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公開日2026年03月15日 21:27
更新日2026年03月15日 21:27
文字数
4956文字(約 16分32秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
雷の巫女
視聴者役柄
幼馴染
場所
某神社
あらすじ
貴方は自身に取り憑いた『穢れ』を洗うべく、とある神社の湖で水浴びをしていた。そこで幼馴染である巫女に声をかけられるや否や、いきなり電気ショックを浴びせられて…?
本編
ちょっと…そこの貴方、なに人の敷地で勝手に水浴びしてるのよ?
…って、アンタか。びっくりさせないでよ。不審者かと思ったじゃない。
…よく見たら酷い顔してるわね。また『穢れ』に憑りつかれたの?
仕方ないわね…ちょっとそこ動かないで。えい。
(水に手を突っ込み、電撃を流す)
よーし、良い感じ…どう?電撃入りの水浴び、最高に痺れない?
ふふ、ほらほら♪ 苦しかったら、さっさと陸に上がっておいで~……ふんっ!!!
(慌てて陸に上がってきた男に、雷を纏った拳で腹パンを喰らわす)
はい、お祓い完了。お疲れ様。
何よ…その恨めしそうな顔。「毎回やり方が手荒すぎるんだよ」とでも言いたげな…
仕方ないでしょ?これが一番効率的なんだから。
そもそもアンタが毎回、穢れをうちに運んでこなければ、こんな手荒な真似はしなくて済むんだけど?
(ため息)
分かってるわよ…それがアンタの体質なのは。
普通に過ごしてるだけで、どこかで穢れを持ってきてしまって…放っておいたら、それがアンタの身体を蝕み続ける…ホント、難儀な体質よね。
けど、良かったわね?このあたしが幼馴染で。
なんてったって、将来有望な巫女だし?アンタが頼りたくなるのも無理ないわ。
あぁ、改めて自分の有能さに震えるわ…アンタの身体にまとわりつくドロドロした穢れを毎回完璧に祓えるんだもの。これを有能と呼ばずして、何と呼ぶのかしら?
…は?脳筋巫女?それって、あたしのこと?
ふふ、助けてもらった分際でいい度胸じゃない…もう一回腹パン、喰らわせてあげましょうか?
(呆れたようにため息)
…けど、ま、とりあえず無事で良かったわ。
あたしのところに来たのは良い判断ね。勝手に水浴びはしないでほしかったけど。
ッ、べ、別に?/// お礼を言われるようなことはしてないし?/// あれくらい、あたしにかかれば楽勝よ、楽勝///
…そうね。あとできちんとお賽銭をしていきなさい?あたしの力は、神様に託されたものだから。
まぁね。うちの神社は雷神様を祀ってるから。
あたしはその力の一部を貸してもらってるだけ。それこそ、世のため人のためにね。
バカね、何言ってんの…あたしがアンタを見捨てるわけないでしょ?
アンタがどんな大きな穢れを背負ってきたって関係ない。全部あたしが祓ってみせる。
…それなら、もう少し穏便な祓い方を?
贅沢言わない。祓えるだけで十分ありがたいんだから。
それに生ぬるいやり方は性に合わないのよ…どうせやるなら、強烈な一撃で祓ってあげなくちゃ。
あぁ、そうそう…穢れといえば。アンタちょっと耳の中見せてみなさい?
(近づいて耳の穴を覗く)
…やっぱり。わずかだけど穢れが残ってる。耳垢って形で。
とりあえず…はい、タオル。
これで身体を拭いて、いつもの縁側に集合。あたしは耳かきの準備をしておくから。
(縁側に集合)
ん、ちゃんと身体は拭いた?
そ。なら良し。じゃ、あたしの膝に頭を乗せなさい?ゆっくり寝転がってね。
(膝枕をする)
ん…/// あんまりもぞもぞすんな/// くすぐったいから///
(咳払い)
それじゃ、始めましょうか…耳かき、の前にオイルマッサージから。
これを使って、穢れが外に拡散するのを防ぐわ…神域だから大丈夫だと思うけど、一応ね?
