- 告白
- 片思い
- 年上
- お姉さん
- 幼なじみ
公開日2024年08月10日 23:20
更新日2024年08月10日 23:20
文字数
2082文字(約 6分57秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
幼馴染
場所
演者の家
あらすじ
この前、久しぶりに連絡がきた。
昔、仲の良かった幼馴染で3つ下の男の子、小学生の頃に引っ越して行ったのだけど、またこちらに戻ってきたみたい。
あれから三年、どんな男の子に成長しているのだろうかと楽しみにしながら、私は自分の家のドアを開けた。
昔、仲の良かった幼馴染で3つ下の男の子、小学生の頃に引っ越して行ったのだけど、またこちらに戻ってきたみたい。
あれから三年、どんな男の子に成長しているのだろうかと楽しみにしながら、私は自分の家のドアを開けた。
本編
(注)――から始まる文は、心の声です。演出などはお任せします。
〜♪ (鼻歌)
買い忘れは、なし!
まさか、引っ越しっていったあの子が、またこっちに戻ってこれるなんて思わなかったな。
あいつが私の家にやってくるの、何年ぶりだろ?
私がまだ中学生だった時だから、えーと、大体3年か。
前まで小学生だったあの子が、もう高校生かー。時の流れって速いなぁ。
昔は、お姉ちゃん、お姉ちゃんって、よく私の後ろをついてきてたっけ、懐かしいなぁ……高学年になっても、ずっと私に懐いてくれたっけ。今、どんな男の子になってるんだろ? 会うの楽しみ。
ただいまー。お母さん、買い出し済ませてきたよー。
あっ、もうあの子来てるんだ。
こんにちは、ゆっくり……
――えっ⁉︎ 誰? あのイケメン? まさか、あれがあの子? 三年会わない間に、あんなイケメンに成長したの? 嘘でしょ⁉︎
やばい、どうしよう。変に緊張しちゃってる……
え、何、お母さん。
せっかくだから、2人で遊んでらっしゃいって……
そ、そうね! それじゃ、私の部屋、来る?
うん、それじゃついてきて……って、場所わかるよね。ごめん。
――待って、待って。男の人を部屋に入れるなんて、初めてなんだけど⁉︎ いや、この子なら何度も部屋に入れたことあるから、初めてじゃないけど! でも、こんなの、意識しない方がおかしいって!
――落ち着いて、深呼吸、深呼吸。すぅー、はぁー。
どうぞ、適当なとこ座って。うん、そこのクッション自由に使ってもらって大丈夫。
久しぶり。元気にしてた? そっか。それはよかった。
高校は? どこに行ってるの?
へぇ、あそこ。すっごい勉強したんだねー。すごいじゃん。
…………
――やばい、何話したらいいの?
っていうか、改めてみると、顔がイケてるのもそうだけど、すっごいおしゃれになってる。ブレスレットとかワックスとか、昔はつけたことなかったじゃんか。
やばい、正直タイプかもしれない……って、相手はあの子よ! お姉ちゃん、お姉ちゃんって言って、甘えてきてたあの子だって! 変に意識しちゃだめ。落ち着け、落ち着け。
(扉の開く音)
ひゃ! あっ、お母さん。お菓子と飲み物持ってきてくれたんだ。ありがとう。机においといて。
お母さん! わざわざ買いに行ったとか、余計な事言わないでいいから!
……そう、昔、君が好きだったお菓子。せっかく久しぶりに来てくれるっていうから、用意してみたんだけど……。
今でも好き? よかった。
お母さん、にやにやすんな! もういいから、出てってよ。
はぁ……もう。
えっ、お姉ちゃん? あっ、私のことね。何?
