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優しいお姉ちゃんが傘を届けてくれる話
  • 純愛
  • ヤンデレ
公開日2021年08月03日 19:10 更新日2021年08月03日 19:10
文字数
1357文字(約 4分32秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お姉ちゃん
視聴者役柄
場所
学校から家までの帰り道
本編
よっ!!
心優しきお姉ちゃんが~寝坊して傘を忘れていった君に傘を届けに来てあげたよ~
まま、一回私の傘の中はいりなって、そこにいると濡れちゃうでしょ?
……よ~し帰ろっか
ん?君の傘?今私たちが入ってる傘があんたの傘だよ?
そんなに嫌がらなくてもいいじゃ~ん小学生のころは一緒の傘に入って学校通ってたじゃ~ん
OKOKわかってるよ、自分の弟がもう高校生だってのは近くで見てきた私がよ~~くわかってる
でもさ?偶にはいいじゃん?こう…幼いころの気持ちを思い出す…みたいな?感じでさ、一緒にお話ししながら帰ろうよ~
家と学校の距離そんなに離れてないけどさ、この雨の中帰ったら服ビショビショで気持ち悪いし身体冷やしちゃうかもしれないよね~
……よしっ、じゃあ一緒に帰ろっか

そ~いえばさ、あんたって今彼女とかいるの?…ふ~んいないんだ
まぁ、今年あんたも受験だしね、色恋なんてしてる暇ないか
それに~身内にこんなかわいい娘がいたらほかの女の子が恋愛対象に入らないか~
………なにその反応は、あんたが知らないだけでお姉ちゃん実はモテるんだからね?
大学だと男に声かけられない日のほうが少ないんだから…あんたお姉ちゃんが嘘ついてると思ってるでしょ、そうやって顔に描いてあるし…って違う違う今は私じゃなくてあんたの話したかったんだった
クラスで仲いい娘とかはいるの?…………姉さんには関係ない、ねぇ…その反応はいるんでしょ?そうなんでしょ~
ほらほら~白状しちゃいなよ~……ほ~らやっぱりいるんじゃ…え?時々一緒に帰ったりもしてるの?え、嘘、私そんなの知らないんだけど…え?ほんとに?中学同じ娘?…別の中学…
その娘って今日はもう帰った?…委員会の仕事でちょっと残るって言ってた、か~そっかそっか…あんたちょっと肩濡れてない?ちょっと傘小さかったかなぁ?ん~ちょっと寄れば濡れなさそうじゃない?ほ~らちょっとこっち寄ってよ…いいから!ほらこっち!!!
…よし、これで二人ともしっかり傘の中に入れたよね…腕離せって?ヤダね~どうせ離したら距離とる気でしょ、お姉ちゃんはお見通しなんだよ
だから、今日は家帰るまでこのまま腕離さないからね
あんたに拒否権はないの!!わかったら腕振り払おうとするのをやめて?ね?
よしよし優秀な弟を持ってお姉ちゃんは幸せだよ~
……今のこの状況ってさ、私たちが姉弟だって知らない人が見たらカップルに見えたりするのかな?
ん~?顔赤くなった?……ぎゅーっ、おっ耳まで真っ赤じゃん、かわいいな~
……今隣通って行った自転車って…違う?やっぱり今の娘なんだ~…絶対見られちゃったよね、私がハグしてるとこ
…そんなに怒らなくてもいいじゃん…そもそもあんたは私のなんだから
私はあんたのことずっっと見てきた、昔からずっとあんたのことが好きだった
でも血が繋がってると結婚はできない…だから静かに見守ろうと思ってた
だけどさ、私気が付いたの
結婚だけが全てじゃない、って
結婚なんてしなくても一緒に生活することはできるし、ずっと一緒にいたからこそお互いのことは分かってるわけじゃん?
それに、家庭も築けるんだよ
血が繋がっていてもね
それに気が付いたらさ、あんたのこと誰にも渡したくなくなったんだよね
おっ…家もう着くね
この週末さお父さんとお母さん二人で旅行行くんだよ、知ってた?
今日のお昼にもう出かけて行ったから家にいないんだぁ…
だから、さ
二人で、楽しもうね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
優しいお姉ちゃんが傘を届けてくれる話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
キタノアラヤ@創作
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