連休前の仕事終わり、電車の中で彼女と待ち合わせて。
あなたも彼女も、お泊りを楽しみにしていたようです。

やほ。　お疲れ様。

よいしょ…っと。
よかったよ～、ちゃんと同じ電車に乗れて。

「この時間の電車」って連絡はもらってたけど、
違う駅から乗るから、ちょっと不安だったしさ。

ねぇねぇ…手、繋いでいい？
いいじゃん、遅い時間だからほとんど人いないし。
いい？　えへへ…。

あ～、久々の連休かぁ。
キミんちに行くのも久々だし、二人でゆっくりできるの嬉しいな。

今日、晩ご飯どうする？
…えっ、作ってくれるの？　結構遅い時間だけど…。

もう下ごしらえ済んでるんだ？
じゃあ…美味しいの、期待してるからね？

そうだ、帰りコンビニ寄らない？
この前話してたお酒、一緒に飲もうよ。

---（少し間をあける）

仕事？
うん、まあまあ…って感じかな。
相変わらず上司とは馬が合わないけどね。

キミは？　仕事順調？

（匂いを嗅ぐ）
…っていうか、なんかいつもと匂い違うよね。
香水変えた？

へぇ…取引先に営業、ねぇ。
まさかとは思うけど、女の人居たりしなかったよね？
ううん、疑ってはないけど…。

キミが他の子に取られたりしないか、心配なの。
職場も違って一緒に居れないから、周りにどんな子が居るのかもわかんないし…。

ホントに？
好きなのは、あたしだけ…？

（以下耳元、小声で）
じゃあ…キス、してくれる？
そう、今、ここで…。

大丈夫、あそこに座ってる人寝ちゃってるし。
誰もあたし達に気づかないよ…。

…家に着いてから？
へぇ…そうやって逃げちゃうんだ…？

あたしとキス、したくないってこと…？

…。

…冗談だって。　流石に電車の中だし…ね？
でも…顔真っ赤になってるの、かわいかったよ？　ふふっ。

（声のボリューム戻す）

あっ…そういえば、着替え足りるかな？
前泊まった時の部屋着もキミんちにあるから、って
最低限だけ持ってきてるんだけど…。

まぁいっか。
なかったらキミの部屋着借りちゃおう。　えへへ。

そうだね…。
お互い仕事も落ち着いてきたし、
そろそろ一緒に住み始めてもいいかもね。

キミのかわいい寝顔毎日見れるって思うと、
ちょっと楽しみ。　…ふふっ。

（あくび）

ん…寝れてないわけじゃないと思うけど。
仕事終わって、気が抜けたのかな…

うん？　着いたら起こしてくれるの？
…ありがと。　じゃあ、キミの肩、借りるね…？

・台本（ゆるボイ！）
帰り、電車の中で
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・台本制作者
のみやま