(右耳をオイルマッサージ)
どう?痛くない?かなり優しくしてるつもりだけど…
…は?今、また脳筋っつった?もしかしてお耳に電撃流されたい?
…最初から素直にそう言ってればいいのよ。このノンデリ男。
女の子をゴリラ扱いする男は、馬に蹴られて死ねばいいのよ…
まぁ、アンタの場合は、そう簡単に死なないだろうけど。
…当然でしょ?あたしの雷撃を直に喰らって、毎回無事で済んでるアンタが頑丈じゃないわけない。
…他の方にはちゃんとした手順のお祓いをしてるわよ。アンタが特別なだけ。
それは無理。だってアンタの背負う穢れって、一般の人に憑いてるのとわけが違うもの。
…また人助けしたんでしょ?人の不幸を肩代わりするから、自分が酷い目に遭うのよ。分かってる?
自分がやらなきゃいけないと思ってって…アンタねぇ…
見ず知らずの人の不幸までアンタが肩代わりする必要はないの。アンタはアンタの人生を生きればいい…そうでしょ?
そりゃアンタの特殊体質は、人助けに向いてるかもしれないけど…人助けをした分だけ、アンタが傷つくのよ?
ごめんじゃないの…あたしがどれだけ心配したか、分かってる?
今回のはまだマシだったけど…悪神クラスの穢れを持ってきたときは、流石にどうしようかと焦ったわよ。
…ふざけないで。次、アレと同じことしたら、本気でぶっ飛ばすから。
とりあえず、オイルマッサージはこれくらいにして…耳かきを始めるわ。
耳についたオイルはタオルで拭きとって、と…
(タオルで右耳をゴシゴシする)
…じゃ、耳かき棒突っ込んでいくから。そのままジッとしてて…
(右耳を耳かきする)
ちょっと痺れる?でも、我慢して…
これは単なる耳垢を取る作業じゃない…穢れを祓う作業でもあるんだから。
そ。ステンレス製の耳かき棒を使ってるのはそのため。この方が電気が耳に伝わりやすいから。
…二度とアンタを死なせるようなことはしない。
だからアンタもあんなこと、二度としないで。
そう、さっきの悪神クラスうんぬんの話。
アンタあの時、人知れず自分を終わらせようとしたでしょ?背負いきれなくなった穢れが、周りに拡散しないように…
…前々から自己犠牲がいきすぎてるのよ、アンタは。
そんな自分がかっこいいとでも思ってる?だとしたら、相当のバカよ。それも救いようがないくらい。
アンタの家庭事情を考えたら、仕方のないことかもしれないけど…あたしはアンタのそういうとこ、許容できない。
…アンタは良くてもあたしがダメなの。アンタ一人に犠牲を押し付けたくない。
アンタ自身と周りの人が、それを良しとしたとしても、あたしは認めない。
アンタに穢れを押し付ける世界が良しとされるってんなら…そんなの、あたしがぶっ壊してやる。
あたしには雷神様の力が宿ってるから…本気を出せば、街の一つや二つ、余裕で消し炭にして…
…ッ、バカ。すぐそうやって、一人で抱え込もうとする。
あたしにアンタと同じ物は背負えないけど…それを軽くすることなら、できるから。
だからこれからは遠慮なくあたしを頼って?
もし、また一人で抱え込むようなことしたら、この街を落雷の刑に処してやるんだから。
…分かればよろしい。もう少し奥の方も祓っていくわね…
(一瞬無言になる) ⭐︎1〜2秒ほど間をおく
…そもそもこの穢れだって、この街が爛れに爛れているから発生してるの。
死や病気、怪我や排泄…性行為だってそう。
そりゃ、表面上は落ち着いてるように見えるけど…裏では数えきれないほどの穢れが発生するようなことばっかり起きてる。
あたしも巫女としてできる限りの穢れは祓うようにはしてるけど…それがアンタ一人に集中するようなら話は別。
そんな仮初の平和なんてクソッタレそのもの。さっさと壊してあげるわ。
…過激にもなるわよ。たった一人の幼馴染が、こんなにも苦しんでんだから。
ふん、どういたしまして…とにかく、アンタは自分の保身を一番に考えなさい?
