓦礫と化した廃倉庫を眺める)
ふぇ…だ、大丈夫ですか~?先輩、生きてます~…?瓦礫、掘り返した方がいいですかね…?
(瓦礫の山から彼が出てくる)
あ、いた…よかった、生きてたぁ…先輩のことだから、死んでるとは思ってなかったですけど…
…いえ、ご無事で何よりです。とりあえず近くで休みません…?もうわたし、おなかペコペコですよ~…
え?あ、それはまぁ、大丈夫です…その、ちゃんと仕留めましたから…先輩が追い込んだターゲットは…
あ、酷いですよ~!その言い方~!たしかにわたしの陰が薄いのはたしかですけど!それでスナイパー適正高いってのは言いすぎです!訂正してください~!ちゃんと銃の腕だって磨いてますから~!
(頭をなでなでされる)
うぅっ、ぐすっ…先輩の意地悪…お詫びついでに、その懐に入ってる携帯食料分けてください…チョコレートバーがいいです…
(渡されたチョコバーをほおばる)
うぅ…美味しいです…仕事終わりのご飯は最高です…
あ、はい…ゆっくり休める場所に移動しましょうか…
(近くで廃墟を発見、中に入る)
うえぇ…埃っぽいですねぇ~、この廃墟…どこかゆっくり寝ころべる場所はないでしょうか…
…?先輩?さっきから何をじっと見つめて…?
わ……耳かき棒?凄い綺麗ですね~…新品でしょうか?
え?先輩の耳掃除を?嫌ですよ~…逆にわたしが先輩にしてもらいたいです~。
じゃ、じゃあ、じゃんけんしましょう。じゃんけんに勝った方が耳掃除をしてもらうということで…
い、いきますよ~…じゃーん、けーん、ぽん!
あぅぅ~!ま、負けました~!せ、先輩今、後だししませんでしたか~⁉︎
うぅ…こんな大事なところで負けるなんて所詮、わたしはその程度の存在なんですね…悲しいです…
わ、わかってますよー……ほら、わたしの膝に頭乗せてくださ~い…
(彼を膝枕する)
じゃ、じゃあ、始めていきますね…?動いたら駄目ですよ…?危ないですから…
(耳かき)
うぅ…こんなちっさな棒で耳の中を掃除するなんて…少しでも手が滑ったら、先輩の鼓膜が破れてしまいますね…
えええ⁉︎ 鼓膜を破ったら、その場で即処刑⁉︎ 先輩が言うと、冗談に聞こえませんよ~!勘弁してくださ~い!
はいぃ…うるさいですよね、やかましいですよね…わたしみたいなのが喋ると、空気が汚染されちゃいますよね…もう一生黙ってます…
(しばらく無言で耳かき)
…え?あ、あの?急にどうしたんですか?そ、そんなに褒めても、何も出ませんよ…?
あ、うぅ~…も、もういいですよぉ…わたしの機嫌を取らなくったって…
どーせわたしなんて陰の薄い、空気以下のネガティブ女ですよ~…スナイパーとしてだって、そんなに優秀じゃありませんし…
…へぁ?そ、そうでしたっけ…?先輩と一緒の時は、任務達成率百パーセント…?
へ、へ~…それってつまり、先輩にとってわたしは一番扱いやすい女だと…?え、それ、本当に褒めてます…?
うぅ…本当でしょうか?言い方に少しだけ悪意を感じます…
み、耳かき、そろそろ終わっていいですか…?もう指が疲れちゃって…このままだと、先輩の鼓膜を破ってしまいそうです~…
は、はい…じゃあ、少し休憩ですね。ふぅ…
(耳かきの手を止める)
…え?耳、ふー?なんですか、それ…?
へ、えっ?せ、先輩ってわたしの綺麗じゃない息を吹きかけられたいんですか…?それも耳元に…?
そ、そうですか…先輩って悪趣味…じゃなかった、変わった趣味してるんですね…
う、うわ~ん!それだけはやめてくださ~い!あれはわたしが頑張って完成させたジグソーパズルなんですよ~!崩されたら、生きる意味が無くなります〜!
うぅ…先輩の、意地悪…そんなんだから、女の人にモテないんですよ…ぐすっ…
(耳吹き)
こ、こんなものでよろしいでしょうか…?もう流石に満足しましたよね…?
