年上彼女と一緒に過ごすクリスマスシチュエーションです。

（歩きながら）
はぁ～。
イルミネーション、綺麗だったね。
今日は雪も降ってて、ちょっとロマンチックだった。

今、何時？
…もう、そんな時間かぁ。

…。

ねぇ、ちょっとこっち向いて？
…うん。　じっとしててね。

ぎゅー…。

えへへ…。　今日はありがとね。
デート、すっごい楽しかった。

ううん、そんなことないよ。
今日どこ行くかとか、いっぱい考えてくれたんだよね？

ふふっ、わかるよ、それくらい。
いつもより、緊張してたでしょ？
ちょっと手、震えてた。

私のために、いっぱい考えてくれてたのが嬉しくて。
キミのこと、もっと好きになった。

…。

あのね…。
今日は、まだ「バイバイ」って言いたくない…。

…うん。
キミが良ければ…だけど。
私の家、来ない…？

…ほんと？　よかった…。　
じゃあ、行こっか。

---

君のコート掛けとくから、こたつ入ってていいよ。
うん、雪でちょっと湿ってるけど、暖房かけるから、すぐ乾くと思う。

そうだ、飲みたいものある？
ん、わかった。
じゃあお湯、準備するね。

…。

よし、できるまでちょっと時間かかるから。
隣、座るね？

よいしょ…。
ふぅ…あったかいなぁ。

そんな緊張しなくていいんだよ？
まぁ…私の家、来るの初めてだもんね。

実はね、ちょっと怖かったんだ。
私から誘って、断られたらどうしよう、って。

ふふっ、そう言ってくれてよかった。

…ピアス？
えへへ…似合ってるかな？　ありがと。
今日貰ったの嬉しくて、すぐ付けちゃった。

飾りが雪の結晶になっててさ。
キラキラしてて…綺麗。

ありがとね。
今日はたくさん、キミにもらっちゃった。

…そうだ。　目、瞑っててくれる？
うん。　ちょっと待ってね…。

（キス）

ふふっ。　ビックリした？
私からのプレゼント。

…ねぇねぇ、またぎゅーしてもいい？
うん…。

ぎゅー…。

すごく…ドキドキしてるね。
この後のこと…期待してる？　…ふふ。

（電気ケトルの「カチッ」音）

ん、お湯できたみたい。
淹れてくるから、ちょっと待ってて。

…。

はい、どうぞ。　熱いから気を付けてね？
…美味しい？　よかった。

（飲みものを啜る音）

ん…おいしい。
うん、私もキミと同じやつ。

ねぇ…肩、借りてもいい？
えへへ、ありがと。

（少し呼吸音）

…今日、泊まってくよね…？

ふふっ。
いやだったら、そもそも誘わないよ。

クリスマスだしさ…
もうちょっと、進んでもいいでしょ…？

・台本（ゆるボイ！）
それぞれのクリスマス（年上彼女編）
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
のみやま