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【監禁/独占欲】愛する兄を甲斐甲斐しくお世話する大和撫子なヤンデレ妹侍概念
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • ファンタジー
  • 監禁
  • 敬語
  • ヤンデレ
  • 年下
  • 和風
  • 大和撫子
  • 独占欲
公開日2025年06月12日 08:23 更新日2025年06月12日 08:23
文字数
1646文字(約 5分30秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
地下の座敷牢
あらすじ
とある下級武士の家出身である男は現在、妹の手によって座敷牢に監禁されていた。彼女は彼の身の回りの世話を嫌な顔一つせず行うが、たまにヤンデレスイッチが入ってしまうようで…?

【キャラ紹介】
①妹
→華奢な見た目でありながら、実は刀の腕が国一番レベル。試合で負けたこともなければ、戦でまともに負傷したこともない。たまにどこかの誰かからその存在を危険視されて、刺客を送り込まれるが、全員墓場送りにしている。刀の扱い方自体は兄に教わったが、とっくに彼を超えている模様。現在は兄の心に巣食う人間どもの排除に躍起になっている。

②兄
→妹に監禁されている。ぶっちゃけ、彼女が怖い。いつの間にか自分より強くなってるし、主君のために死のうと思ってたら監禁されるし。男としての自尊心はすでにボロボロ。

③主君
→下級武士の男に自分の息子(養子)を殺されたことにした張本人。優秀すぎる息子がいつか自分にとって代わるのではないかと怯え、暗殺に踏み切った。まだ幼い本当の跡取り(実子)に自分の跡を継がせる予定。自分の命が風前の灯であることは知る由もない。

④元恋人
→今でも男のことが好き。彼の妹によって、どこかに監禁されたんだろうなってのは薄々勘づいてる。早く、早く見つけないと、彼が妹に穢されちゃう…
本編
兄様…お夕飯の準備が整いました。こちら、どうぞ。


はい。兄様の好きなお食事に致しました。


あったかい白米に海藻たっぷりのお味噌汁、焼き魚と納豆…たくあんもございます。


お茶もこちらにございますので、どうぞ遠慮なく、お召し上がりください。


(兄が食べ物を口に運ぶのを見届ける)


…いかがでしょう?お口に合っているとよろしいのですが…


あ、本当ですか?ふふ、ありがとうございます♪ 兄様にそう言っていただけて凄く嬉しいです♪


……ふふ♪ それは面白くない冗談ですね♪ その舌、斬り落とされたいですか?


(腰の刀を抜く)


ね、兄様…わたしとて、あまり手荒な真似はしたくないんです…どうか前言撤回していただけませんか?


兄様の昔付き合っていた恋人と重ねられるのは、非常に不愉快です…撤回、していただけますよね?ね?


ふふ、ありがとうございます♪ それでこそ、わたしの愛する兄様です♪


あ、せっかくですし、ご飯はわたしが食べさせてあげますよ。お茶碗貸してください。


……はい、アーン♪ お口をお開けくださいませ♪


ふふ…お口をモキュモキュさせて…まるでリスのよう。可愛い♡


さぁさ、残りも食べさせてあげますから、飲み込み次第、お口をお開けください。アーン♪


(食事を食べさせ終える)


兄様…食器のお片付けも終わりましたので、一緒にお昼寝しましょう。畳の上にゴロンしてください。


…遠慮しないで?わたしが兄様のことを寝かしつけてあげますから…それとも、兄様はわたしと寝るのは嫌?


なら、いいではありませんか…さぁ、どうぞこちらへ。わたしと一緒におねんねしましょ?刀は邪魔なので、枕元に置いて、と…


(腰の刀を床に置き、畳の上に寝転がる)


…ん?いかがしました?兄様…


……ダメです。それは断じて認められません。


兄様があのような暗君(あんくん)から濡れ衣を着せられること自体がそもそもの間違いなんです…当然、それをまともに被ろうとする兄様にも非があります。


するわけないでしょう?わたしの兄様が…この国の次期君主となるべき息子様を暗殺するなど。


兄様が他国からの間者など、バカバカしい…大体、なんの証拠もないではありませんか。


それをあの腐れ外道が…兄様の忠誠心を利用して、勝手に暗殺犯に仕立て上げるなど言語道断。こうなったら、わたしの手で彼の首を刎ね飛ばして、兄様の御前に据えて…


(抱きしめられる)


きゃっ…!に、兄様?急にいかがされました?///


あぅぅ…/// そのようなお言葉を耳元で囁くのは卑怯です/// わたしが兄様の吐息に弱いと知っての狼藉でしょうか?///


……はい、少しは落ち着きました。彼への殺意に翳(かげ)りはありませんが…


ですが、そうですね…彼をぶち殺すのは、また今度に致しましょう。今は兄様の温もりに包まれていたいですし///


はい、大好きです♡ 兄様の体温も、何もかも…


兄様はわたしがお守りします…ほとぼりが冷めるまで、決してこの地下にある座敷牢から出ないで。


不自由をかけるとは思いますが、どうかご容赦ください…これもすべて兄様のためなんです。


分かっていただけたようで何よりです…兄様のおそばにいるべきは、唯一の肉親であるわたしだけ。くれぐれもご理解いただきますよう、よろしくお願いします。


すみません…少々お喋りが過ぎましたね。兄様の安眠を妨げてしまいました。


はい…このままわたしを抱き枕にしてお眠りになってください。わたしは常におそばにおりますから…


(兄が眠りこけたのを見計らって、そっと起き上がる)


申し訳ございません、兄様…先ほどのお茶に眠り薬を入れてしまって…


ですが、仕方のないことなんです…兄様に血生臭いわたしを見られるわけにはいきませんから。兄様には、可愛い妹としてのわたしだけを見てほしいんです…


…兄様に濡れ衣を着せて、今ものうのうと生きている輩を始末してきますね?わたしの兄様を傷つけた報いを受けてもらわねばなりません…


あぁ、あともう一人…兄様の心を掴んで離さない雌犬がいましたっけ。彼女も刀の錆(さび)にしてやらねば。いつまでも、ウロチョロされると目障りですし。


(床に置いた刀を手に取り、腰に差す)


それでは、行って参ります…兄様はここでゆっくり、安らかにお待ちくださいね?ンッ…♡


(頬にキス)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【監禁/独占欲】愛する兄を甲斐甲斐しくお世話する大和撫子なヤンデレ妹侍概念
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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