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公開日2024年06月30日 16:49
更新日2024年06月30日 16:50
文字数
1697文字(約 5分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ハーフヴァンパイア
視聴者役柄
マフィア
場所
某所
あらすじ
民間警察であるハーフヴァンパイアの女に拘束されたマフィアの男は、せめて刑務所に入る前にと、タバコと吸血を要求する。快く承諾してくれた彼女だが、なぜか吸血の方はやめてくれなくて…?
本編
……見つけたぞ。貴様が密輸を担当していたマフィアだな?
愚問だな…わたしの鼻を甘く見るなよ?これでも、薬の匂いは嗅ぎ慣れていてな、たかだか数十メートル離れている程度なら、余裕で感知することができる。
そうだな…ハーフとはいえ、わたしは吸血鬼だ。鼻がきくのも当然と言えば、当然だ。
さ、お喋りはここまでにして…さっさとお縄についてもらおうか?余計な仕事を増やさないでもらえると助かるんだが?
(発砲されそうになるが、それを手で制す)
……甘いな。拳銃に手をかけるスピードが遅すぎる。遅すぎてあくびが出そうになったくらいだ。
(ふりほどこうとする男の手に手錠をかける)
……遅いと言ったろ?貴様は何もかもトロいんだな。とりあえずは、現行犯逮捕…ではないが、一時的に拘束させてもらおう。
あぁ、わたしは正規の警察じゃないからな。準警察ともいうべき民間警察だ。逮捕権は残念ながら持っていない。こうして、現行犯を確保するのが関の山さ。
さて…警察には貴様と対峙する前に通報したし、わたしは暇つぶしにここでタバコでも吸うとするよ。
(タバコに火をつけ、煙を吐く)
そういえば聞き忘れていた…タバコの匂いは苦手か?
ははっ…そうか。逆に吸いたいか。なら、吸わせてやる代わりに一つだけ条件を提示しよう。このまま暴れずに、大人しく警察に逮捕されてくれ。そう約束してくれるなら、一本だけ奢ってやる。
…バレていないとでも思ったか?隙あらば逃げ出そうとしているのが丸見えだぞ。とことん詰めの甘い男だ、貴様は…
それで?結局どうする?タバコを吸いたいなら、先ほど提示した条件を呑むしかないぞ?
ん、わかった…なら、今は貴様のその言葉を信じるとしよう。あ、拳銃はわたしが預かっておこう。念の為な。
(タバコを取り出し、彼の口に咥えさせる)
よし…タバコはしっかり咥えたな?火、つけるぞ…
(シガーキス)
ん、ついたようで何より。案外、シガーキスも上手くいくものだな。
どうして、という顔をしているな。そりゃあ、ライターの火がもったいないからに決まっているだろう?すでについている火を分け与えた方が、ライターの節約になるし。
ふふ…それとも何か?シガーキスごときでドキドキしたのか?案外、ウブなところもあるんだな。
ははは…まぁ、いいさ。そういうことにしておいてやろう。貴様の男のプライドの為にも、な?
…そう不貞腐れるな。からかいすぎたのは悪かった。もっとも、貴様はもっと悪いことをしでかしてるわけだが。
…そうだな。食っていく為に仕方なくマフィアの仲間入り、そして薬の密輸業を請け負うことになって…貴様もそういう意味では、社会の被害者といえる。可哀想にな。
ふふ…そう睨むな。これでも見下しているわけじゃない。本気で可哀想だと思っているよ。
まぁ、でも…ハーフの吸血鬼であるわたしもこうして定職に就いて、何とか生きているんだ。貴様もその気になれば、自分の境遇くらい、どうにかできるだろう。
…それよりどうだ?美味いか?わたしのタバコの味は…
そうかそうか…なら、収監後もその味を覚えておくといい。今後の精神の助けになるかもしれないぞ?当然、先ほどシガーキスしたことも…な?
ははは…思った通り、面白い反応をしてくれる。愉快愉快♪
……どうした?また新しいお願いか?今は気分が良いからな…一個だけ、特別に何でも聞いてやろう。
…吸血、だと?おいおい、冗談はよせ。わたしはハーフだぞ?人の血を吸う習慣は持ち合わせていない。悪いが、そのお願いは…
(ため息)
わかったよ…本当に、特別だぞ?今回だけだからな…首筋、失礼するぞ…
(吸血)
…!へぇ?悪くないな…思った以上に、良い味してる。これは予想外だったよ…
あぁ…ニコチンと貴様の血液が口の中でブレンドされて…一言で言うと、ヤバいな。本気で止まらなくなりそうだ…わたしとしたことが、こんな下っ端マフィアに夢中にさせられるとは…
そうだ…警察が来る前にたくさん摂取しておかねば…久しぶりのご馳走なんだ。ここで吸わずにいつ吸うというんだ…
(引き続き吸血)
はは…まったく、そんな気持ちよさそうにしやがって…♡ 先ほどまで以上に隙だらけだな♡今までよく、他の吸血鬼に襲われなかったものだ…♡
…警察の到着まで、もう少し時間がありそうだな。このままギリギリまで吸わせてもらうぞ♡ 悪く思うな♡
愚問だな…わたしの鼻を甘く見るなよ?これでも、薬の匂いは嗅ぎ慣れていてな、たかだか数十メートル離れている程度なら、余裕で感知することができる。
そうだな…ハーフとはいえ、わたしは吸血鬼だ。鼻がきくのも当然と言えば、当然だ。
さ、お喋りはここまでにして…さっさとお縄についてもらおうか?余計な仕事を増やさないでもらえると助かるんだが?