自分の身を一番に守れるのは、究極的には自分だけなんだから。
もし、それがどうしても無理だってんなら…アンタをこの神域に監禁して…
(咳払い)
…な、何でもないわよ。ほら、右耳の奥の方もすっかり綺麗になった。あとはあたしの神威を宿した吐息を吹きかけて…
(右耳に吐息を吹きかける)
はい、これで右耳はおしまい。次は左耳をやるから、ゴロンして?
ん…/// だから変にモゾモゾしないでったら/// くすぐったい///
そ、それじゃあ、始めていくわね…右耳と同じように、まずはオイルマッサージから…
(左耳をオイルマッサージ)
うるさい、我慢して…これはアンタを守るためのオイルなんだから。
そ。あたしの神威を宿したオイル。そこらのお守りより、効果は絶大。
耳から穢れが入ってきてしまうこともあるから、その対策も兼ねてるの。
アンタも穢れを背負うんじゃなくて、祓えるようになりなさい?そうすれば、余計な苦しみを背負わずに済むわよ?
はは、そうよね。それができれば苦労しないわよね、分かってる。
…これはあたしの、単なるわがまま。たとえ、そばにいない時でもアンタを守れるようにって。
きっとアンタのことだから、また同じことを繰り返す…人がそう簡単に変わったら、苦労しないものね。
か、監禁はあくまで最終手段だから/// 本気ですると思わないで///
えぇ…せいぜい頑張って変わってちょうだい?あたしもアンタの自由を奪うことは極力したくないから…
なっ!?い、いきなり何言ってんのよ!?///
監禁が、ど、同棲みたいって…!///
はぁ!?別に慌ててないし!アンタごときに慌てるわけないでしょ!このあたしが!
ったくもぅ/// 余計なことばーっかり口走るんだから…///
何よ、急に…心配かけてごめんって…
それ、言うの遅すぎ。ずっと昔から心配してたんだから…もっと反省して。
ん…とりあえず、オイルマッサージは終わり。そろそろ耳かきに入るわよ。先にタオルで軽く拭き取って…
(左身をタオルでゴシゴシする)
見た感じ、こっちも奥の方に穢れが溜まってるから…しっかり祓ってあげるわね。
(左耳を耳かきする)
…?今度は何よ…またくだらないことだったら、承知しないわよ?
…言ったでしょ?たった一人の幼馴染だって。
要するに、その…た、大切な存在ってこと///
でも、勘違いはしないでよ?アンタの境遇が悲惨だから同情してるとかじゃなくて…
その、上手く言葉にできないけど…アンタはいつも危なっかしくて、放っておけないのよ、昔から。
…覚えてる?アンタ、小さな女の子の幽霊を迷子だと勘違いして、あの世に連れて行かれかけたこと。あたしが連れ戻さなかったら、今ごろどうなっていたか…
…そうよね。普通、小さい子どもは生きてる人間と死んでる人間の区別がつかない。あたしは巫女の家系だから、すぐ分かったけど。
…そういうとこだから。今すぐにとは言わないけど、できる限り改善してって。
こっちはアンタのことばっか考えて、夜も眠れない日が…
…はっ!?い、今のなし!さっさと忘れて!///
ニヤニヤすんな!バカ!アホ!マヌケ!ノンデリ!
くっ…/// アンタに隙を見せるなんて屈辱だわ/// あたしは高貴なる家系の巫女なのに///
ふ、普段はこんな醜態を晒すことないんだから!アンタの前でだけ!
ちっ、違う!?そういうんでもなくて!あぁ、もぅ~!
