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バイトが始まるまで
written by のみやま
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • 幼なじみ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月20日 21:11
文字数
1010文字(約 3分22秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
大学の授業が終わって、同じアパートに住む
幼馴染の彼女の部屋へお邪魔することに。
本編
(インターホンの音)

おっ、いらっしゃい。
入って、入って。

ちょっと散らかってるけど、ごめんね?
すぐ片付けるから、そこのクッション座ってて。

なんか飲む?
んー、お湯はすぐできるから、
スティックタイプのやつならぱぱっと作れるよ。
…ん、了解。

すごい息荒いけど、走ってきたの?
あぁ、今日すっごい寒いもんね〜。

あたしも午前中買い出しに行ったけど、
寒くてキツかったもん。

今日どうする?
晩ご飯よかったら作るけど。

えっ、今日バイトあるの?
何時から?

じゃああんまり時間ないじゃん。
そっかぁ…一緒にだらだらしよ、って思ってたのに。

晩ご飯遅くなるのは平気だよ。 明日の授業午後からだし。
ん。 じゃあ二人分、作っとくね。

…ほい、ココアお待たせ。
さてさて、プリント片付けなきゃ。

(ガサゴソ音)

うん、レポート書いてたの。
提出期限近いから、そろそろやんないといけなくて。

授業はね、今日あったけどサボった。
今日のは出席取らないし、試験が合格点なら問題ないから。
…はいはい。 お説教はいいっての。

よしっ。 とりあえずこんなもんかな。
あー、レポートやりたくないぃ…。

ねぇねぇ、レポート書くの手伝ってくんない?
えーっ、ケチ。
高校の時はノート写させてくれたじゃん。

そりゃ受けてる授業が違うから、内容も違うけどさぁ。
難しすぎてわっかんないんだもん。

一緒に居てくれるだけでもいいからっ。
晩ご飯作ってあげる代わりと思ってさ…? お願いっ。

…いいの? えへへ、ありがとっ。
ぎゅーっ。

むぅ…なんで離れようとすんの。
彼女なんだし、甘えたっていいじゃん。

まぁ、大学入る前はただの幼馴染だったし、
急に距離近くなった、ってのはわかるけど…。

…。

お父さんとお母さんにも、大学行けって言われてたけどさ。
それよりも…あたしはキミと一緒に居たかったの。

幼馴染から彼女になって、
正直、彼女ってどう接したらいいかわかんなくて。

だからせめて、少しでもキミと一緒に居られるように、って…。
元々成績良くなかったけど、同じ大学に行けるように頑張ったんだよ。

…ごめん、こんなの言っても重たいだけだよね、あたし。

…えっ。
…。

…そっか。
ううん、キミの気持ち、聞けてよかった。
あたしだけ空回りしてたんじゃないか、って不安だったから。

あれ…ごめん、泣くつもりじゃなかったんだけどな…。

(ハグされて)
…っ。

…ありがと。 あたしも好き、だよ。
ぎゅー…。 えへへ。

---(少しして)

ん、そろそろ出ないと遅れちゃうか。
バイト先まで送るよ。

もうちょっと、一緒に居たいし。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
バイトが始まるまで
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
のみやま
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