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ダウナー彼女が(ガチ恋しちゃってるなぁー)って気付く話
written by マックラマン
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公開日2025年06月17日 08:03 更新日2025年06月17日 08:04
文字数
967文字(約 3分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
高校生
視聴者役柄
高校生
場所
中庭
あらすじ
ダウナーちゃんは彼氏が女子と話している姿を見て少し動揺する。
(そう言えば私、あの人に好きってちゃんと伝えたことなかったかもしれない……)
(このままあの人が、他のこのことを好きになったら……)
少し嫉妬。そしてガチ恋。
ダウナーちゃんはお昼の時間に気持ちを伝えることにした。
本編
 あ。やっと来た。

 遅い。何やってたの。昼休みのお弁当はここで食べよって約束したのに。

 先生手伝ってた? ふーん。そ。
 まあ、なんでもいいけど。

 ……ねぇ。立ってないで、早く隣、座りなよ。
 ……ちょっと、肩貸して。

 ……なに。
「近寄ってくるなんて珍しい」? うるさい。黙って。
 ……私にも、こんな日はある。それだけ。

 ……ねぇ。さっき。
「先生手伝ってた」って言ったよね。

 ……違うよね。本当は「女子と一緒に、先生を手伝ってた」だよね。

 いや、ごめん。別に怒ってるわけじゃない。謝って欲しいわけじゃない。

 ただ、ちょっとだけ、不安になった。
 女の子と話してるシーンだけ見ちゃったから。

 私との約束があるのに、あんなに楽しそうに女の子と話すんだなって思っちゃって。

 いや、だから違うって。謝って欲しいわけじゃない……。

 あ、あのさ。
 私、ちゃんと、好き、だから。

 いやあの、告白されて、了承して、付き合って、結構経ったけど、まだ、私から「好き」って言ったことなかったなって、思って……。

「俺も好き」?

 いや、それは分かってる。いつも言ってくれてるから……。

 ……私。私さ。なんで告白してもらえたのか分からなくて、自分に自信なんかなくて……。
 でも、そうやっていっつも「好き」って言ってくれて、だんだん自信ついてきた、気がする。

 だから、その、ありがとう。

 ちゃんと、私の気持ち、知っといて。

……「今日は珍しいことだらけ」?

 うるさい。黙って。
 ……てか、お弁当食べよ。

 ……なに? 見ないで。
「あ~んはしてくれないのか」って?

 自惚れるな。馬鹿。

 ……。
 ……ん。
 ……だから、ん!

 もう……ほら、あ~ん。
 おいしい? 良かったね。

 ……こんな日は、二度と来ないと思ってね。

 よし。じゃあ、戻ろ。
 ん。なに?

「もう、勘違いさせるようなことはしない? もう、女子と喋らない?」

 いや、無理でしょ。そんなん。
 私達、高校生だし。共学だし。

 それに、結構女子から人気あるんだしさ。
 ……いや、無理しなくていい。
 今日のは突然だったから、びっくりしたというか、動揺したというか。

 心配しなくていい。今日がSSレアだっただけで、こんな日は二度と来ない。

 だって、私。信じてるし。

 とにかく。
 今までと変わらなくていい。いつも通りに皆と話してるところ見て、好きになったし……。

 「ほんとに今日はSSレアだね」?

 うるさい。黙って。
 
 
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ダウナー彼女が(ガチ恋しちゃってるなぁー)って気付く話
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
マックラマン
ライター情報
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マックラマン
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