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- 人外 / モンスター
公開日2024年08月24日 21:54
更新日2024年08月24日 21:54
文字数
1410文字(約 4分42秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
男性
場所
悪魔の館(演者の家)
あらすじ
目が覚めると、僕は陰気臭い部屋のベッドの上だった。
そして、どうやら側にいてくれてたらしい女性から声をかけられた。
見た目は美しい女性だけど……どこか、うすら寒さを感じる。
そして、どうやら側にいてくれてたらしい女性から声をかけられた。
見た目は美しい女性だけど……どこか、うすら寒さを感じる。
本編
おや?
ようやく目が覚めたのかな?
まだ目覚めたばっかりで、頭が回らないようだね。
まあ、時間が解決すると思うが。
私かい?
そうだね。君とは初めましてだ。それでは、自己紹介させてもらおうか。
私は人間ではない。
そうだね……君にも伝わるように言うならば、悪魔ということになる。
おっと、やはり怖がらせてしまったか。
心配するな……というのは、少し難しいな。
こら、暴れるんじゃない。
仕方ない、あまり使いたくはないのだが……。
これで、おとなしくなったかな。
悪魔なのだから、魔法ぐらい使えて当然だろう?
大丈夫、危害は加えないとも。
話が済んだら、すぐに魔法も解くと約束しよう。
さて、話を戻そうか。
どうして、君がここにいるのか。
少し、昔話も入るのだけど、どうか聞いてほしい。
昔の私は、人間世界で悪さばっかりしていてね。
よく悪魔祓いと戦ったものさ。
ああ、私はそこらの悪魔とは比べ物にならない実力の持ち主という自負がある。
多くの悪魔祓いを返り討ちにしてやったとも。
けれど、そんな闘いの日々に嫌気がさしてね。
こうして、この館で隠居暮らしをしていたのさ。
この暮らしを続けてきて、もう何百年たっただろうか。
悪魔が、こんなことを思うのはおかしいとは自分でも思うのだけどね。
どうにも、寂しさを感じていたんだよ。
どうにも、悪魔という存在は、人とはかけ離れた存在のくせして、人というものが必要みたいでね。
そこで、君を招いたというわけだ。
ちょうど良かったんだよ。
なんせ、君は交通事故にあって、今にも死にそうだった。
私の力を分け与えたことで、こうして今も生きているけれどね。
おや、そういえば言ってなかったね。
君はもう、人間ではない。
私たちと同じ、悪魔の力をその身に宿したのさ。
とはいっても、まだ身に着けたばかり。
私のような強大な力を持つには、何千年も先といったところだろうね。
しかたなかったんだよ。
君の命を救うには、そうするしかなかったんだ。
それに、私と共に生きていくには、こうでもしないと。
人間は寿命なんてものに縛られているからね。
すぐに年老いて死んでしまう。
けれど、もうその心配はいらない。
悪魔は、不老なのさ。
いいだろう?
若い体のままでずっといられるんだ。
人間にとっても、死を超越することは、一つの夢だったのではないか?
人の世界に返してほしい?
残念だが、それは不可能だ。
言っただろう?
君はもう人間じゃない。
君が人間世界に行けば、悪魔祓いがすぐにでもやってきて、せっかく手にした二度目の生も、そこでおしまいさ。
ここに居たまえ。
ここにいれば、君を悪魔祓いから守ってあげるとも。
それに、一生老いることも、病めることもない。
永遠の時を、私と共に過ごそうではないか。
実を言うとだね。
私は、君を気に入っているんだ。
人の世界で言う、タイプ、というやつだね。
だから、君に力を分け与えたんだよ。
一生、私の傍に置いて、愛でていたい。
君が私の愛に溺れて、私のことしか見えなくなるほど、どろどろにしてあげよう。
きっと、そうでもしないと、私のこの寂しさは埋まらないだろうからね。
さあ、話はここまでだ。
魔法を解いてあげよう。
自由にさせるつもりはないけれどね。
ふふっ、押し倒させてもらったよ。
見た目は女でも、私は悪魔だ。人の力でかなうはずないだろう?
