0
彼女とお弁当
written by のみやま
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • 年上
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月20日 21:18
文字数
913文字(約 3分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
彼女とお昼を約束して、屋上に来たあなた。
今日は彼女がお弁当を作ってきてくれました。
本編
みーつけたっ。
ふふっ、びっくりした?

も~、来るの遅いよ。
お昼半分過ぎちゃったじゃん。
なにしてたのー?

ふーん。
後輩に呼び止められて話してた、と。
大事な話だったの?

それって、あたしとのお昼よりも大事なこと?
キミの先輩で、彼女であるあたしよりも、大事なこと?

…まったくもう。
キミは人が良すぎるの。
自分が他の女子からも人気なの、わかってる?

なに今さらビックリした顔してるのっ。
あたしのクラスでも、ちょっとした噂になってるんだからね?
ちゃんと、あたしの彼氏って自覚、持ってよね~。

はぁ…、とりあえず、お昼食べよ?
今日はあたしの番だから、ちゃんと二人分、作ってきたよ。
ん。 どうぞ~。

どうかな、見た目の出来は?
美味しそう? えへへ~。

じゃあ、早速食べてみて。
…。

…どう? 美味しい?
よかった~っ。 
その春巻き、味見は何度もしたんだけど、初めてだったから不安でさ。
もう、そんなにべた褒めされたら逆に怪しいよー? ふふっ。

じゃああたしも、いただきまーす。
うん、春巻きはやっぱり大丈夫そうだね。 よかったぁ。

ん? これ?
あっ、いや、このおかずは…ってちょっとっ。

ぁ…。
それ、まだ試作品で失敗したやつ…。
キミに食べさせるわけにいかないから、あたしのだけ入れてたのに…。

…えっ。 美味しい?
そ、それは流石に嘘だよ…。
そりゃ確かに、キミは見え透いた嘘なんて言わないけど…。

…。

もう、またそうやって照れさせることばっかり…。
…うん、ありがと。 えへへ…。

---(お弁当を食べ終わって)

はい、お粗末さまでしたっ。

ねぇねぇ、今日お弁当作るの頑張ったから、
またご褒美、欲しいなー…。

いいの? やったっ。
じゃあ…えいっ。
ぎゅぅーーーっ。

朝一緒に登校してから、ずっと一緒に居れなくて寂しかった。
だから、足りない分補給させてね…?
ん~っ。 やっぱりぎゅーすると安心する…。

…あっ、チャイム鳴っちゃった…。

…。

(以下小声で)
…ねぇ。
今日さ、…このまま授業サボっちゃおうよ。

大丈夫。 「体調不良で早退した」ってことにすれば問題ないよ。
だから、ね…いいでしょ?

まだキミの補給も終わってないのに、このままじゃ教室戻れないもん…。
それに、お昼半分なくした責任も、取ってくれないと…ね?

ふふっ。 じゃあ決まりね。
うん、それじゃまた後で…。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
彼女とお弁当
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
のみやま
ライター情報
趣味で活動を始めた台本書きです。
あまあま系をメインに取り扱っています。
気に入ったものがありましたら、お手に取っていただければ幸いです。

【活動情報】
・2020/1~ 活動開始
有償販売利用の条件
・TwitterのDMへ事前に使用の旨をご連絡ください。
・読み手の性別を変更して読んでいただいてもOKです。
・「ゆるボイ!」利用規約遵守の上、お気軽にご利用下さい。
利用実績(最大10件)
のみやま の投稿台本(最大10件)