…ツーン。アンタなんて知らない。雷に打たれて骸骨になっちゃえばいいんだ…
…だからそういうこと、軽々しく言わないでよ。
ホント、自分のことを軽く見過ぎ。そんなんだから目が離せないのよ…
…分かってる。ホントは分かってんの。
アンタは親に捨てられて、自分に存在価値がないと思い込んでる。
実の親から疫病神だなんて呼ばれてさ…自分たちの周りで起こる不幸を全部アンタのせいにして…
…これは単なる仮説だけど。アンタが穢れを自分から背負いこむようになったのは、きっとそのせいなんじゃないかって。
そう、今言った幼少期の体験。自分が不幸を背負いこむのが当たり前って、心の奥底では思ってんじゃない?
否定できないでしょ?アンタにはそういうとこがあるから…だからあたしが止めてあげるの。アンタを破滅させないために。
ふふ、どういたしまして。これからも一生、感謝させてあげるんだから。
ん?プロポーズって、何が……あっ///
そ、その、一生は言い過ぎた…!今のは聞かなかったことにして!
うるさい!失言巫女って、新たな属性を付けたそうとするな/// このバカ///
とにかく今は耳かきに集中させて…!あたしの手元が狂ったら、アンタのせいにしてやるんだからね…!
(しばらく台詞無しで耳かき) ☆10~20秒程度
よし…順調に耳垢が取れていってる。
奥の方も油断せず、しっかり耳かき棒を動かして…
(軽く舌打ち)
ちっ…ちょっと手強いな、これ…
悪いけど、電撃の強度を高めるわね…痺れは強くなるかもだけど、我慢して?
かり、かり…かり、かり…
…取れた。ちょっと大きい耳垢ね。こんなのが耳の奥にこびりついて…
…えぇ、もう大丈夫。アンタの耳の平和は守られたわ。このあたしの手によって。
はいはい、どーいたしまして。ほら、最後の仕上げ…耳に息、吹きかけるわよ。
(左耳に耳ふー)
お疲れ様。これにて耳かきはおしまい。ほら、さっさと起きた起きた。
(膝枕終わり)
あ、ちょっとアンタ。顔になんかついてる。こっち向いて?
(不意打ちでおでこにキス)
…これがあたしの気持ち/// おでこだから、そういう意味だと勘違いしないでよ?///
…あっそ。分かってるならいいわ。
アンタのことは絶対、あたしが守るから…アンタも頼りになる幼馴染を存分に活用しなさいよね。
…って、アンタか。びっくりさせないでよ。不審者かと思ったじゃない。
…よく見たら酷い顔してるわね。また『穢れ』に憑りつかれたの?
仕方ないわね…ちょっとそこ動かないで。えい。
(水に手を突っ込み、電撃を流す)
よーし、良い感じ…どう?電撃入りの水浴び、最高に痺れない?
ふふ、ほらほら♪ 苦しかったら、さっさと陸に上がっておいで~……ふんっ!!!
(慌てて陸に上がってきた男に、雷を纏った拳で腹パンを喰らわす)
はい、お祓い完了。お疲れ様。
何よ…その恨めしそうな顔。「毎回やり方が手荒すぎるんだよ」とでも言いたげな…
仕方ないでしょ?これが一番効率的なんだから。
そもそもアンタが毎回、穢れをうちに運んでこなければ、こんな手荒な真似はしなくて済むんだけど?
(ため息)
分かってるわよ…それがアンタの体質なのは。
普通に過ごしてるだけで、どこかで穢れを持ってきてしまって…放っておいたら、それがアンタの身体を蝕み続ける…ホント、難儀な体質よね。
けど、良かったわね?このあたしが幼馴染で。
なんてったって、将来有望な巫女だし?アンタが頼りたくなるのも無理ないわ。
あぁ、改めて自分の有能さに震えるわ…アンタの身体にまとわりつくドロドロした穢れを毎回完璧に祓えるんだもの。これを有能と呼ばずして、何と呼ぶのかしら?
…は?脳筋巫女?それって、あたしのこと?
ふふ、助けてもらった分際でいい度胸じゃない…もう一回腹パン、喰らわせてあげましょうか?
