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後輩のコトバ。
written by 時雨奈加古
  • 告白
  • 学校/学園
  • 後輩
  • 年下
公開日2021年07月12日 18:58 更新日2021年07月12日 18:58
文字数
845文字(約 2分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩
視聴者役柄
先輩
場所
部室
あらすじ
辛口な後輩との部活。
いつも評価は低い。でも………。
本編
せーんぱい!どうしたんですか、暗い顔して。部活の時くらい明るくしましょうよ!え、さっきの演奏どうだったか?それを私に聞きます?言う時は辛口になるのに、それを覚悟して聞きたい………ですか。分かりました。
 まずそもそも連符弾けてますか?勢いで誤魔化しているようにしか聞こえませんでした。あと周りとも合って無かったです。合わせる気ありましたか?先輩だけ走ってましたよ。譜面だって覚えてないですよね、顔が不安に見えてきてこっちまで不安になりましたよ。全くもって何をしたいのかわからなかったです。総じてゼロ点。
 なんであそこまで下手くそに弾けるのか不思議ですよ。焦っているのか分かりませんけど、もう少し丁寧に練習したらどうなんですか?

(ドアを開けて出ていく)
あー先輩待ってくださいよ!言い過ぎましたって!

 ここにいたんですか。屋上なら気分も晴れるから来そうだなって思ったら案の定。わかりやすいんですよ、先輩は。

 先輩、なんで私があそこまでボロクソに言ったか分かりますか?
簡単ですよ。もっと先輩に上手くなって欲しいからですよ。そりゃ学年で言ったらわたしは後輩ですけど、この部活は私の方が先輩ですから。
 それに先輩には素質があるんですよ、ベースのね。逆にこの数ヶ月でここまで私に食いついて来るのが凄いんです。先輩が初めてなんですよ。私にここまで言わせるのは。だから言ってるんです。そして来年には私を追い越してくれるといいなーって思ってます。普段は厳しく言ってるからコノヤローとか思ってるかもですけど、私は先輩のことを尊敬してますよ。あと、個人的に………
(壁際に押し付ける)
 好きなんですよ。どういう事かって…恋愛感情の好き、です。好きでもなかったら先輩なんてとっくに放ってますよ。上手すぎてムカついてね。でもそんな先輩でも私を先輩のように慕ってくれたし、時には私に教えることもあった。そして先輩は、私を頼った。何かあるとすぐに私に相談してくれた。私も次第に先輩を好きになった。もちろん返事はすぐじゃなくていい。でも

待ってます。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
後輩のコトバ。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
時雨奈加古
ライター情報
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