自分を起こす声で目を覚ますと天使のような羽根を持った堕天使の女の子が目の前にいた。
自分を耳かきにて堕落させるというその子から優しく耳かきをしてもらうことになる。

(だんだん大きくなる)おーい、おーい、起きてくださーい。

あ、やっと起きた。
初めまして、私は見ての通り堕天使です！
え？天使じゃないのかって？
違いますよー
ほら、天使の輪っかもないですし、羽根もちょっと黒っぽいでしょ？
まぁ、元天使なので間違えちゃうのは仕方ないですけどね。

ここに来た理由ですか？
あなたから負のオーラが出てきたので堕落させやすそうだなーと思ってやってきました。
ええ、そうです。
私は人間さんを堕落させるのが仕事なんです
なので…

(座る音)
(ふとももをたたく音)

はい！
来てください！
何してるのかって？あなたに今から耳かきをするんで私のふとももに頭をのせれるようにしているんです。
どうして耳かきか？
だって、男の人って女の人に耳かきしてもらうと簡単に堕落していくって堕天使の先輩が言ってましたよ。
なので、早く私のふとももに頭乗せちゃってください。

(頭をのせたときの音)

観念しましたね。
それでは、耳かき始めていきますよ。

(左の耳かき開始)

耳垢が結構、溜まってますね。
ちゃーんと取ってあげますからしっかり堕落してくださいね。
あ、もし痛かった言ってくださいね？
まぁ、顔を見る限り気持ちよさそうなので大丈夫だと思いますけど。

(鼻歌)ふーんふーん
私、人に耳かきするの好きなんですよね。
なんでか分からないですけど耳の中をかきかきするのって楽しくて。

(左の耳かき終了)

そろそろ梵天に…
え？梵天の代わりに羽根を使ってほしい？
人間さんがそっちの方が堕落できるのなら構いませんよ。

(羽根をひらひらさせるような音)

ほーら、羽根でこしょこしょー
くすぐったいですか？
でも、気持ちよさそうでよかったです。
もう少しやってあげますね。

(羽根の音終了)

(左耳に息を吹きかける)

震えちゃってかわいいですねー
では、もう一回

(左耳に息を吹きかける)

では、次に右耳をやってあげます。
右耳が上になるようにしてください。

(布がこすれるような音)

では、右耳も気持ちよくしてしっかり堕落させてあげますからね。

(右耳の耳かき開始)

こっちも耳垢溜まってますね。
耳掃除ちゃんとやった方がいいですよ。
かきかきかきかき

え？どうして堕天したかですか？
えーと、なんていうか…天使の仕事ほっぽり出して地上で遊んでたら神様が怒ってしまって…
まぁ、私としては堕天使の方が自由気ままに働けるのでむしろラッキーみたいに思ってますけどね。

(右耳の耳かき終了)

さて、右耳も梵天じゃなくて羽根の方がいいですか？
分かりました。
じゃあ、私の羽根でしっかり気持ちよくなってくださいね。

(羽根をひらひらさせるような音)

左耳の時よりこしょこしょー
本当に気持ちよさそうですね。
今度、私も他の堕天使にやってもらおうかな。

(羽根の音終了)

では、こちらの耳にも

(右耳に息を吹きかける)

本当にかわいいですね。
もう一回、行きますよ？

(右耳に息を吹きかける)

え？もう一回してほしい？
しょうがないですね。

(右耳に息を吹きかける)

はい。
これで耳かきはおしまいです。
堕落しましたか？
まだ、してないんですか？
もーう、じゃあ、また明日も耳かきしてあげますから明日こそ堕落してくださいね。

・台本（ゆるボイ！）
人間を耳かきで堕落させたい堕天使の女の子
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
トラクベルク