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ヤンデレスライム娘は勇者と一緒にいたい
written by unknown
  • ファンタジー
  • 敬語
  • 少女
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • サイコパス
公開日2021年09月05日 09:00 更新日2021年09月05日 08:40
文字数
1542文字(約 5分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
【使用時のお願い】
・台本を使用する際は作者名の「unknown」か、リンクを貼っていただくようお願い申し上げます。
・()は状況の説明や、読みやすさの為のものです。()内は読まなくて大丈夫です。
・使っていただけたことをTwitterか作品のコメントで報告していただければぜひ聴きに行かせていただきます。
・アレンジOKです。必要に応じて改変してくださっても大丈夫ですよ~

勇者であるあなたは、恋人に会うために故郷へと戻ります。そこで出会ったのは、1匹のスライムでしたが……?

お久しぶりです。
久方ぶりにちょっと長め(当社比)の台本になりました。
本編
ひっ、ゆ、勇者…!?
な、何でこんなところに……あぁごめんなさいごめんなさいお願い倒さないで…!
あ、あたしまだ誰も食べたりしてないです……
人も襲ったりしてません…だからお願いします…い、命だけは……!
……はい、そうですよね許してくれるんですよね…って、え?
ほ、ほんとに見逃してくれるんですか!?
「そんなに俺は怖がられてるのか」、ですか?
はい、勇者さんの噂はこの地にも伝わってきます!
魔王軍の幹部相手に片手で勝利したとか、ドラゴンをちぎっては投げちぎっては投げ、とか……!
ど、どうしました?
え!?その噂って嘘なんですか!?
(主人公、事情を説明する。)
なるほどなるほど…「確かに幹部も倒したし、ドラゴンと戦ったりもしたけど噂になるようなことはしてない」ですか…
確かに、そんなに強かったらとっくに魔王様を倒して、世界を救ってますよね……
はい、あたしは時折聞こえてくる勇者さんの噂から、それはそれは恐ろしい人間だと思ってました…
…そういえば、勇者さんはどうしてこんな辺境の地に来られたんですか?
あたしの知る限り、この辺には強いモンスターも、魔王軍の幹部の方もいないはずですけれど…
えっ、「恋人がいるから会いに来た」、ですか!?
い、いえ、そうですよね!
勇者さんもお相手がいてもおかしくないような年ですしね!
(小声で)…やっぱりそうかー……
いえ、何でもないですよ!
でも、勇者に恋人がいたなんてこと、魔王軍の誰も知らないと思いますよ?
そんなことバレたら、あの魔王様ですし、絶対に人質にするでしょうねぇ……
あ、もちろん誰にも言いません!
こう見えてあたし、口は固いんです!
…体はこの通りふにゃふにゃで柔らかいですけどね、あはは…
「彼女を待たせているから、もう行かないと」、ですか?
そうですね、あまり時間が経つと心配させてしまいますからね!
では、またいつか冒険のお話を聞かせてくださいね?
では、さよなら!
(数ヶ月後)
あ、いたいた!おーい!
お帰り、今回は早かったね?
君とは、普段はなかなか会えないから……
こうしてまた会えたのが嬉しい♪
ねぇねぇ、旅の話を聞かせてほしいな
どんな国に行ってきたのか、私も興味あるな♪
(彼女の家)
ふんふん、そっか~…それは災難だったね……
え?私?別にいつも通りだよ?
「正体を現せ」って……そっか
もう、気付いちゃったんですね
はい、そうです
あなたの彼女は、もう生きてはいません
でもっ、でも聞いてください!
あなたと会って話したあの日から、あなたのことを考えると変な気持ちになるんです!
…本来、魔王の魔力によって生み出されるモンスターは、感情に乏しいんです
特に恋愛感情なんて、モンスターにとってはまったく必要ないものなので
なのにあたしには存在しない感情が芽生えてしまったんです
あなたにもう一度会いたくて、顔を思い浮かべるともっと会いたくなって、でも会えなくて……!気が、狂いそうでした
勇者さんの村に行けば、いつかやって来るとも思いましたが…
所詮あたしはスライム、れっきとしたモンスターです
のこのこと姿を見せれば、他の人間に倒されてしまいます
それだけは嫌でした
あたしに感情をくれた人、あなたのそばにもっといたい、話したいと思って
だから、あたしが勇者さんの恋人になればいいんだと考えたのです
あの人が一人になったところを見計らって、脳を食べて体を乗っ取りました
記憶も、細かいしぐさのクセも完璧に同じです
「ふざけるな、彼女を返せ」…そう、ですよね
分かってるんです
あたしのやってることは自分勝手です、でも、もうこの感情を止められそうにないんです……!
大丈夫です、彼女の人格もコピーしていますから
あなたが見て、近くで話してくれるなら
その目に映るのは私じゃなくてもいいんです
あなたのそばにいられるのなら、あたしは何だってできちゃいますから
いつかあたしのことを見てくれるようになるまで、ずーっと、一緒ですよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレスライム娘は勇者と一緒にいたい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
unknown
ライター情報
 unknownと申します。リクエスト等もできる限り受け付けますので、お気軽にお声かけください~
有償販売利用の条件
すべて有償利用可ですが、事前にお声がけ下さりますようお願い申し上げます。
利用実績(最大10件)
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