夜中に目が覚めてしまったあなた。
少し寂しくなってしまい、隣で寝る彼女に声をかけます。

ふぁい…どうしたんですか、せんぱい…？

あまり眠れませんか？
もしかして私、寝息うるさかったとか…？

違う？　ならいいんですけど…
どうかしたんですか？

手を…？
はい、もちろんいいですよ。

私の手、冷たくないですか？
そっか、ならよかったです。

最近忙しそうですよね、先輩。
夜帰ってきて、割とすぐ寝ちゃうこと多いし…。

なかなか先輩と会えないのは寂しいですけど、
その分チャットでたくさん構ってもらってるので。
不満、ってほどではないですよ。

うん？　「ぎゅーしたい」…？
…ふふっ。　今日は随分甘えん坊さんですね。
もちろんいいですよ。

よいしょ…っと。
ぎゅーっ。
んふふ。　先輩ったらちょっと力み過ぎ。

謝らなくていいですよ。
目が覚めて、ちょっと寂しくなっちゃたんですよね？
ふふっ、図星っぽい。

だから好きなだけ、ぎゅーってしてください。
先輩が眠くなるまで、気が済むまで…。

…。
やっぱり何かあったんですか？
そんなに謝ったりして…。

…。
なんだ、そんなことですか。
全然情けなくなんてないですよ。

「寂しい、甘えたい」って伝えてくれるのは、
それだけ先輩が信頼してくれてる、ってことですから。

先輩だから情けない、なんてことはないです。
だから、嫌ったりしませんよ。
むしろ可愛い先輩を甘やかせて、私は嬉しいです。　ふふっ。

先輩にして欲しいこと…ですか？
んー…じゃあ、今日は晩ご飯頑張って作ったので、
よしよし、して欲しいです。

ん…ふふっ。　ちょっとくすぐったい…。
ううん、もっとして欲しいです。
…えへへ。

ねぇ先輩。
最初は先輩を甘やかすつもりだったんですけど、
ちょっと…私も切なくなってきちゃいました…。

もっと先輩に触れたい、触れてほしい…。
だめ…ですか？

…あっ。　ちょっと照れましたね？
ふふっ。　やっぱり先輩は可愛いです。
ううん、切ないのはホントですよ。　意地悪で言ったんじゃないです。

キス…していいですか？
って、先輩が断ってもしちゃうんですけど…。

（キス）

ぷはっ…。
あれ…先輩、なんでやめちゃうの…？
もしかして、息するの忘れてました…？

次はちゃんと、忘れずにしてくださいね？
ん…。

（キス）

はぁ、はぁ…。
ちょっと長すぎましたか…？
ふふっ、私も顔熱いかも…。

続き？　しちゃい、ますか…？

・台本（ゆるボイ！）
後輩彼女と過ごす夜
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・台本制作者
のみやま