えぇっ⁉︎ 反対もやるんですかぁ⁉︎ これ以上、後輩を虐めるのは良くないですよぉ⁉︎
あぅ…やっぱり先輩は意地悪だ~…鬼、悪魔、人でなしぃ…
(耳かき)
ねぇ、先輩…あとでわたしにも耳掃除してくれますよね…?
何ですか、その適当な返事⁉︎ わたしだって耳掃除されて気持ち良くなりたいです~!先輩だけいい思いするのは、不公平じゃないですかぁ~!
ほ、本当ですか…?後で本当にやってくれるんですよね…?
じゃ、じゃあその言葉を信じて、わたしも今の耳掃除頑張りますね…
(しばらく無言で耳かき)
耳垢…おっきいの、ある…
が、頑張って仕留めなきゃ…えいっ、えいっ…
わ…取れた。大物、討ち取ったり~、です…えへへ♪
先輩、見ました…?後輩の勇姿…大物、仕留めましたよ…?え、えっへん…
ふ、ふえぇ~!ちょっと寝てたって酷いですよ~!いっぱい頑張ったのに~!
うぅ…やっぱりわたしの人生に良いことなんて何一つないんです…いつかきっと、どこの誰かもわからない人に背後から撃たれてブザマに死ぬんです…
ほぇ?先輩?ま、守ってくれるんですか?わたしのこと…
はぅ…先輩って、いつもは意地悪なくせに、たまに男前ですよね…
ズルいです、そういうとこ…わたしみたいなゴミクズのことも宝物みたいな言い方するんですから…
はぁ、はぁ…な、なんだか顔が熱くなってきましたね…耳垢も取れましたし、今日はこれで終わりにしましょう…
うっ…やっぱりしなきゃ駄目ですかぁ…?しれっと流せば先輩も忘れてくれると思ったのにぃ…
わ、わかりましたよぉ…お耳、フーってしますから。いきますよ…
(耳吹き)
こ、今度こそお疲れ様です、先輩…次はわたしにも耳かきしてくださ~い…
えへへ…ありがとうございます。先輩に構ってもらえるうちは、わたしの人生も捨てたものじゃないですね…
ふぇ…だ、大丈夫ですか~?先輩、生きてます~…?瓦礫、掘り返した方がいいですかね…?
(瓦礫の山から彼が出てくる)
あ、いた…よかった、生きてたぁ…先輩のことだから、死んでるとは思ってなかったですけど…
…いえ、ご無事で何よりです。とりあえず近くで休みません…?もうわたし、おなかペコペコですよ~…
え?あ、それはまぁ、大丈夫です…その、ちゃんと仕留めましたから…先輩が追い込んだターゲットは…
あ、酷いですよ~!その言い方~!たしかにわたしの陰が薄いのはたしかですけど!それでスナイパー適正高いってのは言いすぎです!訂正してください~!ちゃんと銃の腕だって磨いてますから~!
(頭をなでなでされる)
うぅっ、ぐすっ…先輩の意地悪…お詫びついでに、その懐に入ってる携帯食料分けてください…チョコレートバーがいいです…
(渡されたチョコバーをほおばる)
うぅ…美味しいです…仕事終わりのご飯は最高です…
あ、はい…ゆっくり休める場所に移動しましょうか…
(近くで廃墟を発見、中に入る)
うえぇ…埃っぽいですねぇ~、この廃墟…どこかゆっくり寝ころべる場所はないでしょうか…
…?先輩?さっきから何をじっと見つめて…?
わ……耳かき棒?凄い綺麗ですね~…新品でしょうか?
え?先輩の耳掃除を?嫌ですよ~…逆にわたしが先輩にしてもらいたいです~。
じゃ、じゃあ、じゃんけんしましょう。じゃんけんに勝った方が耳掃除をしてもらうということで…
い、いきますよ~…じゃーん、けーん、ぽん!
あぅぅ~!ま、負けました~!せ、先輩今、後だししませんでしたか~⁉︎
うぅ…こんな大事なところで負けるなんて所詮、わたしはその程度の存在なんですね…悲しいです…
わ、わかってますよー……ほら、わたしの膝に頭乗せてくださ~い…
(彼を膝枕する)
じゃ、じゃあ、始めていきますね…?動いたら駄目ですよ…?危ないですから…
(耳かき)
うぅ…こんなちっさな棒で耳の中を掃除するなんて…少しでも手が滑ったら、先輩の鼓膜が破れてしまいますね…
えええ⁉︎ 鼓膜を破ったら、その場で即処刑⁉︎ 先輩が言うと、冗談に聞こえませんよ~!勘弁してくださ~い!
