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天才剣士(次女)とのヤンデレな日常
written by 松平蒼太郎
  • 少女
  • ヤンデレ
  • 敬語
公開日2021年07月19日 20:46 更新日2021年07月19日 20:46
文字数
1700文字(約 5分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
天才剣士(三姉妹の次女)
視聴者役柄
見習い剣士
場所
隠れ里
あらすじ
pixivにて投稿中の「剣士三姉妹シリーズ」のifシリーズ第二弾。「天才剣士(次女)との日常」の天才剣士がヤンデレだったら?というお話。
本編
あ、こんにちは。

こんなところで会うなんて奇遇ですね。今日も剣の修行ですか?

なるほど、ここならたしかに人も来ませんし、一人で集中したいときにはうってつけですね。

つまりここは君の秘密の練習場と。

ふふっ、ぶらぶら散歩に出かけたらいいところ、見つけちゃいました。

え、ちょっと、どこ行くんですか⁉︎

別にわたしが来たからって立ち去る必要ないじゃないですか!

天才剣士さまに下手な剣は見せられないって、そんなの気にしませんから!

あと、わたしは天才剣士ではありません!

ど、道場破りの話はやめてください!

あの時期はちょっとやんちゃしてただけなんです!

黒歴史を掘り起こすのはそのへんにしてください…今はちゃんと反省してますから…

うぅ、思い出すだけで恥ずかしいです…

た、たしかに地元の剣の名手はあらかた倒してしまいましたが………

え、地元以外の、全国的に有名な剣士も倒してるって、どうしてそのことを⁉︎

まさか君にそこまで知られていたなんて…もうお嫁に行けません…

え、結婚願望ですか?そりゃありますよ。

わたしも好きな人とは結ばれたいですし。わたしだって一応女の子ですから。

好きな人、ですか…えと、今はいない、です…

そ、そういう君こそどうなんですか?誰か好きな人とかいるんですか?

今は剣一筋だから恋愛にはあまり興味がない、ですか…

もし君のことを好いている人がいたとしたら、その人のこと、見逃しちゃいますよ?

一つのことにひたすら集中するのもいいですけど、たまには別のことに目を向けてもいいと思います。

別に不機嫌になんてなってません。気のせいです。

そんなことより、今から君の剣の修行に付き合ってあげます。

なんか機嫌悪そうだから、遠慮しとくって、そんなつれないこと言わないでください。

一人より二人で修行した方が上達も早いですから。さ、いきますよ。構えてください…

(稽古後)

へぇ…腕前、かなり上がったんじゃないですか?わたしの知らないうちにこんなに…

え?ちゃんと驚いてますよ?たしかに君の剣は全部受け流しましたが…

はい、本当に強くなったと思います。

こんなことで嘘はつきません。この短期間でよく頑張りましたね。

剣聖様にもおんなじことを言われたって、姉さんに会ったんですか⁉︎大丈夫ですか⁉︎なにかされませんでしたか⁉︎

そりゃ心配しますよ。あの人、気まぐれでなにしでかすかわかりませんし…

なるほど…姉さんに剣の極意を教えてもらいにいったわけですか…

あのメス豚、わたしの彼に手を出したらタダじゃおかない…あ、いえ。なんでもありません。

まぁ一応わかりますよ?姉さんは剣聖と呼ばれるくらいの剣の達人ですし、教えを乞いに行きたくなることくらい。

とりあえず姉さんには気をつけてくださいね?

どうしてって……姉さん、気に入った人をすぐおもちゃ扱いしますから。

遊ばれないように注意してくださいってことです。

って、話し込んでたら日が暮れてしまいそうですね。早く帰りましょうか。

…えっと、その、もしよければ少しこちらに寄っていただけませんか…?

はい、ありがとうございます……(手刀) ふふ、相変わらずチョロいですね、君は。

剣の腕も未熟で脇も甘い……おまけに純粋で人を疑うということを知りません。

そんなだから、わたしみたいな悪い人に付け込まれるんですよ?

ふふ、可愛い寝顔。けどさっき言った君の欠点は、わたしから見れば全部美点です。

大体、可愛すぎる君がいけないんです。

おかげで手元に置いておきたくなっちゃったじゃないですか。

妹ちゃんにも姉さんにも君のことは絶対に渡さない。

よいしょっと…わたしでも持ち上げられるくらい軽いんですから…しばらくここで寝ていてください。

ふう…それにしてもこんなに華奢な体でよく剣を学ぼうとしたものです。

けど安心してください。これから君のことはわたしが守ってあげますから。

さて、そうと決まれば…彼に色目を使うメス豚どもを排除しなければいけませんね。

妹ちゃんは余裕で葬れるとして…問題は姉さんですね。

剣聖と呼ばれるくらいですから、一筋縄ではいきませんし…

まぁ姉さんとて人間。必ず隙はできるはず。

無防備に寝ているところにでも、闇討ちを仕掛ければいいでしょう。

君はここで待っていてください。すぐに全部終わらせてきますから……
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
天才剣士(次女)とのヤンデレな日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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