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公開日2025年10月19日 21:49
更新日2025年10月19日 21:49
文字数
1516文字(約 5分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
使い魔
視聴者役柄
テイマー
場所
ダンジョン
あらすじ
モンスターテイマーの僕には、たった一人の使い魔がいる。
モンスターテイマーは、たいていがいくつもの使い魔を連れ歩くのが一般的とされているけれど。
僕にとっては、この子こそが一番で、この子以外と契約するつもりはない。
けれど、使い魔の彼女は、それが不安のようで……
モンスターテイマーは、たいていがいくつもの使い魔を連れ歩くのが一般的とされているけれど。
僕にとっては、この子こそが一番で、この子以外と契約するつもりはない。
けれど、使い魔の彼女は、それが不安のようで……
本編
……戦闘、終了。
お疲れさま。マスター。怪我はないですか?
大丈夫そうだね、ひと安心。
でも、疲れとかあったら言ってね。
まあ、マスターは基本、私に命令したり、魔力を提供するだけで、戦闘には積極的に参加するわけではないですけど……それでも、一緒にいる以上、危険な目にはあってるわけだし、攻撃が飛んでこないわけではないし……疲れないわけじゃないでしょ?
そうだ。少し休もうよ、マスター。
このあたりに、もう魔物の気配はないし。少し休憩してもいいんじゃないかな?
ほらほら、いまなら、私の体、あいてますよー。
膝枕でも、ハグでも、それ以上のことだって。お好きにしてもらっていいですよ。
だって、あなたは私のマスターなんですから。使い魔の私は、あなたの言うこと、何でも聞きますよー。
別にいい? もうー。素直じゃないんだから。
でも、いったん体を休めましょうよ。ほら、ここの木のところ。背もたれにするにはちょうどいいんじゃない?
私が見張り番になってあげるから。ゆっくりしてて。
そういえば、マスター。
モンスターテイマーって、別に使い魔は一匹だけとは限らないですよね?
中には、たくさんの使い魔を引き連れている人だっている。
他に、使い魔を増やそうとは思わないんですか?
いや、私としては、マスターを独り占めできるのが嬉しいという気持ちも大きいのですが……大きいのですが!
ふふっ、大事なことなので、二回言いました。
けれど、私一人では、マスターを護り切れないんじゃないかって、心配なんです。
もし、私の力不足でマスターが危険な目に合ったら……。
確かに、マスターは自衛の手段も身に着けてますけど、それも限度があります。
強力な魔物相手じゃ、敵いっこないことぐらい、分かっているはずです。
マスターの技量なら、私レベルの強力な使い魔を複数従えることぐらいできるでしょう?
私以上に信頼できる使い魔はいない、ですか。
そう、ですね。使い魔は、基本自分本位です。
仕える価値のない相手と分かれば、即座に切り捨てます。
中には、魔力を奪うために人間を利用する、もはや主従関係が逆転してしまうようなものもいます。
使い魔を選ぶのに慎重になるのは分かりますけど……。
そうですか。そんなに、私のこと、信じているんですね。
ほんと、馬鹿な人間。
私がもし、マスターを裏切るとか、そんなこと考えないんですか?
なんでって、そりゃ……。
いいえ、何でもないです。
そういう人だから、私も、あなたにお仕えしているんです。
ねえ、マスター。お願いがあります。
先ほどの戦いで、少し魔力を使ったので、魔力を提供してほしいです。
手を出してもらえますか?
別に離れていても、魔力はもらえますけど。
直接、欲しいんです。あなたの手から。
ありがとうございます。では、さっそく。
ふふっ、温かい手。
やっぱり、触れていると落ち着きます。
ねえ、マスター。
今はまだ、新しい使い魔を従えるつもりはないと、そうおっしゃっていましたが。もし、別の使い魔ができたとき。
こうして、一番お傍に置くのは、できれば私だけにしてほしいです。
私が、マスターの一番の使い魔でいたい。そのためにも、私、頑張りますから。
マスターのつけてくれた、この主従の証と、マスターのくれるこの温もりに、誓いますから。
だから、時々でいいです。
私にもっと、甘えてくださいな。
なーんて。
さて、そろそろ移動しましょうか、マスター。
魔力供給はよかったのか?
