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【青春/恋愛】王子様な後輩女子の本音と建て前
written by 松平蒼太郎
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  • イケメン女子
公開日2024年11月03日 19:53 更新日2024年11月03日 19:53
文字数
2047文字(約 6分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩女子
視聴者役柄
先輩男子
場所
学校
あらすじ
中学のころから付き合いのある男友達的な後輩女子に迫られるお話。迫られたきっかけは、貴方が彼女の親友を好きになってしまったことで…?
本編
ん?あぁ、先輩か…珍しいね。先輩の方から訪ねてくるなんて。今日はどうしたの?


あぁ、ここじゃ言えない話?いいよ、人のいない所に行こうか。どこにする?


オッケー。あそこなら、密会にはもってこいだね。そうと決まれば、早速…


(クラスメイトの女子たちに話しかけられる)


あ、みんな…ううん、この人は彼氏じゃなくて、ただの先輩。みんなが期待してるような関係じゃないよ。


あはは…そーいうこと。それじゃ、ボクはこれで。またね。


(教室を出て行く)


…ん?あぁ、ボクと先輩の関係が?


そうだね…付き合ってるって、誤解されちゃったかもね?


まぁ、けどいいんじゃない?噂なんてそのうち、消えると思うし…


…あ、ここだね。旧体育倉庫。ほとんどモノは残ってないと思うけど…


(扉を開く)


うん、ここなら誰も来ないだろう。モノはほとんど残ってないし。あるのは、マットとボールと…跳び箱?くらい。


それで?今日はどうしてボクと密会したがったの?もしかして、愛の告白かな?


あ、違うんだ…じゃあ何?人目を忍んで頼み事をするなんて、よほどの重大事項?


……あぁ、なるほど。要するに、ボクに恋のキューピッド役を務めて欲しいわけだ?


ふふっ…しかし、先輩があの子を、ねぇ…


ううん、何もおかしくないよ。いいんじゃないかな?


あの子…ボクの親友ちゃんはとっても可愛いからね。むしろ、先輩の女の子を見る目を褒めてあげたいくらいさ。


うん。たしかに少し雰囲気は暗いけど、実はとっても可愛いんだ。小動物的な可愛さっていうのかな?ボクが男だったら、速攻告白してたかもしれない。


いやいや…それは偏見というものだよ。


たしかに、女の子を口説きそうな見た目はしてるけど、これでもちゃんと節度はわきまえてるよ。


あ~…中学時代の話をするのはやめよ?ボクもあれはやりすぎたと思ってるんだ…ホントだよ?


まぁ、うん…それっぽい言動を取りすぎて、「女喰らい」なんて不名誉な呼ばれ方までされちゃってたね。実際は誰一人喰ってないのにさ。


まぁ、ボクの話はいいじゃないか…それより話を戻そう。


先輩は親友ちゃんのことが好きなんだよね?それで僕に仲介役を頼みたいと。


うん、そうだよね。それなら、先輩は一つヤらなきゃいけないことがある…とっても大切なことを、ね?


(マットの上に押し倒す)


おっとっと…いやぁ、押し倒すのは初めてだから、ボクまでよろけちゃった。大丈夫?ケガはない?


そっか…なら良し。まぁ、後ろにマットがあるから、大丈夫なのは分かっていたけどね。


それで、先輩…悪いけど、今の先輩にあの子は渡せないかな?だって先輩、童貞でしょ?


うん、悪いよ。童貞なのは、とっても罪深いことだ…


あの子と付き合って、痛い思いをさせてしまうかもしれないだろう?なんせ、女性経験皆無なんだから…


つまりどういうことかって?決まってるだろ?


あの子を攻略したければ、まず先にボクを攻略しろってこと。それができなければ、あの子との橋渡しはやってあげない。絶対にね。


だって大切だもん。可愛いくて繊細な親友ちゃんだよ?


先輩に要らぬトラウマを植え付けられて、男性恐怖症にでもなったら、目も当てられない…


だから、いくら先輩でもそう簡単にお近づきにさせるわけにはいかないんだ。悪く思わないでね?


そうそう。ボクの気持ち、分かってくれた?


先輩もあの子も、どっちも大切だからこうするの。


先輩をただ一方的に遠ざけるのもフェアじゃないし…なにより先輩の気持ちを踏みにじることになるから。


もっとも…ボクが先輩に多少気があるって理由も、少しは入って無くもないかな?


大体、なんで親友ちゃんなのさ…ボクの方がよっぽど先輩との距離が近かったじゃないか…なのになんで…どうしてあの子なんだ…


……ごめん。少し口がすべった…聞かなかったことにして?ンッ…///


(キス)


ハァ…/// せん、ぱい…///


どうかな?ボクとのファーストキス…/// 悪くは、なかったでしょ?///


ふふ…そう言ってもらえて嬉しいよ。ありがとう。もう一回だけ…///


(キス)


…/// もぅ、ダメかも/// ボク、自分の気持ちを抑えれそうにないや…///


ふぅ…/// ちょっと暑くなってきた…ネクタイ、外すね?


(制服のネクタイを外す)


ね、先輩…/// 先輩はボクを男友達みたいに接してくるけど、ボクだって女の子なんだよ…?先輩のこと、ちゃんと意識してたんだよ…?


呼び出されたときは、すごく期待したのに…先輩から出てきたのは、他の女の名前だった。どれだけボクがショックだったか、わかる?


あはは…いいよ、謝罪なんて。ボクも先輩に女として見てもらえる努力を怠ってたことは事実だから。


今からでも遅くないよね?先輩の友達枠から恋人枠…最悪、セフレ枠には移行できるよね…?


…かまわないよ?ボクと身体を重ねてから決めても…ただし、チャンスはこの一回きりで。


当然でしょ?あの子とはずっと親友でいたいし、先輩とは恋仲になりたい…


そんなボクからすれば、ここで先輩を射止めるしかないの。あの子が先輩からのアプローチを受け入れるとは限らないけど、万が一のこともあるから…ね?


…わかった。身体の相性がよくなかったら、大人しく負けを認める。その時は素直に先輩の恋路を応援するよ。


ん……それじゃあ、いくよ?ボクのありったけを、君にぶつける、ね?///
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【青春/恋愛】王子様な後輩女子の本音と建て前
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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