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バレンタインに向けてチョコが好きか尋ねる、押しの強い後輩ちゃん。
written by チョンマー
  • 告白
  • 甘々
  • 職場/オフィス
  • 後輩
  • バレンタインデー
公開日2026年02月08日 19:45 更新日2026年02月08日 19:45
文字数
1768文字(約 5分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩
視聴者役柄
先輩
場所
職場からの帰り道
あらすじ
僕には可愛い後輩がいるのだが、どうも押しが強くて困っている。
毎日のように冗談めかして、好きだと言ってくるのだ。

モテた経験などない僕は、彼女からの好意を素直に受け取っていいのか、どうにも困っていて……。
本編
お疲れ様です先輩!

えへへ、先輩が帰ろうとしているのが見えたので、慌てて私も追いかけてきちゃいました。


もっちろん、今日の分の仕事はちゃんと終わらせていますって。数十分前には終わらせましたよ。
仕事するふりをしながら、先輩がいつ帰るのかな、まだかなーってずっと見ていただけですし。


むぅ、いいじゃないですか。ちゃんと仕事は終わらせましたし、退勤はすませましたし、何も問題ないはずです。
それに……先輩と一緒に帰りたかったんですもん。


ふふっ、そうやって私に甘いところ、大好きです。
甘いついでで、いきなり質問なのですが、チョコお嫌いですか?


なんで急にって、まさか先輩、もうすぐある、あのイベントを知らないはずないでしょう?


そう、バレンタインデーですよ。
なので、チョコを渡そうと思ったんです。

もちろん、私の愛情がたっぷりこもった手作りです。
なので、甘いものとか苦手でしたら今のうちに聞いておこうと思ってて。
あ、こういうのが好きとかありましたら、教えてください。作ってきますので!


そんなに、贈る相手にいろいろ聞くのおかしいですかね?

だって、せっかく作ったものが苦手なものだったら悲しいですし。
私、何度も先輩に好きだってアピールしてますし。
チョコと一緒に今回も告白するつもりですし。
先輩も、私がやろうとしていることぐらい、分かり切ってるでしょ?
なら、変にこそこそするよりも、直接好みを聞いて、そのままの勢いで当たって砕けた方がいいじゃないですか。

いや、砕けたらダメじゃん。自分で墓穴掘っちゃった……今のナシで!

とにかく、美味しいお菓子作って告白する気満々なので、そこは覚悟しておいてほしいです!
それで、チョコは嫌いとかじゃないですか?


嫌いじゃない、むしろ好きな方……良かった。
それなら、こういうチョコが好きとかありますか?


ないから、お任せする?
えー、そう言うのが一番困ります。
「晩御飯、何にする?」に対する「適当でいいよ」って返事と同じぐらい困るやつですよ。

ねえ、何かないですか。以前貰ったチョコの中で、こういうのが好きだったなーとかありませんでしたか?


えーひどい。
貰ったチョコのこと覚えてないなんて。
先輩、薄情ですよー。


既製品ぐらいしかもらってないし、どうせ義理だったからって。
うっそだー。絶対その中には本命も混ざってたはずですよ。

だって先輩、気遣いできるし、ちょっとおちゃめなところが可愛いし、落ち込んだ時に一番かけてほしい言葉をくれるし。
それでモテてなかったとか、あり得ないですって。


モテたのは、私だけ……。
そっか……えへへ。


そりゃ、嬉しいですよ。
先輩、今まで彼女さんがいなかったことは知ってますけど、モテてたこともなかったって聞けて、私としては大収穫です。


あっ、違いますよ?
先輩をディスっているつもりは一切なくて。
先輩の魅力を知らないなんて、世の中の女子たち損しているなーとか、先輩のこと知っているのは私だけなんだって思うと、ちょっとした優越感があるっていうか。


ねえ、先輩。
好きですよ。


えへへ、フライングしちゃった。
まあ、毎日のように言ってるし、いいか。

仕事で失敗が続いて、どれだけ頑張ってもうまくいかないような気がして、気がめいっていた私に声をかけてくれたこと、一生覚えてます。
たとえそれが、私じゃない別の人にでも、きっと同じことを言っただろうなってのは分かってる。先輩はそういう人だから。
でも、あの言葉をかけてくれて、私のそばには、こんな素敵な人がいるんだって思ったら、もう少し、頑張ろうって思えたんです。

あの日から、ずーっと。私の気持ちは変わってません。
むしろ、強くなったまであります。


私、先輩の初めてになってあげますから。
初めて、先輩のことを好きになった女の人になりますし。
初めての、本命チョコを渡す人になってあげます。

初めての恋人にだって、なってあげますよ。
先輩が、それを望んでくれるなら。


ふふっ。いいですよ。今答えなくていいです。
ちょうどいいイベントが、この後に控えてますから。


ねえ、先輩。私、とびっきりおいしいチョコを用意して。
今までの思いをすべて詰め込んで、あなたに告白しますから。
返事、ちゃんとくださいね。


バレンタインデーに、勇気を出すのが女の子だけだなんて、決まってないですよ。
先輩、覚悟、決めてくださいね。

それじゃ、先輩。
また明日。会いましょう!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
バレンタインに向けてチョコが好きか尋ねる、押しの強い後輩ちゃん。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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