（インターホンの音が鳴ってドアが開く音）
あ、まってたよ！　ひさしぶり～大きくなったね～
私好みの男になっててお姉ちゃんうれしいぞ！
早く中入って！

（家の中）
大変だったね～終電逃すなんて。
うんうん、大学のサークルの歓迎会？ギリギリまで吞んでたら帰れなくなった？
んっ、そのサークル変な先輩いない？大丈夫？
お姉ちゃん心配だな・・・
たまたまお姉ちゃんの家が近くてよかったね。

さてと、もう遅いし寝る？
うん、寝ようか。
あ、客用の布団無いから一緒のベッドだからね。拒否権はないよ？

（ベッドの中）
懐かしいね。昔はお互いの家によく泊まりに行ってこうして一緒に寝てたよね。
あれ、どうしたの顔赤くして。緊張して寝れない？なんで緊張してるの？
ん～なんで緊張してるか分からないけど耳かきする？
耳かき気持ちいいしリラックスできるし。
しかもお姉ちゃん耳かきがすごく上手なのです！
さあさあ私の膝に。

（右耳）
まずは右耳からだね。耳かきいれますよ～
どう？気持ちいい？
そう、よかった！
まあ？お姉ちゃん耳かきのプロですから気持ちいいのは当然なのですよエッヘン！

君は彼女さんとかいないの？
ふ～ん、いないんだ。
じゃあ、まだ彼女枠は空いてるんだよね？
ではこの私をぜひ彼女に・・・
ねー！無視しないでよ！
はい！私を無視する悪い右耳はおしまい！
次は左耳。ごろーん。

（左耳）
お姉ちゃんが彼女になったら良いことたくさんあるのにな～
まず可愛いでしょ。料理ができる。耳かきで君のことを癒してあげられるでしょ～
そして世界で君のことを一番愛してあげるよ？
まあ君から私にアプローチしてくれる日を待ってるよ。

明日は何か用事あるの？
うんうん。
じゃあさ、お姉ちゃんとデートしょうよ。
観たい映画があるんだ～。
決定ね！

はい！左耳もおしまい！
ん？寝てる？
お酒入ってるしそりゃ寝るよね。
おやすみ。

・台本（ゆるボイ！）
近所に住んでたお姉ちゃんに久しぶりに会って耳かきされる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ぴろしき