1
ボドゲ好き彼女と、初めてのポッキーゲーム。
written by チョンマー
  • ラブラブ
  • 甘々
  • 恋人同士
  • ポッキーの日
  • ポッキーゲーム
公開日2024年11月10日 20:35 更新日2024年11月10日 20:35
文字数
1266文字(約 4分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女(付き合いだしたばっかり)
視聴者役柄
彼氏(付き合いだしたばっかり)
場所
彼氏の家
あらすじ
僕らは付き合いだしたばかりのカップル。
彼女とは、ボドゲが好きという趣味が合うのが理由で付き合い始めた。

付き合い始めてからは、こうしてお互いの家でボドゲを一緒にやるというのがお決まりになっている。
今日も彼女と一緒にボドゲをやる予定だ。お供のお菓子――ポッキーを添えて。
本編
よし、サイコロを振って……この出目なら、ここにこう移動すれば……。

はい、私の勝ち!
ふふー、これで三連勝!

初めてやったボードゲームだけど、これ、すっごく面白いね!
運も絡むけれど、頭をしっかり使うところもあって……ドはまりしそう。


自分が勝ってるからだろって、ふふふ、僻みはよしてくださいよ。
まあ、勝ってるというのはもちろんあるけど、面白いのも本音だよ。
用意してくれてありがとうね。


どうする? もう一回やる?
それとも、別のゲームをする?


別のゲームがしたい。りょーかい。
それじゃ、今度は私が用意したゲームをやろう。

準備するから、しばし休憩ってことで。


えっ、お菓子も用意してくれたんだ。
助かる―、ちょうど糖分を補給したいと思ってたんだよね。

ちょっと中身を見るね。さてさて、どんなものが入っているのかな……。


えーと、その……。
これ、いったいどういうことかな?

袋の中、ポッキー関連のお菓子しかないんだけど。


今日、ポッキーが安かったから大量に買い込んだ。
へえ……そうなんだ。
そう言えば、今日はポッキーの日なんだっけ。


そうだ。せっかくだし。これを使ったゲームしない?

だから、ポッキーゲームっていうんだっけ、しない?


えっ、どうしたの?
すごい顔真っ赤じゃん。どうしたの。


何でもないって。まあ、いいけど。
それで、どう? やらない?

その頷きは、いいってことだよね。
それじゃ、始めようか。



言い出しておいてなんだけど。私、ポッキーゲームのルールを詳しく知らないんだよね。
ルールを確認させて?


お互いにポッキーを咥えて、食べ進める。先に口を離したり、途中で折れたら、その人の負けね。


それで、どうなったら勝ちなの?


ポッキーを二人で食べきれたら、勝ちなんだ。
つまり、協力プレイってことだね。結構難しそう。


それじゃ、いくよ。
ほら、咥えて。


(ポッキーの食べる音)

――っ!
はぁ、はぁ。
顔、近い……めっちゃドキドキした……。


えっ、先に口を離したから、そっちの負けだなって。
待ってよ。だって、あれはしょうがないじゃん。
あれ以上近づけたら、もうくっついちゃうところだったし……。


そういうゲームだよって。
……えっ、えっ⁉
つまり、これって、クリアするためには……キスしないといけないって、こと?


ねえ、君はルールを全部知ってた上で、いいって言ったよね。
それってさ、つまり、そういうこと、だよね?


黙らないでよ。

……もう一回、やろう。


負けたままなの嫌だし。
それに、私から言い出したことだもん。

いくよ。ちゃんと咥えて。
口、離したらダメだからね。


(ポッキーの食べる音)

んっーー。


はぁ……これで、食べきれたよね?

よし、これでゲームクリアってことで!
それじゃ、別のゲームに移ろう!


ねえ、なんでポッキー片手に持ってるの。

ちょっと待って! 私、もう一回やるなんて言ってな――


反則だよ、あれ。
だって、私咥えてなかったじゃん。ほとんど君だけがポッキーを食べてさ。
一方的なのは、嫌だ。


違う、されたのが嫌とかじゃなくて、その……。
するなら、二人でちゃんと協力してやろう?


もう一回しよう、ね?
まだポッキー、たくさん残ってるし。

へへっ、これ、さっきのゲームと同じで。

ハマっちゃいそう、だね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ボドゲ好き彼女と、初めてのポッキーゲーム。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
チョンマー の投稿台本(最大10件)