自分から甘えるとなると、素直になれないあなた。
彼女には既にそれも見抜かれています。

ふぅ～、疲れたぁ。
ん、これ？　明日の会議で使う資料。
上司にまとめておいて、って頼まれてたの。

おっ、肩揉んでくれるの？
ちょうど凝ってたから助かる～。

ん…んんっ……ふぅ…。
キミ、肩揉み上手いよね。
平日とか、帰ってからやってくれるの、すごくありがたいよ。

---（しばらく肩揉みした後）

うん、だいぶ楽になった。　ありがとう～。

あぁ、資料はもう済んだから大丈夫。
あとは会社で印刷するだけだから。

飲みもの、何か淹れよっか？
ん、紅茶ね。　りょーかい。

---

はい、どうぞ。
今回はブレンドで淹れてみたよ。
まだ熱いから、気をつけてね。

美味しい？　ふふっ、よかった。
キミのは砂糖も淹れてあるの。　甘いの好きでしょ？

あっ、そうだ。
この前買ったケーキもあるんだった。
せっかくだから、一緒に食べよう？

うん。　ちょっと待っててね。

---（二人とも食べ終わった後）

うん、結構美味しかったね。
あのケーキ気に入った？　じゃあまた買ってきてあげる。

ん…眠くなってきちゃった？
じゃあ、お姉さんが膝枕してあげよっか？
いらないの？　ふぅ～ん…。

じゃあどうして…目、逸らすのかな？
顔も赤くなって…。

ほら、ちゃんとお姉さんの目、見て…？
「恥ずかしいだけで、ホントはしてほしいです」って言ってごらん…？

…ふふ。　素直じゃないなぁ。
じゃあ、ホントかどうか試してみよっか…。
キミに何しても平気って言うなら、ちゃんと耐えられるよね…？

まず、ちゃんと私の目、見て？
あら？　キミの顔、手添えただけで真っ赤になっちゃった。
じゃあ顔が逃げないように、手でおさえて…。

（ゆっくりと）だ～いすき…。

ねぇ、キミにも言ってほしいな…。
私のこと、どう思ってるのか…。

んー…？　声、小さいよ…？

…。

…うん、よくできました。

じゃあ、答え合わせ。
顔も真っ赤で、涙目になってるけど、それでも平気…？

ふふっ、謝っちゃった。
最初から、素直に言ってくれればいいんだよ。

じゃあ、はい…おいで。
うん？　膝枕は後でしてあげる。
まずは、キミがもっと素直になるためのおまじない。

ん…、ぎゅ～っ。

（耳元小声で）
素直じゃないキミも可愛くて好きだけど、
素直なキミはもーっと大好きなの…。
だから…素直になっちゃおうね…？

…ふふっ。
心臓、すっごくドキドキしてるね。

どうする？　膝枕する？
それともこのままぎゅーがいい…？

ふふ、かわいい。
じゃあ気が済むまで、ぎゅーしててあげる…。

・台本（ゆるボイ！）
彼女にはお見通し
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・台本制作者
のみやま