言い損ねてたけど、久しぶりに会えてうれしい。かわいくなったねって……っ⁉
その……ありがとう。君も、その、かっこよくなったね……。
――びっくりした。あんな低い声で、お姉ちゃんと呼ばれるの、聞きなじみなさすぎる。
っていうか、そうだよね。声変わりもするよね。最後に会ったのが小学6年生だもん。というか……なんで、かわいくなったねって言葉で、顔が熱くなってるのよ、私! 弟みたいだったあの子が、ただ単に褒めてくれただけじゃん。照れる必要なんてないはずでしょ?
へっ! 何、急に何⁉
顔が赤いから、熱があるかもって……大丈夫! 大丈夫だから、手、おでこからどかして!
ねえ、そういうこと。彼女とか、そういう人にしかしなくしちゃだめだからね。まあ、君ならモテてそうだし、余計なお世話かもしれないけどさ。
えっ、彼女いないの? 今まで一度も? 告白とかされなかったわけ?
ずっと好きな人がいるから断ってきた……そうなんだ。その人が羨ましいな。どんな人なの?
ふんふん、自分のことをいつも気遣ってくれた、憧れの人。だから、僕はその人の隣にいられるよう、かっこよくて、頼りがいのある人になりたい……か。
素敵じゃん。応援してるよ。
それに、もう一つは実現してるしね。
うん、君、すっごくかっこよくなった。私から見てもそうだし、きっと他の人から見てもそうだと思う。だから、きっとその人の隣にいられるような人になれてるんじゃないかな。
頼れるような男にはまだなれてない? ふふっ、ストイックだね。昔から、そういうところあったよね。最後までやり切らないと気が済まないってところ、今も変わってない。
うん。お姉ちゃんとして、君の恋、応援させてよ。
さっそくお願い事? いいよ、話してみて。
いつか、頼りがいのある男になるまで、待っててもらえませんか……。
えっ? ちょっと、ちょっと待って⁉ その、君の好きな人って……。
そう、だよね。私のこと、だよね……。
彼氏? いや、今いないけど……。
なら、予約してもいいですか……って、それは、その……いい、けど。
いつから、いつから私のことが好きだったの?
昔からって……確かに、よくお姉ちゃん好きって、度々言ってたけれど、あれは、冗談っていうか、小学生が言うことだから、本気じゃないと思ってた。
そっか、そんな昔から、好きだったんだね。
うん。いいよ。待っててあげる。君が、頼りがいのあるいい男の人になるまで。
大丈夫、きっとすぐだよ。こっちに引っ越してこれたんだから、これからはいつでも会えるわけだし、今回みたいに三年もかからないはずだから。君なら、絶対。
その日を、楽しみにしてるね!
〜♪ (鼻歌)
買い忘れは、なし!
まさか、引っ越しっていったあの子が、またこっちに戻ってこれるなんて思わなかったな。
あいつが私の家にやってくるの、何年ぶりだろ?
私がまだ中学生だった時だから、えーと、大体3年か。
前まで小学生だったあの子が、もう高校生かー。時の流れって速いなぁ。
昔は、お姉ちゃん、お姉ちゃんって、よく私の後ろをついてきてたっけ、懐かしいなぁ……高学年になっても、ずっと私に懐いてくれたっけ。今、どんな男の子になってるんだろ? 会うの楽しみ。
ただいまー。お母さん、買い出し済ませてきたよー。
あっ、もうあの子来てるんだ。
こんにちは、ゆっくり……
――えっ⁉︎ 誰? あのイケメン? まさか、あれがあの子? 三年会わない間に、あんなイケメンに成長したの? 嘘でしょ⁉︎
やばい、どうしよう。変に緊張しちゃってる……
え、何、お母さん。
せっかくだから、2人で遊んでらっしゃいって……
そ、そうね! それじゃ、私の部屋、来る?
うん、それじゃついてきて……って、場所わかるよね。ごめん。
――待って、待って。男の人を部屋に入れるなんて、初めてなんだけど⁉︎ いや、この子なら何度も部屋に入れたことあるから、初めてじゃないけど! でも、こんなの、意識しない方がおかしいって!
