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イヤホンつけてばっかりで、耳がかゆくなった君に耳かきをしてあげる彼女。
written by チョンマー
  • からかい
  • 耳かき
  • ラブラブ
  • 甘々
  • 恋人同士
  • 彼女
公開日2025年09月21日 21:13 更新日2025年09月21日 21:13
文字数
1878文字(約 6分16秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
あらすじ
近頃、困っていることがある。
私の彼氏が、ノイズキャンセリングイヤホンをつけているせいで、私の声が届かないことが多いのだ。
もちろん、一人でゲームしたい、動画みたいと言う気持ちもあるのは分かるのだけど……。

そんなある日、彼がどうやら耳を気にしているようで。
本編
おーい、おーい!


やっと気づいた。
いや、お風呂あがったから入りなよって、伝えたかっただけ。
ノイズキャンセリング付きの高性能イヤホン……本当、性能がいいのも困ったものね。
君ってば、いっつもそれをつけてゲームしてるか、動画見てるもん。私の声が何度そのイヤホンにさえぎられたことか。


怒ってはないよ。困ってはいるけれど。
こうしてお風呂入る時とか、ご飯できたときとか、呼んでも聞こえてないことが多いから、いつもこうして近くに来ないといけないのがね……ちょっと面倒かな。

まあ、音楽垂れ流しにされるのも困りものだしねー。
それに、君も聞かれたくない動画を見たりすることだって、あるかもだし?
たとえば……エッチなものとか。


ごめんって、冗談だよ。
君が、私に一途なのは知ってるから。

ほら、入っておいでよ。
んっ? どうしたの?


耳がかゆい?
ちょっと見せてみて。


わぁ……耳垢、すごい溜まってるよ。
これさ、君がいつもイヤホンしているせいなんじゃない?

きっとそうだよ。私聞いたことあるもん。
ずっとイヤホンをつけっぱなしにしてると、耳の中で汗をかいたのが乾燥しなかったり、自然に出ていくはずの耳垢が出てこれなくなったりするらしいし。
もしかして、私の声が聞こえてなかったのも、これのせいなんじゃない?

うん、お風呂に入るのはいったんストップ。ちょっとこっちに来て。


何って、そりゃあ決まってるでしょ。
耳かき、してあげる。

少なくとも、その耳がかゆいの、放っておくわけにもいかないでしょ?
ほら、こっち。おいで。


はい、お膝にごろーん。

まずは耳垢、取っていくね。痛かったらちゃんと言うんだよ。

かりかり。かりかり。
かりかり。かりかり。


そういえば、耳かきなんて久しぶりだね。
最後にやったの、いつだっけな……。
どうですか? 彼女の耳かきは。


気持ちいい? それならよかった。
それじゃ、もっとしてあげる。


かりかり。かりかり。
かりかり。かりかり。


なんか気づいちゃったんだけどさ。私、耳かきするの、好きかもしれない。
私、きれい好きというか、整理整頓が好きだからさ。
こうして、中に溜まったものをかきだすって作業は、結構私好みかも。

今度からさ、遠慮なく言ってよ。
耳かきするの、大歓迎だからさ。


かりかり。かりかり。
かりかり。かりかり。


おっと、大きいのが。
頑張って、取っていきますからね……。

よい、っしょっと。取れた―。
ふふっ、さっき体、動いたでしょ。気持ちよかったの?


そっか、良かった。
でも、やってる途中は危ないから気を付けてね。


かりかり。かりかり。


よし、最後の仕上げに。
ふーっ。


はい、こっちの耳、おしまい。
今度は反対、向いて。


よしよし、いい子いい子。
それじゃ、こっちの耳、やっていくね。


かりかり。かりかり。
かりかり。かりかり。


そういえば、今なら、私の声、聞かせ放題だ。
せっかくだし、たっくさん聞いてもらおうかな。


(耳かきしながら)
おーい、おーい。
愛しの彼女さんの声ですよー。
聞こえてますかー。


ねえねえ。
好きだよ。


なーに?
あーっ、まだ耳かき終わってないから。頭動かさないで。


そう。今は動かないで。
私の声、聞いてて。


(耳かきしながら)
一人の時間も大事だと思って、イヤホンつけてるときはそっとしていたけれど。
実は、少し構ってほしい時もあるんだぞー。

たまには、私ともっとおしゃべりしてほしい。
私の声、もっときいてほしいなー。


ホント? やった。
それじゃ、明日からは、構ってほしいときは、合図するから。


そうだね……抱き着いちゃおうかな。
それなら、聞こえてなくても分かるだろうし。
いい、よね。


ふふっ、言質取った。
ちゃんと構ってよ?


よし、こっちも仕上げ。
ふーっ。


はい、おしまい。
かゆいところ、ないですか。


そっか。良かった。
イヤホンのつけすぎには、気をつけないとだよ。

まあ、これからは私に構ってくれるみたいだし、その心配もないかな。
たまに耳かきもしてあげるし。


少しね、寂しかったのかも。
一緒に過ごしているのに。一人の時間がお互いに必要だって分かってるのに。

私の声に反応がないから、少し距離ができちゃったのかも、とかそんなこと思って。

でも、そんなことなかったみたい。
君ってば、私の声にすごくドキドキしてくれてたみたいだし。


いつもより近くで話してたから?
ふーん、そうなんだー。


別に。何でもない。
そういうことにしておいてあげる。

ほら、今度こそ、お風呂入っておいでよ。


(足音)
(お風呂場の扉が閉まる音)

おーい、聞こえる―?


呼んでみただけ―。
これから、何度でも呼ぶからね。
ちゃんと聞こえてるなら、返事するんだよー。

言ったでしょ。構ってもらうって。
今日は、しつこいぐらい君の名前を呼んじゃうから。
ふふっ!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イヤホンつけてばっかりで、耳がかゆくなった君に耳かきをしてあげる彼女。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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