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【二部構成】奉仕族のクールなお姉さんがあまりにも都合の良い女すぎる件について
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 敬語
  • お姉さん
  • クーデレ
  • 年上
  • メイド
  • 奉仕族
  • 色仕掛け
公開日2025年04月19日 06:00 更新日2025年04月19日 06:00
文字数
1805文字(約 6分1秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お姉さん(奉仕族)
視聴者役柄
青年(人間)
場所
お姉さんの部屋→某所
あらすじ
近所に住む奉仕族の女性に、出不精な恋人の矯正を頼むことにした貴方。彼女の教育の効果は絶大で、恋人はあまりにもできるメイドになってしまった。そして、教育を頼んだ報酬を支払わなくてはならない貴方は、いくら請求されるかビクビクしていたが、彼女が求めてきたのは、人間の価値観では到底推し量れないようなモノで…?

※奉仕族…奉仕欲という強烈な欲求を内に抱え込んだ魔族。大体がメイドか執事。鉄面皮で人間から警戒されている種族だが、その世話焼き度合いは、全魔族の中で群を抜いている。種族としての特性上、マゾが多い。
本編
前編~奉仕族のお姉さんに、グータラ彼女の矯正をお願いしてみた~


(インターホンが鳴る)


……はい、今出ます。


(玄関のドアを開く)


おや…貴方から出向いてくれるのは珍しいですね?


お呼び出しくだされば、わたしの方から足を運びましたのに…


…そうですね。ここで立ち話もあれですし、中へどうぞ。


(彼を部屋に案内する)


どうぞ、粗茶にございますが…


…お褒めに預かり、光栄です。ありがとうございます。


えぇ、構いません…わたしに何か相談事があるのでしょう?遠慮なく仰っていただければと思います。


…ふむ、彼女さんがあまりにグータラすぎて、見ていられないと。


たしか彼女さんとは同棲をされているのですよね?


よろしいのですか?わたしなんかに会いに来て…浮気認定されるかもしれませんよ?


そうですか…それほどの覚悟を持って、わたしのところに…


それで、わたしは何をすればよろしいでしょうか?


まだ貴方と正式に主従契約を結んだわけではありませんが…貴方のご命令であれば、何でも聞きますので。


……あぁ、なるほど。家でグータラ気味な彼女が働き者になれるよう矯正してほしい、と。


つまり、彼女を立派なメイドに育て上げればよろしいのですね?


おまかせください。これでも魔界のメイド養成学校では首席で卒業していますから。数日もあれば、彼女を最高のメイドに仕立てて御覧に入れます。


いいえ。少し家事をできるようになる程度では、またすぐに元のグータラな状態に戻ってしまうでしょう。


そうならないためにも、彼女にはメイドとしての精神を培ってもらう必要があります…貴方に徹底的に尽くすような、メイド彼女として生まれ変わっていただくつもりですので。


大丈夫です。万事わたしにお任せいただければ、貴方のダメダメ彼女は、スーパーアルティメットなメイド彼女に変身すること間違いなしです。


報酬?そうですね…今は思いつきませんので、あとで考えておきます。あぁ、現金を請求するつもりはございませんので、ご安心を。


はい。それではしばらく、貴方の彼女さんをお借りしますね。期待して、待っていてください。





後編~奉仕族のお姉さんが報酬として自分と主従契約を結ぶよう、お願いしてきた~


おや…このようなところで会うとは奇遇ですね。お久しぶりです。


あれからいかがでしょうか?彼女さんのご様子は…


…はぁ。やりすぎとは、いったいどういう意味でしょうか?


だから言ったではありませんか…彼女を立派なメイドに仕上げると。そうでなければ、奉仕族の沽券に関わります。


グータラだった彼女が、できるメイドに大変身…貴方も生活水準が爆上がりして、満足でしょう?


…満更でもなさそうですね。これで今回のお悩みは解決したということで、報酬を支払っていただきます。


いえ、お金ではありません。生活には全く困っていませんので、お気遣いなく。


それよりも…このわたしをメイドとして雇う気はありませんか?もちろん、休みなしの無給で働かせていただきます。


冗談などではございません。前々から、貴方にはメイドとしてお仕えしたいと思っておりました。


わたしが育て上げた彼女さん…見習いメイドと二人体制で、貴方の身の回りのお世話をさせていただきたく存じます。


無論、わたしの稼いだお金はすべて貴方のモノとなります。こう見えて、色んなところで掛け持ちのアルバイトをしていますから。


はい。わたしをメイドにすることが、貴方からの最大の報酬です。


…正直に申し上げますと、この身体の内に溜まった奉仕欲が今にも爆発しそうで…そうなると、うっかり道行く人に辻奉仕をしてしまいそうで…


ですから、どうかお願いします…わたしを助けるためだと思って、雇っていただけますと幸いです。


…ありがとうございます。お心遣い、感謝します…ご主人様。


ご主人様、ご主人様…いいですね、貴方をご主人様呼びするのは。とても満ち足りた気分になります。両手、失礼致します…


(彼の両手を包み込むように握る)


ハァ…ご主人様/// まだまだ未熟なメイドではございますが、今後ともよろしくお願い致します///


…よろしいのですよ?彼女さんのことは恋人として愛し、わたしのことは都合の良い道具として扱っていただいて…奉仕族とは、そういうモノですから。


貴方という唯一無二のご主人様にお仕えすることこそ、わたしの使命であり、生まれてきた意味そのもの。ご主人様のお役に立つことこそ、奉仕族にとって最大の名誉なのです。


……はい。これから彼女さんにも連絡を取って、二人で夜のご奉仕をさせていただきますので…楽しみにしていてくださいね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【二部構成】奉仕族のクールなお姉さんがあまりにも都合の良い女すぎる件について
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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