彼女からの電話。
電話に出ると、彼女は少しご立腹でした。

やっと出た。　なにしてたの？
ずーっと掛けてるのに出ないんだもん。

メッセージ送っても既読つかないしさ。
もしかして浮気ー？

違う？　じゃあ一体何してたの？
可愛い彼女の電話よりも大事なことってなに？

はぁー…。　
…やっぱりゲームしてたんだ？
熱中して、私の電話にも気づかなかったわけね。

せっかく君にいい報告できると思って電話したのになぁ。
言うのやめちゃおっかなぁ～。

反省してる？　ホントに？
んー、じゃあ明日。
明日、君ん家に行くから、ちゃんと予定空けておいてね？

何するか？　それは内緒っ。
私の電話を放置した罰として、明日まで教えてあーげない。

だめー。　謝っても許さないもん。
だって君、前にも同じことしたでしょ？
ちゃんと反省してもらうためにも、今日は教えてあげませんっ。

ふーん…。　ホントに反省してるんだ？
じゃあ、今日はこのまま明日の朝まで通話ね。
朝になるか、私が先に寝落ちしたら、許してあげる。

もちろん、私のこと好きなら、付き合ってくれるよね？

ふふっ。　乗り気だね。
その気合いがいつまで持つかな～？

---　(翌朝。　通知が鳴り、彼女からメッセージが届く)

おはよ。
結局君が先に寝ちゃったね～。
まぁ、君の寝言を聞けたのはちょっと楽しかったけど。

それじゃ約束通り、今日君ん家に行くから。
私からの電話を放置した罰と、先に寝落ちした罰。
ちゃーんと、覚悟しててね…？

それじゃ、また後でねっ。

・台本（ゆるボイ！）
彼女と通話
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・台本制作者
のみやま