一生、私の傍に居ろ。
私の寂しさを埋めてくれ。
代わりに私が、全身全霊で、君を愛でて、慈しんで、私から離れようと思わないほどに愛してあげよう。
ははっ、あははっ!
ようやく目が覚めたのかな?
まだ目覚めたばっかりで、頭が回らないようだね。
まあ、時間が解決すると思うが。
私かい?
そうだね。君とは初めましてだ。それでは、自己紹介させてもらおうか。
私は人間ではない。
そうだね……君にも伝わるように言うならば、悪魔ということになる。
おっと、やはり怖がらせてしまったか。
心配するな……というのは、少し難しいな。
こら、暴れるんじゃない。
仕方ない、あまり使いたくはないのだが……。
これで、おとなしくなったかな。
悪魔なのだから、魔法ぐらい使えて当然だろう?
大丈夫、危害は加えないとも。
話が済んだら、すぐに魔法も解くと約束しよう。
さて、話を戻そうか。
どうして、君がここにいるのか。
少し、昔話も入るのだけど、どうか聞いてほしい。
昔の私は、人間世界で悪さばっかりしていてね。
よく悪魔祓いと戦ったものさ。
ああ、私はそこらの悪魔とは比べ物にならない実力の持ち主という自負がある。
多くの悪魔祓いを返り討ちにしてやったとも。
けれど、そんな闘いの日々に嫌気がさしてね。
こうして、この館で隠居暮らしをしていたのさ。
この暮らしを続けてきて、もう何百年たっただろうか。
悪魔が、こんなことを思うのはおかしいとは自分でも思うのだけどね。
どうにも、寂しさを感じていたんだよ。
どうにも、悪魔という存在は、人とはかけ離れた存在のくせして、人というものが必要みたいでね。
そこで、君を招いたというわけだ。
ちょうど良かったんだよ。
なんせ、君は交通事故にあって、今にも死にそうだった。
私の力を分け与えたことで、こうして今も生きているけれどね。
おや、そういえば言ってなかったね。
君はもう、人間ではない。
私たちと同じ、悪魔の力をその身に宿したのさ。
とはいっても、まだ身に着けたばかり。
私のような強大な力を持つには、何千年も先といったところだろうね。
しかたなかったんだよ。
君の命を救うには、そうするしかなかったんだ。
それに、私と共に生きていくには、こうでもしないと。
人間は寿命なんてものに縛られているからね。
すぐに年老いて死んでしまう。
けれど、もうその心配はいらない。
悪魔は、不老なのさ。
いいだろう?
若い体のままでずっといられるんだ。
人間にとっても、死を超越することは、一つの夢だったのではないか?
人の世界に返してほしい?
残念だが、それは不可能だ。
言っただろう?
君はもう人間じゃない。
君が人間世界に行けば、悪魔祓いがすぐにでもやってきて、せっかく手にした二度目の生も、そこでおしまいさ。
ここに居たまえ。
ここにいれば、君を悪魔祓いから守ってあげるとも。
それに、一生老いることも、病めることもない。
永遠の時を、私と共に過ごそうではないか。
実を言うとだね。
私は、君を気に入っているんだ。
人の世界で言う、タイプ、というやつだね。
だから、君に力を分け与えたんだよ。
一生、私の傍に置いて、愛でていたい。
君が私の愛に溺れて、私のことしか見えなくなるほど、どろどろにしてあげよう。
きっと、そうでもしないと、私のこの寂しさは埋まらないだろうからね。
さあ、話はここまでだ。
魔法を解いてあげよう。
自由にさせるつもりはないけれどね。
ふふっ、押し倒させてもらったよ。
見た目は女でも、私は悪魔だ。人の力でかなうはずないだろう?
一生、私の傍に居ろ。
私の寂しさを埋めてくれ。
代わりに私が、全身全霊で、君を愛でて、慈しんで、私から離れようと思わないほどに愛してあげよう。
ははっ、あははっ!
クレジット
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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