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公開日2024年09月11日 22:49
更新日2024年09月11日 22:49
文字数
1777文字(約 5分56秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
同僚
視聴者役柄
同僚
場所
会社→家
あらすじ
仕事終わり、ようやく帰れるというところに土砂降りの雨。あいにく、傘を持ってきていない。
文句も言いたいところだけど、仕事に追われて疲れていたとはいえ、天気予報を見ていなかった自分が悪い。
誰かに傘を借りるのが普通なんだろうけど、誰かにお願いするというのは、どうにも苦手だ。
他人に迷惑をかけるというのに、どうにも抵抗がある。
仕方ない……今日は濡れて帰ろう。
そう思っていたところに、あの人から声をかけられた。
文句も言いたいところだけど、仕事に追われて疲れていたとはいえ、天気予報を見ていなかった自分が悪い。
誰かに傘を借りるのが普通なんだろうけど、誰かにお願いするというのは、どうにも苦手だ。
他人に迷惑をかけるというのに、どうにも抵抗がある。
仕方ない……今日は濡れて帰ろう。
そう思っていたところに、あの人から声をかけられた。
本編
んっー、はぁ……仕事終わったー!
あとは、家に帰るだけ……今、すごい雨だから、かなり憂鬱だけど。
夕方から雨が降るって言ってたから、傘持ってきててほんとよかった。
天気予報はっと、うわっ、明日までずっと降るんだ。
勘弁してほしいな……洗濯物、ちゃんと乾いてるかな……。
私の傘は、あった。
よし、それじゃ帰るとしますか。
うーわ、雨、ほんとにひどい。
風が強くなくてほんと助かった。そうじゃなきゃ、ずぶ濡れだったよ。
うん? あれは、もしかして、同僚のあの人?
まさか、こんな雨の中、濡れて帰ろうとしてるの?
とっ、とにかく急いで傘を渡さないと!
はっ、はっ、はぁ……。
ねえ、ちょっと待って!
こんな雨の中、傘もささずに帰るなんて、何考えてるの?
ほら、とにかく、私の傘の中、入りなよ。
大丈夫、そんな気を遣わなくてもいい?
何言ってるの、今は素直に気を遣われてなさい。風邪でも引いたらどうするの!?
別に大丈夫って、そんなわけないでしょ!
ほら、そんなに体振るわせておいて、何が大丈夫なのよ。
もう、濡れちゃったのは仕方ないからさ、今からでも、傘の中、入りなよ。
はい、しっかり入ってよ。少し狭いとは思うけど。
傘、持ってくるの忘れたの?
まあ、そうよね。でなきゃ、ずぶ濡れで帰ったりなんてしないよね。
ねえ、君の家はどのあたり?
ここから十分は歩かないとじゃん……。
そこまで、この雨の中、駆け抜けるつもりでいたの?
そうだけどって……。
もう、ほんと無茶するのね、君って。
とにかく、ここからなら、私の家が近いから、そこへ行こう。
その濡れた体を急いでどうにかしないと。
言ったでしょ、素直に気を遣われていなさい。
ほら、行くよ。
はい、どうぞ。
玄関で待ってて。タオルを取ってくるから。
はい、どうぞ。ほら、タオルたくさん使っていいから。
乾燥機とかあったらよかったんだけど、家に無いから、ある程度水分拭きとって。あとは扇風機とか使って乾かすからさ。
拭き終わったら、私に頂戴。洗濯機の中に入れるから。
なに、そんなきょとんとして。
こんなことまでしてくれる理由が分からない?
困ってる知り合いがいたら、助けてあげようと思うのは、別に普通のことじゃない。
それに、あのままほっといて、明日風邪で休みです。なんて聞かされたら、後味悪いじゃん。
別に関係ないだろって。
そりゃ、関係ないって言われたら、そこまでだけど。
私は、関係ないって言葉で終わらせたくはない。
ねえ、覚えておいて。
君が傷ついたり、無茶をしたりするのを心配する人は、たくさん周りにいるんだよ?
私だってそう。君が心配で、だからこうしているの。
自分の身体だから、別に何したっていいって、思うのは自由だとは思うけれど。
そんな君のことを、心配するのだって、私の自由。
ちょっとさ、頑張りすぎというよりは、自分を大切にしなさすぎなんじゃない?
仕事でもさ、そんなところがあるよね。
人に迷惑をかけたくないから、人にお願いするんじゃなくて、自分が頑張ればいいって。そんな風に考えて動いてること、多いでしょ?
いいんだよ。少しぐらい迷惑かけたって。
私もそうだけどね、人に頼られるの、結構好きなんだよ。
あそこにいる人たち、みんないい人ばかりだからさ。私もよく助けてもらってるんだ。
だから、君も困ったら、助けを求めたらいいんだよ。そんなことで、みんな、君を嫌いになったりしないから。
信じられない?