(呆れたようにため息)
…けど、ま、とりあえず無事で良かったわ。
あたしのところに来たのは良い判断ね。勝手に水浴びはしないでほしかったけど。
ッ、べ、別に?/// お礼を言われるようなことはしてないし?/// あれくらい、あたしにかかれば楽勝よ、楽勝///
…そうね。あとできちんとお賽銭をしていきなさい?あたしの力は、神様に託されたものだから。
まぁね。うちの神社は雷神様を祀ってるから。
あたしはその力の一部を貸してもらってるだけ。それこそ、世のため人のためにね。
バカね、何言ってんの…あたしがアンタを見捨てるわけないでしょ?
アンタがどんな大きな穢れを背負ってきたって関係ない。全部あたしが祓ってみせる。
…それなら、もう少し穏便な祓い方を?
贅沢言わない。祓えるだけで十分ありがたいんだから。
それに生ぬるいやり方は性に合わないのよ…どうせやるなら、強烈な一撃で祓ってあげなくちゃ。
あぁ、そうそう…穢れといえば。アンタちょっと耳の中見せてみなさい?
(近づいて耳の穴を覗く)
…やっぱり。わずかだけど穢れが残ってる。耳垢って形で。
とりあえず…はい、タオル。
これで身体を拭いて、いつもの縁側に集合。あたしは耳かきの準備をしておくから。
(縁側に集合)
ん、ちゃんと身体は拭いた?
そ。なら良し。じゃ、あたしの膝に頭を乗せなさい?ゆっくり寝転がってね。
(膝枕をする)
ん…/// あんまりもぞもぞすんな/// くすぐったいから///
(咳払い)
それじゃ、始めましょうか…耳かき、の前にオイルマッサージから。
これを使って、穢れが外に拡散するのを防ぐわ…神域だから大丈夫だと思うけど、一応ね?
(右耳をオイルマッサージ)
どう?痛くない?かなり優しくしてるつもりだけど…
…は?今、また脳筋っつった?もしかしてお耳に電撃流されたい?
…最初から素直にそう言ってればいいのよ。このノンデリ男。
女の子をゴリラ扱いする男は、馬に蹴られて死ねばいいのよ…
まぁ、アンタの場合は、そう簡単に死なないだろうけど。
…当然でしょ?あたしの雷撃を直に喰らって、毎回無事で済んでるアンタが頑丈じゃないわけない。
…他の方にはちゃんとした手順のお祓いをしてるわよ。アンタが特別なだけ。
それは無理。だってアンタの背負う穢れって、一般の人に憑いてるのとわけが違うもの。
…また人助けしたんでしょ?人の不幸を肩代わりするから、自分が酷い目に遭うのよ。分かってる?
自分がやらなきゃいけないと思ってって…アンタねぇ…
見ず知らずの人の不幸までアンタが肩代わりする必要はないの。アンタはアンタの人生を生きればいい…そうでしょ?
そりゃアンタの特殊体質は、人助けに向いてるかもしれないけど…人助けをした分だけ、アンタが傷つくのよ?
ごめんじゃないの…あたしがどれだけ心配したか、分かってる?