はいぃ…うるさいですよね、やかましいですよね…わたしみたいなのが喋ると、空気が汚染されちゃいますよね…もう一生黙ってます…
(しばらく無言で耳かき)
…え?あ、あの?急にどうしたんですか?そ、そんなに褒めても、何も出ませんよ…?
あ、うぅ~…も、もういいですよぉ…わたしの機嫌を取らなくったって…
どーせわたしなんて陰の薄い、空気以下のネガティブ女ですよ~…スナイパーとしてだって、そんなに優秀じゃありませんし…
…へぁ?そ、そうでしたっけ…?先輩と一緒の時は、任務達成率百パーセント…?
へ、へ~…それってつまり、先輩にとってわたしは一番扱いやすい女だと…?え、それ、本当に褒めてます…?
うぅ…本当でしょうか?言い方に少しだけ悪意を感じます…
み、耳かき、そろそろ終わっていいですか…?もう指が疲れちゃって…このままだと、先輩の鼓膜を破ってしまいそうです~…
は、はい…じゃあ、少し休憩ですね。ふぅ…
(耳かきの手を止める)
…え?耳、ふー?なんですか、それ…?
へ、えっ?せ、先輩ってわたしの綺麗じゃない息を吹きかけられたいんですか…?それも耳元に…?
そ、そうですか…先輩って悪趣味…じゃなかった、変わった趣味してるんですね…
う、うわ~ん!それだけはやめてくださ~い!あれはわたしが頑張って完成させたジグソーパズルなんですよ~!崩されたら、生きる意味が無くなります〜!
うぅ…先輩の、意地悪…そんなんだから、女の人にモテないんですよ…ぐすっ…
(耳吹き)
こ、こんなものでよろしいでしょうか…?もう流石に満足しましたよね…?
えぇっ⁉︎ 反対もやるんですかぁ⁉︎ これ以上、後輩を虐めるのは良くないですよぉ⁉︎
あぅ…やっぱり先輩は意地悪だ~…鬼、悪魔、人でなしぃ…
(耳かき)
ねぇ、先輩…あとでわたしにも耳掃除してくれますよね…?
何ですか、その適当な返事⁉︎ わたしだって耳掃除されて気持ち良くなりたいです~!先輩だけいい思いするのは、不公平じゃないですかぁ~!
ほ、本当ですか…?後で本当にやってくれるんですよね…?
じゃ、じゃあその言葉を信じて、わたしも今の耳掃除頑張りますね…
(しばらく無言で耳かき)
耳垢…おっきいの、ある…
が、頑張って仕留めなきゃ…えいっ、えいっ…
わ…取れた。大物、討ち取ったり~、です…えへへ♪
先輩、見ました…?後輩の勇姿…大物、仕留めましたよ…?え、えっへん…
ふ、ふえぇ~!ちょっと寝てたって酷いですよ~!いっぱい頑張ったのに~!
うぅ…やっぱりわたしの人生に良いことなんて何一つないんです…いつかきっと、どこの誰かもわからない人に背後から撃たれてブザマに死ぬんです…
ほぇ?先輩?ま、守ってくれるんですか?わたしのこと…
はぅ…先輩って、いつもは意地悪なくせに、たまに男前ですよね…
ズルいです、そういうとこ…わたしみたいなゴミクズのことも宝物みたいな言い方するんですから…
はぁ、はぁ…な、なんだか顔が熱くなってきましたね…耳垢も取れましたし、今日はこれで終わりにしましょう…
うっ…やっぱりしなきゃ駄目ですかぁ…?しれっと流せば先輩も忘れてくれると思ったのにぃ…
わ、わかりましたよぉ…お耳、フーってしますから。いきますよ…
(耳吹き)
こ、今度こそお疲れ様です、先輩…次はわたしにも耳かきしてくださ~い…
えへへ…ありがとうございます。先輩に構ってもらえるうちは、わたしの人生も捨てたものじゃないですね…
クレジット
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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