じゃあ、少なくともさ、私のことは信じてよ。
君のために、力になってあげたいって思って、今も、こうして君を助けてる私のことをさ。
まずは、困ったときに、私に声をかけなよ。可能な限り、力になるからさ。
そしたらきっと、同じように君を助けようとしてくれる人が、他に出てくるはずだよ。
あーあ、まーた濡らしてどうするのさ。
よしよし。人に優しくされることに、慣れてなかったんだね。ずっと一人で頑張ってきたんだもんね。
もう、一人で頑張らなくていいんだよ。
自分を大切にするためにもさ、まずは、人の優しさに甘えることから始めよう。君は十分、誰かを甘やかしてきたからさ。
人の優しさに甘えて、甘やかして。そうやって私たちは生きているんだから。
あっ、この音。お風呂が沸いたみたい。
入っておいでよ。しっかり身体、温めてね。
ゆっくり、浸かっておいでよ。
その目から出ているものが、収まるまで入っていたって、全然責めたりしないから。
そして、また明日から頑張ろう。ねっ?
あとは、家に帰るだけ……今、すごい雨だから、かなり憂鬱だけど。
夕方から雨が降るって言ってたから、傘持ってきててほんとよかった。
天気予報はっと、うわっ、明日までずっと降るんだ。
勘弁してほしいな……洗濯物、ちゃんと乾いてるかな……。
私の傘は、あった。
よし、それじゃ帰るとしますか。
うーわ、雨、ほんとにひどい。
風が強くなくてほんと助かった。そうじゃなきゃ、ずぶ濡れだったよ。
うん? あれは、もしかして、同僚のあの人?
まさか、こんな雨の中、濡れて帰ろうとしてるの?
とっ、とにかく急いで傘を渡さないと!
はっ、はっ、はぁ……。
ねえ、ちょっと待って!
こんな雨の中、傘もささずに帰るなんて、何考えてるの?
ほら、とにかく、私の傘の中、入りなよ。
大丈夫、そんな気を遣わなくてもいい?
何言ってるの、今は素直に気を遣われてなさい。風邪でも引いたらどうするの!?
別に大丈夫って、そんなわけないでしょ!
ほら、そんなに体振るわせておいて、何が大丈夫なのよ。
もう、濡れちゃったのは仕方ないからさ、今からでも、傘の中、入りなよ。
はい、しっかり入ってよ。少し狭いとは思うけど。
傘、持ってくるの忘れたの?
まあ、そうよね。でなきゃ、ずぶ濡れで帰ったりなんてしないよね。
ねえ、君の家はどのあたり?
ここから十分は歩かないとじゃん……。
そこまで、この雨の中、駆け抜けるつもりでいたの?
そうだけどって……。
もう、ほんと無茶するのね、君って。
とにかく、ここからなら、私の家が近いから、そこへ行こう。
その濡れた体を急いでどうにかしないと。
言ったでしょ、素直に気を遣われていなさい。
ほら、行くよ。
はい、どうぞ。
玄関で待ってて。タオルを取ってくるから。
はい、どうぞ。ほら、タオルたくさん使っていいから。
乾燥機とかあったらよかったんだけど、家に無いから、ある程度水分拭きとって。あとは扇風機とか使って乾かすからさ。
拭き終わったら、私に頂戴。洗濯機の中に入れるから。
なに、そんなきょとんとして。
こんなことまでしてくれる理由が分からない?
困ってる知り合いがいたら、助けてあげようと思うのは、別に普通のことじゃない。
それに、あのままほっといて、明日風邪で休みです。なんて聞かされたら、後味悪いじゃん。
別に関係ないだろって。
そりゃ、関係ないって言われたら、そこまでだけど。
私は、関係ないって言葉で終わらせたくはない。
ねえ、覚えておいて。
君が傷ついたり、無茶をしたりするのを心配する人は、たくさん周りにいるんだよ?
私だってそう。君が心配で、だからこうしているの。
自分の身体だから、別に何したっていいって、思うのは自由だとは思うけれど。
そんな君のことを、心配するのだって、私の自由。
ちょっとさ、頑張りすぎというよりは、自分を大切にしなさすぎなんじゃない?
仕事でもさ、そんなところがあるよね。
人に迷惑をかけたくないから、人にお願いするんじゃなくて、自分が頑張ればいいって。そんな風に考えて動いてること、多いでしょ?
いいんだよ。少しぐらい迷惑かけたって。
私もそうだけどね、人に頼られるの、結構好きなんだよ。
あそこにいる人たち、みんないい人ばかりだからさ。私もよく助けてもらってるんだ。
だから、君も困ったら、助けを求めたらいいんだよ。そんなことで、みんな、君を嫌いになったりしないから。
信じられない?
じゃあ、少なくともさ、私のことは信じてよ。
君のために、力になってあげたいって思って、今も、こうして君を助けてる私のことをさ。
まずは、困ったときに、私に声をかけなよ。可能な限り、力になるからさ。
そしたらきっと、同じように君を助けようとしてくれる人が、他に出てくるはずだよ。
あーあ、まーた濡らしてどうするのさ。
よしよし。人に優しくされることに、慣れてなかったんだね。ずっと一人で頑張ってきたんだもんね。
もう、一人で頑張らなくていいんだよ。
自分を大切にするためにもさ、まずは、人の優しさに甘えることから始めよう。君は十分、誰かを甘やかしてきたからさ。
人の優しさに甘えて、甘やかして。そうやって私たちは生きているんだから。
あっ、この音。お風呂が沸いたみたい。
入っておいでよ。しっかり身体、温めてね。
ゆっくり、浸かっておいでよ。
その目から出ているものが、収まるまで入っていたって、全然責めたりしないから。
そして、また明日から頑張ろう。ねっ?
クレジット
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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