――落ち着いて、深呼吸、深呼吸。すぅー、はぁー。
どうぞ、適当なとこ座って。うん、そこのクッション自由に使ってもらって大丈夫。
久しぶり。元気にしてた? そっか。それはよかった。
高校は? どこに行ってるの?
へぇ、あそこ。すっごい勉強したんだねー。すごいじゃん。
…………
――やばい、何話したらいいの?
っていうか、改めてみると、顔がイケてるのもそうだけど、すっごいおしゃれになってる。ブレスレットとかワックスとか、昔はつけたことなかったじゃんか。
やばい、正直タイプかもしれない……って、相手はあの子よ! お姉ちゃん、お姉ちゃんって言って、甘えてきてたあの子だって! 変に意識しちゃだめ。落ち着け、落ち着け。
(扉の開く音)
ひゃ! あっ、お母さん。お菓子と飲み物持ってきてくれたんだ。ありがとう。机においといて。
お母さん! わざわざ買いに行ったとか、余計な事言わないでいいから!
……そう、昔、君が好きだったお菓子。せっかく久しぶりに来てくれるっていうから、用意してみたんだけど……。
今でも好き? よかった。
お母さん、にやにやすんな! もういいから、出てってよ。
はぁ……もう。
えっ、お姉ちゃん? あっ、私のことね。何?
言い損ねてたけど、久しぶりに会えてうれしい。かわいくなったねって……っ⁉
その……ありがとう。君も、その、かっこよくなったね……。
――びっくりした。あんな低い声で、お姉ちゃんと呼ばれるの、聞きなじみなさすぎる。
っていうか、そうだよね。声変わりもするよね。最後に会ったのが小学6年生だもん。というか……なんで、かわいくなったねって言葉で、顔が熱くなってるのよ、私! 弟みたいだったあの子が、ただ単に褒めてくれただけじゃん。照れる必要なんてないはずでしょ?
へっ! 何、急に何⁉
顔が赤いから、熱があるかもって……大丈夫! 大丈夫だから、手、おでこからどかして!
ねえ、そういうこと。彼女とか、そういう人にしかしなくしちゃだめだからね。まあ、君ならモテてそうだし、余計なお世話かもしれないけどさ。
えっ、彼女いないの? 今まで一度も? 告白とかされなかったわけ?
ずっと好きな人がいるから断ってきた……そうなんだ。その人が羨ましいな。どんな人なの?
ふんふん、自分のことをいつも気遣ってくれた、憧れの人。だから、僕はその人の隣にいられるよう、かっこよくて、頼りがいのある人になりたい……か。
素敵じゃん。応援してるよ。
それに、もう一つは実現してるしね。
うん、君、すっごくかっこよくなった。私から見てもそうだし、きっと他の人から見てもそうだと思う。だから、きっとその人の隣にいられるような人になれてるんじゃないかな。
頼れるような男にはまだなれてない? ふふっ、ストイックだね。昔から、そういうところあったよね。最後までやり切らないと気が済まないってところ、今も変わってない。
うん。お姉ちゃんとして、君の恋、応援させてよ。
さっそくお願い事? いいよ、話してみて。
いつか、頼りがいのある男になるまで、待っててもらえませんか……。
えっ? ちょっと、ちょっと待って⁉ その、君の好きな人って……。
そう、だよね。私のこと、だよね……。
彼氏? いや、今いないけど……。
なら、予約してもいいですか……って、それは、その……いい、けど。
いつから、いつから私のことが好きだったの?
昔からって……確かに、よくお姉ちゃん好きって、度々言ってたけれど、あれは、冗談っていうか、小学生が言うことだから、本気じゃないと思ってた。
そっか、そんな昔から、好きだったんだね。
うん。いいよ。待っててあげる。君が、頼りがいのあるいい男の人になるまで。
大丈夫、きっとすぐだよ。こっちに引っ越してこれたんだから、これからはいつでも会えるわけだし、今回みたいに三年もかからないはずだから。君なら、絶対。
その日を、楽しみにしてるね!
クレジット
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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