魔界の会社に勤めているOLドラゴンは、人間界にある自宅に戻ってきていた。しかし、家の中にヒトオスの気配があることを察知し、期待に胸を膨らませながら、玄関のドアを開けて…？

は〜〜〜…会社の定例会議、だっっっる。


なんで人間界で自由を謳歌してる時に限って召集されんだか…魔界の社員はどいつもこいつも暇かよ。


帰って、お宝映像見ながら、自家発電しちゃお……あれ？なんか家の中から気配する…


…！ふ〜ん、へぇ〜？これ、人間の気配じゃん…しかも、成人してるオスの。


ふふっ…めっちゃいい度胸してんね？


ドラゴンの住処に入ったら、どうなるかなんて分かりきってるのにさぁ…♡


さーて…どうやって調理してやろっか？子宮、めっちゃ疼いてきた♪ きひひっ♪


(ゆっくり玄関の扉を開ける)


ただいま〜…あれ？誰かいんの？


(中から強盗が出てきて包丁を突き出す)


ん？あ………えっと、何してんの？その包丁は？


へ？なんで死なないと言われても…


…え、もしかして今、あたしのこと殺そうとした？そのグンニャリ曲がった包丁で？


ダメじゃん、そういうの…包丁は料理するための道具なんだから。お姉さんと遊ぶための道具じゃないよ？


化け物って、失礼な。こんなナイスバディな、売れ残り…じゃなくて、独身お姉さんを化け物呼ばわりするとは何事か。


ていうかさ〜…竜の鱗をそんなちゃちい刃物で傷つけられるわけないじゃん。そんなことも知らないのかな？君は…


(ジリジリと壁際まで追い詰めて、壁ドン)


ふ〜ん…/// 君、こうして見ると結構小柄だね？


あ、それともあたしが背高すぎるだけ？


ま、どっちでもいいや……とりあえずその覆面、取るね？


(男の覆面を力任せに破る)


わーお…/// なかなか可愛い顔してるじゃん///


えっと…とりあえず、君のことは強盗くんって呼ばせてもらうね？


強盗くんはさ、あたしが趣味で集めた金貨や銀貨を奪いにきたんだよね？そんなに欲しいなら、普通に言ってくれればいいのに…


あ、もちろんタダではあげないよ？お姉さんのお婿さんになるって条件付きでなら、譲ってあげる。どう？悪くない取引じゃない？


いやぁ、お姉さんもね？そろそろ結婚したいなーって思ってたとこでさ〜…


会社の同僚とか下の妹とか、みんなしれっとツガイ見つけてきてさぁ…このままじゃ、あたしだけ売れ残るんじゃね？って焦ってたとこなの。


それがまさか、ヒトオスくんの方から我が家に飛び込んでくるなんて♡ しかもあたしの蓄えた金銀財宝が好きなんでしょ？趣味も合うし、完璧両想いじゃん♡


あはは…そんな手足バタバタさせて、可愛い〜♡ 何？お姉さんのこと、誘ってんの？


いいよ…♡ お望み通り、シてあげる…♡ 今度はお姉さんが君を強盗する番だね♡


(長い舌を男の口内に入れ、蹂躙しまくる)


ははっ…お目目、とろ〜んとしてるよ？もうお姉さんのこと、好きになっちゃった？


うん…もちろん、許してあげるよ？お姉さんのお婿さんになってくれたらね？


解放？するわけないじゃん。せっかくヒトオスくんの方から来てくれたってのに、みすみす見逃すわけないでしょ？


…知ってる？竜族ってね、貴重な宝物を抱え込む性質があるんだけど…今日から君は、あたしの宝物♡


誰にも手出しはさせない…君のことはこの家で厳重に保管しちゃうね？


くれぐれも勝手に出て行ったりしないように…お姉さんとの約束、だよ？///

・台本（ゆるボイ！）
【人外/女性優位】OLドラゴンの家に押しかけた強盗犯の末路…
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