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聖母すぎる妹の部屋に、夜お邪魔して……
written by チョンマー
  • 癒し
  • 寝かしつけ
  • 励まし
公開日2024年10月10日 22:38 更新日2024年10月10日 22:38
文字数
1373文字(約 4分35秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
妹の部屋
あらすじ
明日も、きついだけの仕事が待っている。
憂鬱で、不安で、恐怖で……今日も眠れない。

そんな夜は、すべてを受け入れて許してくれる、優しい妹の部屋へと向かうのだった。
本編
あれ? おにぃ。どうしたの? 

もしかして、夜這い? 可愛い妹を襲いに来た⁉

ごめんって、冗談だよ。

眠れないんでしょ? いいよ、おにぃ。おいで。
はーい、私のベッドにようこそー。

うん? いいよ、気にしなくても。私は、おにぃと一緒に寝るの、嫌いじゃないよ。

周りの人たちが言うことなんか気にしなくていいよ。よそはよそ。うちはうち。
それに、一緒に寝るだけなんだもん。なんもいかがわしいことなんかないじゃん。

それとも……いかがわしいこと、する? おにぃなら、いいよ?

冗談だって。怒らないでってば。

私が言うと、冗談に聞こえない? えー、なんで? 

まあ、確かに。私はおにぃ好きだよ。ブラコンだなーって、自分でも思う。
けど、私としては、家族のスキンシップなだけなんだけどなー。

だって、小さい頃はさ、兄妹一緒に寝るのなんて当たり前だったし、一緒にお風呂だって入ったじゃん。
今もそれが続いているだけだよ。
さすがに一緒にお風呂入るのは、勇気いるけど。今、おにぃに見せられるような体型してないし。ダイエット成功した後でお願い。

えっ? そうじゃないだろって? 私、割と本気で言っているんだけどなぁ。

でも、もちろん。おにぃに彼女ができたら、ちゃんと距離間考えるから。おにぃの恋愛を邪魔するつもりはないので!

けど、私は心配だよ。

おにぃはさ、頑張り屋なくせに、繊細で臆病だから、人知れず傷ついて、こうして夜に眠れなくなる日があって。
誰にも弱音を吐けなくて、苦しくて。
妹の私にすがってくるぐらい、精神がボロボロになる日もある。
それを分かってあげて、おにぃの心の傷を癒してくれる、そんな彼女が、おにぃにできてほしいなぁ……。

私、おにぃの幸せを、誰よりも願っているから。

おにぃ、目がうるうるしてる。ほんと、涙もろいんだから。

いいよ。私の胸でよければ、貸してあげるから。
もう、今更だよ。何度おにぃが私の側で泣いたの見たと思ってるのさ。
思いっきり泣いちゃっていいよ。

よしよし。辛いのに頑張ったね、おにぃ。
おにぃが頑張っていることは、少なくとも私は分かっているつもりだよ。

弱音も、不安も、恐怖も、全部私が聞いたげる。
ううん、情けなくなんてないよ。人によって、ネガティブな感情の貯め込み方と、吐き出し方は違うから。
親にも、友達にもうまく吐き出せなかったのを、私が代わりに聞いてるだけ。
私は平気だから、いくらでもどうぞ。

うん、うん。よしよし。おにぃは、頑張り屋だね。えらいよ。
涙は、頑張りすぎちゃった証だから。
ここで全部、辛い気持ちと一緒に流し切っちゃおうよ。

大丈夫。私はいつまでもおにぃの味方だから。

よしよし。いい子。いい子。


寝ちゃった、かな。ふふっ、寝顔かわいいな。

ここで気持ちを吐き出して、安心して眠ってくれることで、少しでもおにぃの傷が癒されていたらいいけど。

もし……もし、私がおにぃの妹として生まれてなくて、血のつながっていない男女同士だったら、おにぃの彼女になれたのかな?
おにぃの心の傷、もっと癒すことができたのかな?

なんて、たらればの話をしてもしょうがないよね。

それに、もし兄妹じゃなかったら、そもそも出会えてなかったかもしれないし。

おにぃ、大好きだよ。

いつか、おにぃのことをすべて受け入れてくれるような、そんなパートナーが見つかるまで。ずっと、側にいてあげるから。

今は、ゆっくりおやすみなさい。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
聖母すぎる妹の部屋に、夜お邪魔して……
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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