- 耳かき
- 同棲
- 罵倒
- 癒し
- 妹
- マッサージ
- 年下
- 励まし
公開日2025年02月14日 19:11
更新日2025年02月14日 19:11
文字数
2117文字(約 7分4秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妹
視聴者役柄
兄
場所
自宅
あらすじ
社会人の妹に養ってもらっている貴方はある日、彼女から家事をするように文句を言われる。貴方は家事を手伝う交換条件として、妹に耳かきをするよう要求。テコでも動かない様子の貴方を見た彼女は、しぶしぶ耳かきをすることにして…?
本編
ちょっとお兄ー?なに部屋でゴロゴロしてんのー?暇なら、買い物くらい行ってよ。
もぅ、役立たず!そんなんだから、彼女の一人もできないんだよ?
関係あるから。積極的に働かないヒモニートな男は、今どき女性から敬遠されるの。これ、世間の常識だから。
うわ、すっごいムカつく…!たしかに妹を女性扱いする兄はキモいけど!
じゃあ、せめて水場の掃除!お風呂か台所か洗面所か、どれか好きなとこ掃除やって!
こ、こいつ…!ヒキニートの分際で~…!
そんなんでこれからどうやって生きてくつもり?言っとくけどあたし、お兄を養うつもりないからね!
当たり前でしょ!大体、いい年こいた男が、妹に養われるとか恥ずかしくないの⁉
(クソデカため息)
ホント救いようがないなあ、お兄は…これ、家族の縁切ってもあたしに非はないよね?
はぁ?いきなり何?耳かき?なんであたしが…
…ホントに?耳かきしたら、ちゃんと家の家事してくれる?
…わかった。じゃあ、耳かきしてあげるから、横向きに寝転がって。
やだ。なんでお兄を膝枕しなきゃいけないの?
彼氏でもないのに、図々しすぎ。身の程をわきまえて。
く…!あぁ、もぅ!今回だけだからね⁉ この変態!
(膝枕する)
こ、これでいい?あと一回変な注文つけたら、耳かきの最中に手元が狂うかもしれないけど…
ん…じゃあ始めてくから、じっとしてて。
(耳かき)
はぁ…なんであたしがお兄の耳かきなんか…
…将来の彼氏のために練習しとけ?
それはまぁ、一理ある…お兄にしては良いこと言うじゃん。
バカ…手のひらドリルしないでよ。どこの誰と付き合おうが、あたしの勝手でしょ。
そんなこと言ったら、あたしだってお兄の彼女がまともな女か審査しなきゃいけないことになるじゃん…めんどくさいよ、そんなの。
えぇ~…それはたしかにそうだけど…
お兄が変な女に引っかかって、お金だけひたすらだまし取られる可能性…うん、それは十分ある。やっぱりお兄が彼女つくるとしたら、あたしが見極めないと…
でもお兄がなぁ…昼間っから家でゴロゴロしてる男が、隣に彼女侍らせてる姿とか全然想像できないんだけど。
事実でしょーが。お兄、イケメンどころか普通にブサイクだし、そもそものスペックが低いから、女一人引っかけられなさそう。
あっそ。勝手に泣けば?あたしの膝濡らしたら、この耳かき棒でトドメ刺すから。
ふん…ホント、だらしないんだから。ちょっとは何かに向かって頑張るとかしろっつーの…
…昔はこんなんじゃなかったのにね、お兄。
学生時代は勉強も部活も一生懸命やって…社会人になってからは、サラリーマンとして普通に一生懸命働いて…
…わかってるよ。ホントは全部、わかってる。
燃え尽き症候群…今まで頑張りすぎたんだよね?頑張りすぎて、今はその反動がきてる。
さっきは言い過ぎた、ごめん。最近、お兄があんまりにも動かないからつい…
…バカ。こんな酷い奴にお礼なんて言わなくていいから。
ほらっ、こっちの耳は終わり。逆の耳やるから、次はこっち向き。
…ん、じゃあ耳かきするよ?こっちも手早く終わらせていくから…
(耳かき)
…お兄さ、気付いてる?自分があたしとろくに目も合わせなくなったってこと…
やっぱり無自覚だったんだ…最後にあたしの目を見て話したのはいつだっけ?覚えてる?