今回のはまだマシだったけど…悪神クラスの穢れを持ってきたときは、流石にどうしようかと焦ったわよ。
…ふざけないで。次、アレと同じことしたら、本気でぶっ飛ばすから。
とりあえず、オイルマッサージはこれくらいにして…耳かきを始めるわ。
耳についたオイルはタオルで拭きとって、と…
(タオルで右耳をゴシゴシする)
…じゃ、耳かき棒突っ込んでいくから。そのままジッとしてて…
(右耳を耳かきする)
ちょっと痺れる?でも、我慢して…
これは単なる耳垢を取る作業じゃない…穢れを祓う作業でもあるんだから。
そ。ステンレス製の耳かき棒を使ってるのはそのため。この方が電気が耳に伝わりやすいから。
…二度とアンタを死なせるようなことはしない。
だからアンタもあんなこと、二度としないで。
そう、さっきの悪神クラスうんぬんの話。
アンタあの時、人知れず自分を終わらせようとしたでしょ?背負いきれなくなった穢れが、周りに拡散しないように…
…前々から自己犠牲がいきすぎてるのよ、アンタは。
そんな自分がかっこいいとでも思ってる?だとしたら、相当のバカよ。それも救いようがないくらい。
アンタの家庭事情を考えたら、仕方のないことかもしれないけど…あたしはアンタのそういうとこ、許容できない。
…アンタは良くてもあたしがダメなの。アンタ一人に犠牲を押し付けたくない。
アンタ自身と周りの人が、それを良しとしたとしても、あたしは認めない。
アンタに穢れを押し付ける世界が良しとされるってんなら…そんなの、あたしがぶっ壊してやる。
あたしには雷神様の力が宿ってるから…本気を出せば、街の一つや二つ、余裕で消し炭にして…
…ッ、バカ。すぐそうやって、一人で抱え込もうとする。
あたしにアンタと同じ物は背負えないけど…それを軽くすることなら、できるから。
だからこれからは遠慮なくあたしを頼って?
もし、また一人で抱え込むようなことしたら、この街を落雷の刑に処してやるんだから。
…分かればよろしい。もう少し奥の方も祓っていくわね…
(一瞬無言になる) ⭐︎1〜2秒ほど間をおく
…そもそもこの穢れだって、この街が爛れに爛れているから発生してるの。
死や病気、怪我や排泄…性行為だってそう。
そりゃ、表面上は落ち着いてるように見えるけど…裏では数えきれないほどの穢れが発生するようなことばっかり起きてる。
あたしも巫女としてできる限りの穢れは祓うようにはしてるけど…それがアンタ一人に集中するようなら話は別。
そんな仮初の平和なんてクソッタレそのもの。さっさと壊してあげるわ。
…過激にもなるわよ。たった一人の幼馴染が、こんなにも苦しんでんだから。
ふん、どういたしまして…とにかく、アンタは自分の保身を一番に考えなさい?
自分の身を一番に守れるのは、究極的には自分だけなんだから。
もし、それがどうしても無理だってんなら…アンタをこの神域に監禁して…
(咳払い)
…な、何でもないわよ。ほら、右耳の奥の方もすっかり綺麗になった。あとはあたしの神威を宿した吐息を吹きかけて…
(右耳に吐息を吹きかける)
はい、これで右耳はおしまい。次は左耳をやるから、ゴロンして?
ん…/// だから変にモゾモゾしないでったら/// くすぐったい///
そ、それじゃあ、始めていくわね…右耳と同じように、まずはオイルマッサージから…
(左耳をオイルマッサージ)
うるさい、我慢して…これはアンタを守るためのオイルなんだから。
そ。あたしの神威を宿したオイル。そこらのお守りより、効果は絶大。
耳から穢れが入ってきてしまうこともあるから、その対策も兼ねてるの。
アンタも穢れを背負うんじゃなくて、祓えるようになりなさい?そうすれば、余計な苦しみを背負わずに済むわよ?
はは、そうよね。それができれば苦労しないわよね、分かってる。
…これはあたしの、単なるわがまま。たとえ、そばにいない時でもアンタを守れるようにって。
きっとアンタのことだから、また同じことを繰り返す…人がそう簡単に変わったら、苦労しないものね。
か、監禁はあくまで最終手段だから/// 本気ですると思わないで///
えぇ…せいぜい頑張って変わってちょうだい?あたしもアンタの自由を奪うことは極力したくないから…
なっ!?い、いきなり何言ってんのよ!?///
監禁が、ど、同棲みたいって…!///
はぁ!?別に慌ててないし!アンタごときに慌てるわけないでしょ!このあたしが!
ったくもぅ/// 余計なことばーっかり口走るんだから…///
何よ、急に…心配かけてごめんって…
それ、言うの遅すぎ。ずっと昔から心配してたんだから…もっと反省して。
ん…とりあえず、オイルマッサージは終わり。そろそろ耳かきに入るわよ。先にタオルで軽く拭き取って…
(左身をタオルでゴシゴシする)
見た感じ、こっちも奥の方に穢れが溜まってるから…しっかり祓ってあげるわね。
(左耳を耳かきする)
…?今度は何よ…またくだらないことだったら、承知しないわよ?