(発砲されそうになるが、それを手で制す)
……甘いな。拳銃に手をかけるスピードが遅すぎる。遅すぎてあくびが出そうになったくらいだ。
(ふりほどこうとする男の手に手錠をかける)
……遅いと言ったろ?貴様は何もかもトロいんだな。とりあえずは、現行犯逮捕…ではないが、一時的に拘束させてもらおう。
あぁ、わたしは正規の警察じゃないからな。準警察ともいうべき民間警察だ。逮捕権は残念ながら持っていない。こうして、現行犯を確保するのが関の山さ。
さて…警察には貴様と対峙する前に通報したし、わたしは暇つぶしにここでタバコでも吸うとするよ。
(タバコに火をつけ、煙を吐く)
そういえば聞き忘れていた…タバコの匂いは苦手か?
ははっ…そうか。逆に吸いたいか。なら、吸わせてやる代わりに一つだけ条件を提示しよう。このまま暴れずに、大人しく警察に逮捕されてくれ。そう約束してくれるなら、一本だけ奢ってやる。
…バレていないとでも思ったか?隙あらば逃げ出そうとしているのが丸見えだぞ。とことん詰めの甘い男だ、貴様は…
それで?結局どうする?タバコを吸いたいなら、先ほど提示した条件を呑むしかないぞ?
ん、わかった…なら、今は貴様のその言葉を信じるとしよう。あ、拳銃はわたしが預かっておこう。念の為な。
(タバコを取り出し、彼の口に咥えさせる)
よし…タバコはしっかり咥えたな?火、つけるぞ…
(シガーキス)
ん、ついたようで何より。案外、シガーキスも上手くいくものだな。
どうして、という顔をしているな。そりゃあ、ライターの火がもったいないからに決まっているだろう?すでについている火を分け与えた方が、ライターの節約になるし。
ふふ…それとも何か?シガーキスごときでドキドキしたのか?案外、ウブなところもあるんだな。
ははは…まぁ、いいさ。そういうことにしておいてやろう。貴様の男のプライドの為にも、な?
…そう不貞腐れるな。からかいすぎたのは悪かった。もっとも、貴様はもっと悪いことをしでかしてるわけだが。
…そうだな。食っていく為に仕方なくマフィアの仲間入り、そして薬の密輸業を請け負うことになって…貴様もそういう意味では、社会の被害者といえる。可哀想にな。
ふふ…そう睨むな。これでも見下しているわけじゃない。本気で可哀想だと思っているよ。
まぁ、でも…ハーフの吸血鬼であるわたしもこうして定職に就いて、何とか生きているんだ。貴様もその気になれば、自分の境遇くらい、どうにかできるだろう。
…それよりどうだ?美味いか?わたしのタバコの味は…
そうかそうか…なら、収監後もその味を覚えておくといい。今後の精神の助けになるかもしれないぞ?当然、先ほどシガーキスしたことも…な?
ははは…思った通り、面白い反応をしてくれる。愉快愉快♪
……どうした?また新しいお願いか?今は気分が良いからな…一個だけ、特別に何でも聞いてやろう。
…吸血、だと?おいおい、冗談はよせ。わたしはハーフだぞ?人の血を吸う習慣は持ち合わせていない。悪いが、そのお願いは…
(ため息)
わかったよ…本当に、特別だぞ?今回だけだからな…首筋、失礼するぞ…
(吸血)
…!へぇ?悪くないな…思った以上に、良い味してる。これは予想外だったよ…
あぁ…ニコチンと貴様の血液が口の中でブレンドされて…一言で言うと、ヤバいな。本気で止まらなくなりそうだ…わたしとしたことが、こんな下っ端マフィアに夢中にさせられるとは…
そうだ…警察が来る前にたくさん摂取しておかねば…久しぶりのご馳走なんだ。ここで吸わずにいつ吸うというんだ…
(引き続き吸血)
はは…まったく、そんな気持ちよさそうにしやがって…♡ 先ほどまで以上に隙だらけだな♡今までよく、他の吸血鬼に襲われなかったものだ…♡
…警察の到着まで、もう少し時間がありそうだな。このままギリギリまで吸わせてもらうぞ♡ 悪く思うな♡
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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