あなたのクラスメイトには地味でぼっちな女子がいます。あなたはその子が大好きで、告白することに。果たして想いは伝わるのでしょうか。

あ、あの…。
私のこと呼び出したのって…もしかして…あなた…？

えっえっ…。
地味でぼっちな私に用って…。
私…何か悪いことしたかな…？

ご、ごめんなさい…。
ほとんど話しかけられることないのに…いきなり呼び出されたからどうすればいいか分からなくて…。

う、うん…。
緊張しないように頑張る…。

で、では改めて…。
私に用って…なに…？

うん…うん…。

えっ…えええええ！？

大声出してごめんね…。
でも…私のこと好きって…。

冗談…だよね。
それとも…罰ゲームで告白させられたとか…？

ほんと…なの…？
ほんとに冗談抜きで私のこと好きなの…？

だ…だって私だよ？
地味で性格も暗くて…可愛くないし…。
こんな性格だから…いつもひとりぼっちで…いじめにもあったりして…。
私と一緒にいたら…あなたも何されるか分からないよ…？
あなたに嫌な思いはさせたくないの…。

か…可愛い…？私が…？
あうう…初めて可愛いって言われた…。
あっ…ありがとう…。
うぅ…顔熱い…。心臓も…ドキドキする…。

ふえっ…！？
わ、分かった！分かったから…！
何回も可愛いって言わないで…！

あ、いや…その…嫌じゃないよ！
嫌じゃないけど…恥ずかしいの…。
そんなに言われたら…顔熱すぎて爆発しちゃうよぉ…。

えっ…抱きしめたい…？
えっえっ…どうしよう…衝撃的な出来事が多すぎて頭が追いつかない…。

あっ、う、うん…いいよ…。

うあぁ…私…男の子に抱きしめられてる…。
胸がきゅうって苦しくて…、あなたのことしか考えられないよぉ…。

ええっ！？
なに言ってるの…！？

だって、「抱き心地が良くていい匂いがするからずっと抱きしめてたい。」って…。
さ、流石に恥ずかしいよぉ…。
それに、匂い嗅がれてたなんて…。
うぅ…恥ずかしすぎておかしくなりそう…。

ふぇっ…私からも抱きしめて欲しいって…！？
う、うん…分かった…。

ぎゅー…。

こ、こうかな…。

もっと強く…？

ぎゅーっ…。

あったかい…。
誰かに抱きしめられるのって、こんな幸せな気持ちになるんだね…。
こんなこと…今まで無かったから…。

あっ…。
あなたも緊張してるの…？

だって…心臓の音…聴こえるよ…？
トクン、トクンって…。
それに…こんなに心拍数早くなってる…。
私に抱きしめられてこうなってくれたんだよね…。
嬉しい…。

ぎゅーっ…。
すんすん…。

はぁ…大好き…♪

はっ…！？
いや、えっと…これは違うの！？
無意識に言っちゃったと言うか…。
あああ…無意識だったら余計恥ずかしいよぉ…。
私…なんでこんなこと言っちゃったんだろ…。

う…うん…。
あなたのことは嫌いじゃないよ…？
告白してくれて、私のこと抱きしめてくれてあなたの気持ちは十分伝わったから…。

でも…本当に私でいいの…？
さっきも言ったけど、私はこんな性格だから、あなたも何か言われるかも…。

ぅぁ…ありがとう…。
あなたは…信じても…いいんだよね…。

じ、じゃあ…よろしくお願いします…。

えへへ…夢を見てるみたい…。
私に恋人が出来るなんて…。

すき、すーき♪
すきすき大好きー♪
ぎゅーっ。

やーだ、もう離さないもーん♪
これからは遠慮なくあなたに甘えるんだもーん♪

私ね、やってみたかったことたくさんあるんだ。
一緒に登下校したり、お昼一緒に食べたり、休みの日はデートしたり…。
えへへ…すごく楽しみぃ…。

あっ…あとね！
何も用事なくても電話してもいい？
あなたの声聴くと安心するから…。

うん…ありがとう…。
私ね…まだちょっと信じられないんだ。
こんな素敵な出来事があるなんて。
もう…諦めてたから…。
誰かとこんな関係になるなんて…。

ほんと、優しいね…。
あなたの優しさ、たくさん伝わってくるよ。
だから私も…あなたにたくさん気持ち、伝えていくね♪

これからもずっとよろしくね！
大好き。

・台本（ゆるボイ！）
【男性向け】クラスの地味女子に告白したら可愛すぎて辛い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
メア