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雨粒のすきま、きみのとなり
written by ねむりはり
  • 甘々
  • 恋人同士
  • 純愛
公開日2026年05月14日 00:32 更新日2026年05月14日 00:32
文字数
2466文字(約 8分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
雨宿り
あらすじ
梅雨の大雨の中、幼馴染の彼女がわざわざ迎えに来てくれた。
商店街の軒先でストールを一緒に巻きながら、昔話や今の気持ちをぽつりぽつりと話す、甘くてあたたかいひととき
本編
■ パート1:出会い・雨宿り開始(約4分)

(強めの雨音、遠くの雷、駆け寄る足音)

あ……! いた。

(少し息を切らしながら)

もう、探したよ?

連絡しても既読つかないし……。
ちょっと心配したんだから。

(ほっとしたように笑う)

え? なんで私がここにいるのって顔してる。

……ふふ。
そりゃそうか。

こんな雨の中、わざわざ来ると思わないよね。

(少し照れながら)

でも……なんか、あなたってこういう日に傘持ってなさそうだなって思って。

それで、
「たぶんどこかで雨宿りしてるなー」って。

……ここかなって思ったら、当たり。

(小さく得意げに)

えへへ。

(雨音が少し強まる)

すごい降り方だね。
さっき走ってきたら、靴びちゃびちゃになっちゃった。

……あ、大丈夫大丈夫。
そんな顔しないで。

(隣へ移動する気配)

じゃあ私も、ここで雨宿りしよっかな。

……隣、いい?

(少しうれしそうに)

ありがとう。

(間)

……雨の音って落ち着くね。

こんなに降ってるのに、
なんか静かで。

(少し懐かしそうに)

あ、そういえばさ。

小学生のときも、
こんな感じで雨宿りしたことあったよね。

覚えてる?

……神社の屋根の下。

帰り道に急に降ってきて、
二人で走って逃げ込んだやつ。

(くすっと笑う)

あなた、あの時も傘持ってなかった。

私の傘に無理やり入ってきて、
結局ふたりともびしょびしょ。

……でも。

なんか、楽しかったな。

(小さく)

ちゃんと隣にいてくれたから。

(少し間)

あの頃からずっと、
こうやって隣にいるの、不思議だね。

……うれしいけど。

■ パート2:二人の時間(約7分)

(雨音が少し落ち着く)

ねえ、このあと予定ある?

……ほんと?

じゃあ、もう少しだけここにいようよ。

(少し近づく気配)

……寒くない?

あ、ちょっと待って。

(カバンを探る音)

ストールあるから使って。

はい。

……一緒に巻けばあったかいよ。

(少し照れながら)

こ、こういうの、
恋人っぽいじゃん。

(小さく笑う)

……顔赤い。

かわいい。

(間)

ねえ。

最近ちょっと疲れてるでしょ。

なんとなく分かるよ。
顔見たら。

……うん。

そっか。

いろいろ重なってたんだね。

(ゆっくり相槌)

うん。

……うん。

それは大変だったね。

ほんと、よく頑張ったと思う。

(少しためらって)

もっと早く言ってくれてもよかったのに。

一人で抱え込むタイプなの、
昔から変わんないね。

(優しく)

でも、ちゃんと話してくれてうれしい。

私はここにいるから。

ちゃんと隣にいる。

(静かな間)

……ふふ。

なにその顔。

ありがとうって言いたそう。

(くすっと笑う)

はい、ちゃんと受け取りました。

あなたって、
昔から不器用だけどちゃんと伝えようとしてくれるよね。

私はそういうとこ、好き。

(小さく)

すごく。

(スマホを取り出す音)

あ、そうだ。

これ見て。

今日の朝撮ったやつ。

(少しうれしそうに)

あじさい。

駅前ですごいきれいに咲いてたんだよ。

……でしょ?

梅雨ってじめじめして嫌だって言う人多いけど、
私はあじさい見られるから嫌いじゃないな。

……え、あなたも?