…厳密にはあたしも覚えてない。でも、お兄が今の腑抜けた状態になってから、一年以上経ってるよ。もちろん、その間は一度も目が合った記憶はない。
あたしはさ、正直悲しいよ?お兄が妹の顔すら、まともに見れなくなったんだもん…同じ屋根の下に住んでるってのにさ。
お兄を責めたいわけじゃない…ただ、ほんの少しでいいから、昔のお兄に戻って欲しい。それがあたしの今の正直な気持ち。
そっか…お兄もわかってたんだ。わかってて、なかなか立ち直れないんだ。
もぅ…わかったよ。お兄にその気があるってんなら、あたしも待つよ。
うん…お兄を信じて、待つ。元のお兄に戻ってくれるって、信じてるからね?
(しばらく無言で耳かき)
お兄…こっちもそろそろ終わるよ。
えぇ~…ちょっと物足りない?じゃあ次は何してほしいの?
仕方ないなあ…やってあげるから、家事は協力してよ?約束だよ?
はいはい、わかりました~…ほら、仰向けに寝転がって?耳揉みマッサージ、やってくから。
(両耳マッサージ)
ほーら…どう?あたしのなめらかな手の感触は…
あはは…キモッ。それ、あたし以外の女の子に言っちゃダメだよ?絶対キモがられるから。
ふふ…ま、あたしは身内だから、許してあげるけどね。お兄のキモい言動なんて、今さらだし。
事実でしょー?ったく、鏡見てきな?自分を客観視するのに便利だから。
ん…いいよ。これからもお兄の悪いとこはビシバシ指摘してあげる。こんなこと、妹のあたしくらいしかできないから…
あ~、甘やかすのは…まぁ、気が向いたら。
次に甘やかすのは少なくとも、あたしと目を見て話せるようになってから…ね?
…コミュ障克服。昔のお兄にできてたんだから、今のお兄にできないはずない。
今、こうして耳かきやマッサージを図々しく頼めてる時点で、十分克服できる余地はあるから…小さなことから少しずつ始めてこ?
(しばらく無言でマッサージ)
はい、今度こそおしまい。お疲れ様。
じゃ、さっそくお兄にはお風呂場の掃除を担当してもらおうかな。
ほらっ、さっさと起きる!ちゃんとあたしとの約束、守ってもらうからね!
もぅ、役立たず!そんなんだから、彼女の一人もできないんだよ?
関係あるから。積極的に働かないヒモニートな男は、今どき女性から敬遠されるの。これ、世間の常識だから。
うわ、すっごいムカつく…!たしかに妹を女性扱いする兄はキモいけど!
じゃあ、せめて水場の掃除!お風呂か台所か洗面所か、どれか好きなとこ掃除やって!
こ、こいつ…!ヒキニートの分際で~…!
そんなんでこれからどうやって生きてくつもり?言っとくけどあたし、お兄を養うつもりないからね!
当たり前でしょ!大体、いい年こいた男が、妹に養われるとか恥ずかしくないの⁉
(クソデカため息)
ホント救いようがないなあ、お兄は…これ、家族の縁切ってもあたしに非はないよね?
はぁ?いきなり何?耳かき?なんであたしが…
…ホントに?耳かきしたら、ちゃんと家の家事してくれる?
…わかった。じゃあ、耳かきしてあげるから、横向きに寝転がって。
やだ。なんでお兄を膝枕しなきゃいけないの?
彼氏でもないのに、図々しすぎ。身の程をわきまえて。
く…!あぁ、もぅ!今回だけだからね⁉ この変態!
(膝枕する)
こ、これでいい?あと一回変な注文つけたら、耳かきの最中に手元が狂うかもしれないけど…
ん…じゃあ始めてくから、じっとしてて。
(耳かき)
はぁ…なんであたしがお兄の耳かきなんか…
…将来の彼氏のために練習しとけ?
