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圧倒的立場の社長様から迫られる
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公開日2021年08月03日 17:16 更新日2021年08月03日 17:16
文字数
1901文字(約 6分21秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
社長。強気なバリタチ。
視聴者役柄
営業。まだノンケ。真面目で負けず嫌い
場所
社長室→ブティック→パーティー会場
あらすじ
あなたは大企業の社長です。新入社員の頃から目をつけていた優秀な社員である彼女(営業)を口説くためにあらゆる手を使う。
マイフェアレディのようなシンデレラストーリー。
https://twitter.com/ichika_voice/status/1417666853271326725?s=21
いちか様のツイートから着想した、勝手に二次創作です。
本編
呼び立ててごめんなさいね
今季の営業成績はあなたがトップだと報告を受けているわ
実際にあなたから色々聞いてみたいと前々から思っていたの
ああ、固くならなくていいわ
もっとざっくばらんに話しましょう?

(資料をめくる音)
例えばこの件だけど、他社とのプレゼンではウチが不利だったはずよね
どうやってひっくり返したの?

うん

うん

それで?

うん

なるほど…

ではこちらの案件は…?
(資料をめくる音)

うん

うん



あなたのような人材が我が社にいるのはありがたい事ね
よくやってくれているわ

ところであなたはもっと上の立場に興味はない?今のままで満足?
あなたの才能は営業だけにしておくにはもったいないわ。どうかしら?私の補佐役をやってみない?

私に付いて会社の運営などを学びなさい
もちろんあなた次第ではあるけれど、重役に就く事も夢ではないわよ

あら?そんなに驚く事でもないでしょう?
あなたも知っての通り、ウチは実力のある者はどんどん重用していく方針よ

うん?
確かに一足飛びに社長補佐になった人はこれまでいなかったわね
ふふっ
それだけあなたを買っているという事よ

待遇などは第二秘書に伝えてあるから、帰りに聞いてみると良いわ
返事は明日の午前10時、私の携帯に直接電話してちょうだい
はい、これが私のプライベートの番号よ
良い返事を期待しているわ

(小声で)
逃がさないわよ、子猫ちゃん


[翌日]
昨日の返事、そろそろ電話が来る頃ね

(携帯の着信音)
もしもし。ええ、私よ
そう!引き受けてくれるのね!
嬉しいわ
じゃあ早速、今夜予定しているパーティーにあなたを連れて行くからそのつもりでいてね

服?
いいわ、それは私に任せなさい
あなたは午前中に大まかな引き継ぎをして、13時に社長室まで来なさい
いいわね


[幕間]
(ノック音)

いらっしゃい
昼食は済ませた?
じゃあこれから出かけるわよ

(車の排気音)

さあ、着いたわ
私の行きつけのブティックなの

(店内に入る音)

[ブティックの店長に向けて話す]
店長、急な話でごめんなさいね
連絡した通り、彼女のコーディネートをフルでお願い
パーティーは今夜なのよ

それから、ついでに普段の仕事用のスーツも何着か見立てて、いつものところに送っておいてちょうだい
頼んだわよ

[彼女に向けて話す]
店長に任せておけば間違いないわ

私もここで支度をして行く予定だったのよ
さぁ、綺麗になっていらっしゃい
また後でね


(カーテンの開く音)
あぁ、本当に可愛いわ、注文通りね

そのコーデならこのネックレスが似合うわ
こちらへいらっしゃい、つけてあげる

(耳元で囁き声)
何を赤くなっているの、子猫ちゃん?
恥ずかしい?
大丈夫、とても綺麗よ

それとも、ひょっとして…
私に見惚れているのかしら?
だったら嬉しいわね

「どういう意味?」
さぁ、どういう意味かしら
[意味深に笑う]


さあ、これが新しい名刺よ
パーティーはこれからなんだから、シャキッとなさい


(車の排気音)

[場面転換 パーティー会場]

(ざわめき音)
えぇ、新しく私付きになった子よ
ウチの有望株なの
これからよろしくお願いしますね


ふー
これでだいたいのところは顔を繋げられたかしら

大丈夫?疲れた?
だってほら、笑顔がひきつってるもの
休憩室があるから、そこで少し休みましょうか

(戸を閉める音)(ざわめき音消える)
少し無理をさせてしまったかしら?
でも今日のパーティーはあなたの顔を繋ぐのに、どうしても参加して欲しかったのよ

いろいろと聞きたいことがありそうな顔ね

「服や新しい名刺がどうして用意されていたのか」ね
ふふ、その気の強いところも良いわね
実はあなたのことは事前に調べさせていたのよ

一つはその実力の高さ
仕事熱心で真面目、顧客とも真摯に向き合うから信頼を得るのも早い
あなたが狙った顧客は大抵取れているし、顧客満足度の高さも納得よね

そして以前、営業部長と揉めてからは、彼よりも上になろうとする野心家でもある

だから一足飛びに社長補佐に抜擢すれば、このチャンスを逃すような事はないはずだと踏んだわ

違ったかしら?

ええ、私には情報収集の得意な子たちがいるの

ねぇ子猫ちゃん
もう一つ、あなたを選んだ理由があるわ

あなた、私のものにならない?
入社した時から気になっていたの

その性格、向上心の高さ、部下や顧客に対する態度、仕事熱心で優秀。どれをとっても私の好みよ
もちろん見た目もね

もちろん、仕事も本気でやってもらうわ
からかってなんかいないわよ
[抱き寄せる]

(囁き声)
嫌なら逃げなさい

(リップ音)

逃げないの?
「逃げられるわけがない」ってどうして?
「私が社長だから」…か
そうね。最初はそれでも良いわ

それに…その悔しそうな顔もそそるもの
ふふっ

でもね、後悔はさせないわよ
騙されたと思って、私に堕ちていらっしゃい
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
圧倒的立場の社長様から迫られる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者

ライター情報
シチュエーションボイスの台本、主に百合専で書いていますが、色んなジャンルに取り組んで参ります。
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