(うれしそうに笑う)

ほんと、似てきたね。

でも、
好きなものが同じってうれしい。

(少し間)

……ねえ。

今、幸せ?

(照れ隠しみたいに笑う)

ごめん、急に変なこと聞いた。

でもなんか、
こういう雨の日って聞きたくなる。

……そっか。

(安心したように)

よかった。

私も、幸せ。

■ パート3:距離が縮まる時間(約8分)

(しとしととした雨音)

……少し弱くなってきたかな。

でも、まだ降ってるね。

(くすっと笑う)

もう少しここにいられるか。

……ねえ。

少しだけ、
もたれかかってもいい?

(そっと寄り添う)

……ありがと。

(ほっと息を吐く)

なんかさ。

こういう時間って特別だなって思う。

どこかに行くわけでもなくて、
何かするわけでもなくて。

ただ並んで雨を見てるだけなのに。

……すごく好き。

(少し間)

あなたのこと、
好きになったのいつだと思う?

(小さく笑う)

私ね、
あなたより先に好きだったんだよ。

……ほんと。

中学の体育祭のとき。

あなたがリレー走ってるの見てたら、
なんか急にどきどきして。

「あ、好きなんだ」って。

なんとなく分かった。

(照れ笑い)

それからずっと。

……長かったんだから。

でも、
怖くて言えなかった。

幼馴染だったし。

今の関係が壊れたらどうしようって。

だから、
告白されたときほんとにびっくりしたんだよ?

夢みたいで。

(笑いながら)

なんで私が泣きそうになってるんだろ。

……ばか。

(軽く寄りかかる)

でも、
うれしかったんだもん。

(静かな間)

……ねえ。

これからも、
ずっとそばにいてほしいな。

大げさかな。

でも、
ほんとにそう思う。

あなたが隣にいると安心する。

世界が全部、
やわらかくなる感じがして。

……うまく言えないけど。

(しみじみと)

大切にするから。

ずっと。

(間)

……ふふ。

なんか、
帰りたくなくなっちゃうね。

■ パート4:雨上がり、一緒に帰ろう(約8分)

(雨音が少しずつ弱くなる)

……あ。

ねえ、見て。

雨、だいぶ弱くなってきた。

(外を眺めながら)

さっきまであんなに降ってたのにね。

なんか不思議。

(小さく笑う)

でもちょっとだけ、
このままでもよかったかも。

あなたとこうしてる時間、
好きだから。

(静かな間)

……ねえ。

手、冷たい。

(そっと触れる)

ほら。

ちゃんとあっためないと。

(優しく笑う)

昔からそうだよね。

自分のこと後回しにするの。

(少し近づいて)

でも、
今日は私がいるから。

ちゃんと甘えていいよ。

(間)

……雨の匂い、好きだな。

アスファルトの匂いと、
少し湿った風の感じ。

なんか、
夏の前って感じする。

(くすっと)

あなたといると、
こういう小さいことも特別になるね。

(少し間)

……あ。

見て、空。

向こう、
ちょっと明るくなってる。

もうすぐやむかな。

(静かに)

今日は来てよかった。

ちゃんと会えてよかった。

(やわらかく)

あなたの顔見たら、
安心した。

(少し照れながら)

……好きだなあ。

ほんとに。

(間)

ねえ。

帰り、
駅まで一緒に歩こっか。

まだ少し降ってるし、
傘、入れてあげる。

(くすっと笑う)

今度はちゃんと濡れないように。

(そっと近づいて)

……でも、
少しくらい近い方がうれしいかも。

(静かな間)

ほら。

行こ?

(やさしく)

ゆっくり帰ろう。

一緒に。

(雨音が少しずつ遠ざかる)

……またこういう日、
一緒に過ごそうね。

(最後、小さく)

だいすき。

(雨音フェードアウト)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
雨粒のすきま、きみのとなり
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
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