それはまぁ、一理ある…お兄にしては良いこと言うじゃん。
バカ…手のひらドリルしないでよ。どこの誰と付き合おうが、あたしの勝手でしょ。
そんなこと言ったら、あたしだってお兄の彼女がまともな女か審査しなきゃいけないことになるじゃん…めんどくさいよ、そんなの。
えぇ~…それはたしかにそうだけど…
お兄が変な女に引っかかって、お金だけひたすらだまし取られる可能性…うん、それは十分ある。やっぱりお兄が彼女つくるとしたら、あたしが見極めないと…
でもお兄がなぁ…昼間っから家でゴロゴロしてる男が、隣に彼女侍らせてる姿とか全然想像できないんだけど。
事実でしょーが。お兄、イケメンどころか普通にブサイクだし、そもそものスペックが低いから、女一人引っかけられなさそう。
あっそ。勝手に泣けば?あたしの膝濡らしたら、この耳かき棒でトドメ刺すから。
ふん…ホント、だらしないんだから。ちょっとは何かに向かって頑張るとかしろっつーの…
…昔はこんなんじゃなかったのにね、お兄。
学生時代は勉強も部活も一生懸命やって…社会人になってからは、サラリーマンとして普通に一生懸命働いて…
…わかってるよ。ホントは全部、わかってる。
燃え尽き症候群…今まで頑張りすぎたんだよね?頑張りすぎて、今はその反動がきてる。
さっきは言い過ぎた、ごめん。最近、お兄があんまりにも動かないからつい…
…バカ。こんな酷い奴にお礼なんて言わなくていいから。
ほらっ、こっちの耳は終わり。逆の耳やるから、次はこっち向き。
…ん、じゃあ耳かきするよ?こっちも手早く終わらせていくから…
(耳かき)
…お兄さ、気付いてる?自分があたしとろくに目も合わせなくなったってこと…
やっぱり無自覚だったんだ…最後にあたしの目を見て話したのはいつだっけ?覚えてる?
…厳密にはあたしも覚えてない。でも、お兄が今の腑抜けた状態になってから、一年以上経ってるよ。もちろん、その間は一度も目が合った記憶はない。
あたしはさ、正直悲しいよ?お兄が妹の顔すら、まともに見れなくなったんだもん…同じ屋根の下に住んでるってのにさ。
お兄を責めたいわけじゃない…ただ、ほんの少しでいいから、昔のお兄に戻って欲しい。それがあたしの今の正直な気持ち。
そっか…お兄もわかってたんだ。わかってて、なかなか立ち直れないんだ。
もぅ…わかったよ。お兄にその気があるってんなら、あたしも待つよ。
うん…お兄を信じて、待つ。元のお兄に戻ってくれるって、信じてるからね?
(しばらく無言で耳かき)
お兄…こっちもそろそろ終わるよ。
えぇ~…ちょっと物足りない?じゃあ次は何してほしいの?
仕方ないなあ…やってあげるから、家事は協力してよ?約束だよ?
はいはい、わかりました~…ほら、仰向けに寝転がって?耳揉みマッサージ、やってくから。
(両耳マッサージ)
ほーら…どう?あたしのなめらかな手の感触は…
あはは…キモッ。それ、あたし以外の女の子に言っちゃダメだよ?絶対キモがられるから。
ふふ…ま、あたしは身内だから、許してあげるけどね。お兄のキモい言動なんて、今さらだし。
事実でしょー?ったく、鏡見てきな?自分を客観視するのに便利だから。
ん…いいよ。これからもお兄の悪いとこはビシバシ指摘してあげる。こんなこと、妹のあたしくらいしかできないから…
あ~、甘やかすのは…まぁ、気が向いたら。
次に甘やかすのは少なくとも、あたしと目を見て話せるようになってから…ね?
…コミュ障克服。昔のお兄にできてたんだから、今のお兄にできないはずない。
今、こうして耳かきやマッサージを図々しく頼めてる時点で、十分克服できる余地はあるから…小さなことから少しずつ始めてこ?
(しばらく無言でマッサージ)
はい、今度こそおしまい。お疲れ様。
じゃ、さっそくお兄にはお風呂場の掃除を担当してもらおうかな。
ほらっ、さっさと起きる!ちゃんとあたしとの約束、守ってもらうからね!
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