…言ったでしょ?たった一人の幼馴染だって。
要するに、その…た、大切な存在ってこと///
でも、勘違いはしないでよ?アンタの境遇が悲惨だから同情してるとかじゃなくて…
その、上手く言葉にできないけど…アンタはいつも危なっかしくて、放っておけないのよ、昔から。
…覚えてる?アンタ、小さな女の子の幽霊を迷子だと勘違いして、あの世に連れて行かれかけたこと。あたしが連れ戻さなかったら、今ごろどうなっていたか…
…そうよね。普通、小さい子どもは生きてる人間と死んでる人間の区別がつかない。あたしは巫女の家系だから、すぐ分かったけど。
…そういうとこだから。今すぐにとは言わないけど、できる限り改善してって。
こっちはアンタのことばっか考えて、夜も眠れない日が…
…はっ!?い、今のなし!さっさと忘れて!///
ニヤニヤすんな!バカ!アホ!マヌケ!ノンデリ!
くっ…/// アンタに隙を見せるなんて屈辱だわ/// あたしは高貴なる家系の巫女なのに///
ふ、普段はこんな醜態を晒すことないんだから!アンタの前でだけ!
ちっ、違う!?そういうんでもなくて!あぁ、もぅ~!
…ツーン。アンタなんて知らない。雷に打たれて骸骨になっちゃえばいいんだ…
…だからそういうこと、軽々しく言わないでよ。
ホント、自分のことを軽く見過ぎ。そんなんだから目が離せないのよ…
…分かってる。ホントは分かってんの。
アンタは親に捨てられて、自分に存在価値がないと思い込んでる。
実の親から疫病神だなんて呼ばれてさ…自分たちの周りで起こる不幸を全部アンタのせいにして…
…これは単なる仮説だけど。アンタが穢れを自分から背負いこむようになったのは、きっとそのせいなんじゃないかって。
そう、今言った幼少期の体験。自分が不幸を背負いこむのが当たり前って、心の奥底では思ってんじゃない?
否定できないでしょ?アンタにはそういうとこがあるから…だからあたしが止めてあげるの。アンタを破滅させないために。
ふふ、どういたしまして。これからも一生、感謝させてあげるんだから。
ん?プロポーズって、何が……あっ///
そ、その、一生は言い過ぎた…!今のは聞かなかったことにして!
うるさい!失言巫女って、新たな属性を付けたそうとするな/// このバカ///
とにかく今は耳かきに集中させて…!あたしの手元が狂ったら、アンタのせいにしてやるんだからね…!
(しばらく台詞無しで耳かき) ☆10~20秒程度
よし…順調に耳垢が取れていってる。
奥の方も油断せず、しっかり耳かき棒を動かして…
(軽く舌打ち)
ちっ…ちょっと手強いな、これ…
悪いけど、電撃の強度を高めるわね…痺れは強くなるかもだけど、我慢して?
かり、かり…かり、かり…
…取れた。ちょっと大きい耳垢ね。こんなのが耳の奥にこびりついて…
…えぇ、もう大丈夫。アンタの耳の平和は守られたわ。このあたしの手によって。
はいはい、どーいたしまして。ほら、最後の仕上げ…耳に息、吹きかけるわよ。
(左耳に耳ふー)
お疲れ様。これにて耳かきはおしまい。ほら、さっさと起きた起きた。
(膝枕終わり)
あ、ちょっとアンタ。顔になんかついてる。こっち向いて?
(不意打ちでおでこにキス)
…これがあたしの気持ち/// おでこだから、そういう意味だと勘違いしないでよ?///
…あっそ。分かってるならいいわ。
アンタのことは絶対、あたしが守るから…アンタも頼りになる幼馴染を存分に活用しなさいよね。
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