……もう、ほんと、鈍感なんだから、マスターは。
何でもないですー。
魔力を貰おうかと思いましたが、マスターは休憩中だったのを思い出しただけですー。
私はまだまだ平気ですから、大丈夫。
それじゃ、行きましょうかマスター。
ずっとお傍で、あなたを護りますから。あなたの、一番の使い魔として。
お疲れさま。マスター。怪我はないですか?
大丈夫そうだね、ひと安心。
でも、疲れとかあったら言ってね。
まあ、マスターは基本、私に命令したり、魔力を提供するだけで、戦闘には積極的に参加するわけではないですけど……それでも、一緒にいる以上、危険な目にはあってるわけだし、攻撃が飛んでこないわけではないし……疲れないわけじゃないでしょ?
そうだ。少し休もうよ、マスター。
このあたりに、もう魔物の気配はないし。少し休憩してもいいんじゃないかな?
ほらほら、いまなら、私の体、あいてますよー。
膝枕でも、ハグでも、それ以上のことだって。お好きにしてもらっていいですよ。
だって、あなたは私のマスターなんですから。使い魔の私は、あなたの言うこと、何でも聞きますよー。
別にいい? もうー。素直じゃないんだから。
でも、いったん体を休めましょうよ。ほら、ここの木のところ。背もたれにするにはちょうどいいんじゃない?
私が見張り番になってあげるから。ゆっくりしてて。
そういえば、マスター。
モンスターテイマーって、別に使い魔は一匹だけとは限らないですよね?
中には、たくさんの使い魔を引き連れている人だっている。
他に、使い魔を増やそうとは思わないんですか?
いや、私としては、マスターを独り占めできるのが嬉しいという気持ちも大きいのですが……大きいのですが!
ふふっ、大事なことなので、二回言いました。
けれど、私一人では、マスターを護り切れないんじゃないかって、心配なんです。
もし、私の力不足でマスターが危険な目に合ったら……。
確かに、マスターは自衛の手段も身に着けてますけど、それも限度があります。
強力な魔物相手じゃ、敵いっこないことぐらい、分かっているはずです。
マスターの技量なら、私レベルの強力な使い魔を複数従えることぐらいできるでしょう?
私以上に信頼できる使い魔はいない、ですか。
そう、ですね。使い魔は、基本自分本位です。
仕える価値のない相手と分かれば、即座に切り捨てます。
中には、魔力を奪うために人間を利用する、もはや主従関係が逆転してしまうようなものもいます。
使い魔を選ぶのに慎重になるのは分かりますけど……。
そうですか。そんなに、私のこと、信じているんですね。
ほんと、馬鹿な人間。
私がもし、マスターを裏切るとか、そんなこと考えないんですか?
なんでって、そりゃ……。
いいえ、何でもないです。
そういう人だから、私も、あなたにお仕えしているんです。
ねえ、マスター。お願いがあります。
先ほどの戦いで、少し魔力を使ったので、魔力を提供してほしいです。
手を出してもらえますか?
別に離れていても、魔力はもらえますけど。
直接、欲しいんです。あなたの手から。
ありがとうございます。では、さっそく。
ふふっ、温かい手。
やっぱり、触れていると落ち着きます。
ねえ、マスター。
今はまだ、新しい使い魔を従えるつもりはないと、そうおっしゃっていましたが。もし、別の使い魔ができたとき。
こうして、一番お傍に置くのは、できれば私だけにしてほしいです。
私が、マスターの一番の使い魔でいたい。そのためにも、私、頑張りますから。
マスターのつけてくれた、この主従の証と、マスターのくれるこの温もりに、誓いますから。
だから、時々でいいです。
私にもっと、甘えてくださいな。
なーんて。
さて、そろそろ移動しましょうか、マスター。
魔力供給はよかったのか?
……もう、ほんと、鈍感なんだから、マスターは。
何でもないですー。
魔力を貰おうかと思いましたが、マスターは休憩中だったのを思い出しただけですー。
私はまだまだ平気ですから、大丈夫。
それじゃ、行きましょうかマスター。
ずっとお傍で、あなたを護りますから。あなたの、一番の使い魔として。
クレジット
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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